1.『あらすじ』
駆け出し(レベル1)同士、旅は道連れ!?
かつて交わした約束を守り、幼馴染のマルギットと共に辺境の地マルスハイムで冒険者となったデータマンチ転生者エーリヒ。
彼は最初こそ有力氏族とのいざこざがあったものの、その後は一部の実力者から一目置かれつつ冒険者生活を満喫していた。
そんなエーリヒの前に現れたのは、エーリヒと同時期に冒険者になったという少年ジークフリートとその幼馴染の少女カーヤ。
エーリヒをライバル視するジークフリートだけど、あまりに見事な「駆け出し冒険者」っぷりをエーリヒに気に入られてしまったのが運の尽きで……?
ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、新たな友を得る第8巻!引用:OVER LAP
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
辺境の地マルスハイムで冒険者となったエーリヒとマルギットは、この日冒険者証から煤が落ちて紅玉へと昇格した。
本来は昇格に半年ほどかかるものだが、エーリヒとマルギットはこれを季節一つ分で達成している。
そして昇格した紅玉にはどのような依頼があるのかと、二人は依頼の張られている衝立へと近づいた。
するとそこでエーリヒに声をかける人物が現れる。
どうやら同時期に冒険者になった少年と少女のようで、名前を少年はジークフリート。少女はカーヤと名乗った。
最初は先に昇格したエーリヒに対抗心を燃やして絡んできたジークフリートであったが、それを見てエーリヒは逆に気にってしまう。
ジークフリートがいかにもPC1のように見えてしまい、最後は一緒に仕事をしようと誘う始末である。
その後実際に護衛依頼をとある人物から直接依頼をされたエーリヒは、ちょうどいいと思いジークフリートとカーヤに対して、共に依頼を熟そうと誘いをかけた。
二人は金銭面に不安があったのか、エーリヒの誘いを快諾する。
それを切っ掛けにエーリヒは、この護衛依頼の他にもたびたび二人を依頼に誘い始めた。
結果として二人は多くの困難と冒険に巻き込まれていく。
四人パーティとなったエーリヒたちは、果たして無事に依頼を達成することができるのであろうか。
2-2.『感想』
駆けだし冒険者として、着実に実力をつけていくエーリヒ君とマルギットちゃん。
昇格も無事に果たして、本格的に冒険者として活動し始めます。
今回は新たにジークフリート君とカーヤちゃんが、仲間に加わりました。
どちらも駆け出し冒険者であり、エーリヒ君とマルギットちゃんとは同期のようですね。
最初は対抗心を燃やしていましたが、共に依頼を熟すことで少しずつ信頼を勝ち取り、仲良くなっていきます。
ちなみにジークフリート君の名前は偽名であり、英雄の名前を自分につけたようでした。
本名をディルク君といいまして、英雄に憧れています。
性格も素直で真っ直ぐであり、それがまるで主人公のようだと思われてエーリヒ君に気に入られました。
そんな今巻では、特にジークフリート君の成長を見ることができます。
精神面でもそうですが、装備も整えて実力も少しずつつけていきました。
もちろんエーリヒ君も活躍します。
悪名高き敵と遭遇した際には、これまで鍛え上げた実力を遺憾なく発揮しました。
まだまだ位階としては駆け出し冒険者ですが、今後どのようにして成り上がっていくのかとても楽しみです。
今巻は純粋な冒険譚といった感じでしたが、次巻以降は大きな事件に巻き込まれる感じでしょうか?
エーリヒ君は巻き込まれ体質だと思うので、平和な冒険者生活は長くは続かない気がします。(笑)
今から次巻が待ち遠しいですね。
冒険者として昇格を果たし、新たな仲間も見つけて依頼を熟すが当然厄介ごとに巻き込まれる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 8 ~ヘンダーソン氏の福音を~
- 著者:Schuld
- イラスト:ランサネ
- 発売日:2023年4月25日
- 定価:825円(税込)
- 発行:オーバーラップ
- レーベル:オーバーラップ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 ~ヘンダーソン氏の福音を~ (オーバーラップ文庫)
- TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 2 ~ヘンダーソン氏の福音を (オーバーラップ文庫)
- TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 3 ~ヘンダーソン氏の福音を~ (オーバーラップ文庫)
- TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 ヘンダーソン氏の福音を (電撃コミックスNEXT)
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