1.『あらすじ』
ついに決戦の時――対峙するは、闇を統べる大魔王
千年前で、無事に伝説の勇者パーティーの面々を仲間にできた高月マコト。
安心も束の間、各地を支配する魔王集結の報せが届く。
百万の魔王軍に囲まれ絶体絶命のなか、運命の女神から明かされたのは――かつて最弱の烙印を押された水魔法にまつわる真実。
その内容は、劣勢を覆すための手掛かりとなるが……!?
そして、ついに訪れる大魔王との決戦の時。
これまでに講じた様々な戦法を駆使しながら立ち向かうマコトに、大魔王から与えられた一つの選択肢――それは。
「僕の手を取って、一緒に世界を支配しよう」
最弱の少年がマイナー女神と最強へ至る異世界攻略ファンタジー、怒涛の第11弾。引用:OVER LAP
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
千年前の世界にやってきた高月マコトは、そこで大魔王イヴリースを打倒すために活動をしている。
勇者パーティも無事に集まり、まずは西の大陸を支配する魔王ビフロンスを倒すために修行を始めた。
その間マコトは、同じく邪神ノアの信者であるカインと海底神殿に挑み始める。
しかし勇者パーティから一時的に離れるマコトに対して、勇者アベルでもある聖女アンナは寂しい気持ちを募らせていた。
それから一年後マコトたち勇者パーティは、魔王ビフロンスと戦うために大迷宮へと戻る。
待っていたジョニィや他の勇者たちを仲間に加えて、大作戦を実行するのであった。
後半では魔大陸にて百万の軍勢と複数の魔王に囲まれたマコト。
絶体絶命のピンチを迎える中、とある出来事から大魔王イヴリースに謁見することになった。
大魔王イヴリースはマコトの実力を気に入り、世界の半分を渡す代わりに仲間になるように迫る。
RPGプレイヤーのスキルを持つマコトは、その言葉に心が揺れ動かされるのであった。
果たしてマコトは大魔王イヴリースの誘惑を振り切って、千年前の世界を救うことができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は千年前の世界でマコト君が勇者パーティと共に、大魔王イヴリースに挑む展開となっています。
配下である魔王たちとも戦うことになり、激戦続きになりました。
自己犠牲的な戦い方をするマコト君には、仲間たちも心配でたまりませんよね。
またマコト君の魔法の腕は、どんどん人間離れしていきました。
もはやマコト君一人で全てどうにかなってしまうのでは? と思わせてくれるほど頼もしいです。
それと、聖女アンナさんはマコト君に恋し始めているようでした。
なので男性形態である勇者アベルになっていることが、ほとんど無くなっています。
モモちゃんは相変わらずマコト君にメロメロですね。
とても可愛く、千年後の大賢者様とのギャップが凄いです。
ネタバレになるので伏せますが、最後の方での展開は個人的にとても感動しました。
他にもイラ様が最高です。
私は神様の中ではイラ様推しなので、イラ様の信者になります。(笑)
この千年前の世界では、イラ様がノア様のファンを少なからず奪ったことは間違いないでしょう。
それと私はweb版も読んでいたのですが、この作品の中で千年前の世界編が一番好きです。
当時連載されていた時は、とてもワクワクしながら一話一話楽しみにしていました。
そして文庫版を手に取り、モモちゃんの伏線を知りながら読むのが最高なわけですね。
次巻からは大賢者様ではなく、モモちゃんとしてマコト君に甘えるシーンを見るのが待ち遠しいです。
千年前の世界で勇者パーティと共に大魔王イヴリースに挑む今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略 11.救世の英雄と魔の支配〈下〉
- 著者:大崎アイル
- イラスト:Tam-U
- 発売日:2023年5月25日
- 定価: 880円(税込)
- 発行:オーバーラップ
- レーベル:オーバーラップ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略 1.クラスメイト最弱の魔法使い (オーバーラップ文庫)
- 信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略 2.災害指定の転生少女 (オーバーラップ文庫)
- 信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略 3.冷血なる氷の彫刻姫 (オーバーラップ文庫)
- 信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略 1 (ガルドコミックス)
【著者:大崎アイルの別作品】
- 攻撃力ゼロから始める剣聖譚 1 ~幼馴染の皇女に捨てられ魔法学園に入学したら、魔王と契約することになった~ (オーバーラップ文庫)
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