024 再び日中に外へ
「凛也君、おかえりなさい」「おかえりなさい! 無事でなによりです」「わぁ、大量ですね!」「ああ、今戻った」 秘密基地に戻ってくると、三人が出迎えてくれる。 俺は早速小学校で受け取った食べ物を確認することにした。 四人でキッチンに向かい、中央…
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第2章 023 お兄ちゃん保護法
あれから、数週間が経過した。 気温も上がり、五月も半ばである。 俺たちは相変わらず秘密基地で生活をしつつ、たまにコンビニへと買い出しに行く。 危険はあるが、今のところ全員無事だ。 また金銭的な問題だが、シスターモンスターとなっている両親か…
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022 好きになった理由
コンビニでのひと悶着を終えた後、俺たちは秘密基地へと帰還する。 帰り道は買った荷物があるため当然行きよりも時間がかかった。 しかしそれでもシスターモンスターに遭遇することはなく、警戒しすぎた分逆に疲労が溜まってしまう。 秘密基地のある山を…
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021 深夜のコンビニ
「いらっしゃいませー。あら? 弟くんじゃない! こんな深夜に来るなんて、いったいどうしたの?」 コンビニに入店すると、早速シスターモンスターが話しかけてくる。 俺のことを弟くんと呼ぶので、おそらくタイプはお姉ちゃんモンスターということだろう…
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020 暗闇の道中
よし、外には誰もいなさそうだ。 あれからメインルームに戻った後、俺が最初に外へと続く梯子を上り周囲を確認した。 三人はスカートなので、俺が後に回る訳にはいかない。 そうして暗い山の中に出ると、懐中電灯を点ける。 最初は光で見つかることを危…
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019 深夜の目覚め
深夜になり、目覚まし時計の音で俺は目を覚ます。 一度寝ている時に鬱実がやってきたこともあり、警戒して周囲を見渡した。 まあ、流石に二度目はないか。 俺はあくびをして体を伸ばすと、着替えて部屋をでる。 ちなみに寝巻はいつも使っているものと同…
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018 長かった一日の終わり
「はぁ……」 今日は、人生で一番濃い一日だった。 俺は現在、数人が入れそうな大きな風呂に入っている。 もちろん、俺一人だけだ。 入浴の順番は鬱実、夢香ちゃん、瑠理香ちゃん、俺になっている。 入浴までにひと悶着あったが、そのことは忘れよう。 …
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017 これからの問題
あの少女たちの正体がシスターモンスターという事実を知った俺たちは、改めて今後の方針を話し合うことにした。 場所は変わらず、メインルームにあるソファーだ。 俺の横には前回鬱実がいたが、今回は瑠理香ちゃんが座っている。 正面は夢香ちゃんであり…
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016 少女たちの正体
『一万円!? 氷帝様の便女お姉ちゃん? ありがとー!』 鬱実が投げ銭した一万円に、スターちゃんが目の色を変えて喜ぶ。 そして、それを見た視聴者からも反応があった。『氷帝様の便女www』『俺も氷帝様の便所になりたいw』『どうせ便女とかいいつ…
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015 スターちゃん
ゼニスケは、スターちゃんと名乗る少女へと変わってしまった。 更に生放送を続けながら、画面に向けて手を振っている。 画面の端には、スターちゃんに興味がないのかのように、先ほどの女性が離れていくのが映っていた。『今日はちょうど手に持っているコ…
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014 新たな情報
そういえば今更ながら、瑠理香ちゃんが何故音楽準備室にいたのか、とても気になった。 秘密基地の案内が終わり、丁度いいこともあって俺は瑠理香ちゃんに理由を聞いてみる。「えっと、音楽で使うリコーダーが何故か無くなっていて、学校のリコーダーを借り…
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013 秘密基地を探検
少し遅い昼食を終えた俺たちは、今後の方針を決める前にこの秘密基地内を鬱実に案内してもらうことにした。 というのも、ここに来てから俺はこの秘密基地内が気になって仕方がない。「ふふ、凛也君にあたしのすべて、見せてあげるね」「ああ、秘密基地内の…
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