1.『あらすじ』
駆け出し(レベル1)と中堅(レベル5)の狭間の物語!
幼馴染のマルギットと共に辺境の地マルスハイムで冒険者となったデータマンチ転生者エーリヒ。彼らは同じく駆け出し冒険者であるジークフリートとカーヤの二人組と共に“忌み杉の魔宮”に挑み、二カ月にも及ぶ冒険の果てに帰還した。しかし疲れ果てた彼らをマルスハイムで待っていたのは、厄介ごとの匂いがぷんぷんする組合からの呼び出しだった。元雇用主に相談することで難を逃れるエーリヒだったが、この先も自らが望む冒険者であるために厄介ごとを振り払えるだけの力を付けようと決意し……!?
ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、第9幕スタート!引用:OVER LAP
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
忌み杉の魔宮での冒険を終えたエーリヒ。
だがそれも束の間、組合からの呼び出しを受ける。
しかしそのまま行ってしまうと、ゆくゆくは囲われる可能性が高かった。
なのでそれを回避するため、元雇用主であるアグリッピナに助けを求める。
それによりエーリヒは難を逃れたが、どうやらジークフリートも狙われているようだった。
エーリヒはジークフリートに対策を提案して、マルスハイムで関わりの深い者たちにアドバイスをもらう。
だがそんな時、ひょんなことから駆け出し冒険者に懐かれてしまい面倒を見ることに。
気が付けば、周囲からエーリヒの一党だと認識されるようになっていた。
また猫頭人で情報屋のシュネーとも出会い、交友を深めていく。
それによりエーリヒたちは、冒険者として依頼を効率よく熟していくのであった。
しかし順調に成果を上げている同時期に、マルスハイムでは怪しげな薬が出回り始めてしまう。
その薬はマルスハイム全体に影響を及ぼし、新たな大事件へと発展していく。
当然エーリヒたちもそれを追い始めるが、結果として今回も強敵と戦うことになってしまうのであった。
果たしてエーリヒたちは、マルスハイムで起きる事件を解決することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻はエーリヒ君たちが一党を結成したり、薬にまつわる事件が発生する展開になっています。
冒険者として有名になったことで、上からの囲い込みが始まりました。
それを事前に予想したエーリヒ君が、アグリッピナさんに相談してどうにかする感じですね。
また駆け出し冒険者に懐かれてしまい、いつの間にか人が集まり始めました。
それが一党になって、たくさんの仲間ができます。
加えて同時期に、マルスハイムでとある薬が出回ってしまいました。
いわゆる服用時に覚醒するあれですね。副作用がヤバイあれです。
それの出所を探る訳ですが、思った以上に根が深そうでした。
今巻だけでは終わらず、次巻まで続くようですね。
それはそうと、今巻では新たなヒロインが出てきました。
猫頭人で情報屋のシュネーちゃんです。
ケモ度がそこそこ高い、猫の獣人という感じですね。
とても可愛らしく、思わずケモナーになってしまいそうです。
エーリヒ君も、シュネーちゃんを気に入っているようでした。
ですがそんな新ヒロインにも、マルギットちゃんは負けていません。
むしろ今巻でとうとう、凄いことが起きましたね。
これはもう、マルギットちゃんが正妻で固定でしょう。
しかしその代わりエーリヒ君が大人になったことで、妖精からの好感度は駄々下がりでしたが。(笑)
まあ、これは仕方がないですね。(^-^;
それと今巻も前巻に引き続き、読み応えが凄かったです。
読み終えた時には、外は真っ暗でした。
個人的には、通常ページのラノベ三冊分くらいの読み応えでしたね。
これは次の10巻(下)も、読み応えがありそうです。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
駆け出し冒険者たちを仲間に加えて一党を結成する今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 9 上 ~ヘンダーソン氏の福音を~
- 著者:Schuld
- イラスト:ランサネ
- 発売日: 2023年10月25日
- 定価:957円(税込)
- 発行:オーバーラップ
- レーベル:オーバーラップ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 ~ヘンダーソン氏の福音を~ (オーバーラップ文庫)
- TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 2 ~ヘンダーソン氏の福音を (オーバーラップ文庫)
- TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 3 ~ヘンダーソン氏の福音を~ (オーバーラップ文庫)
- TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 ヘンダーソン氏の福音を (電撃コミックスNEXT)
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