1.『あらすじ』
“最強”にチートはいらない
高校生活を“ぼっち”で過ごす遥は、ある日突然クラスメイトとともに異世界へ召喚される。気づけば神様の前にいた遥は、チート能力が並ぶスキルリストから異世界で生きるために好きなスキルを選べることになった――と思いきや、スキル選びは早い者勝ち。チートスキルはクラスメイトに取り尽くされていて!?
売れ残りの微妙なスキルしか得られなかった遥は、『ぼっち』というスキルの効果でパーティーが組めず、異世界でも孤独に冒険する。そんなときクラスメイトの危機を知った遥は彼らを救うと密かに決意し、チートに頼らず、チートを超える異端の最強への道を歩み出す――。最強ぼっちの異世界攻略譚、開幕!引用:OVER LAP
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公の遥は、ある日高校の教室でクラスメイトたちと共に異世界転移に巻き込まれる。
その時即座に反応して、掃除用のロッカーの上にある点検用ハッチからの脱出をはかった。
しかし健闘も虚しく、遥かは異世界に転移してしまう。
だが抗ったことには意味はあったようで、クラスメイト達は既に異世界に転移しており、遥かは遅れて神の元に来てしまった。
どうやら転移前にスキルなどを与えてくれるようだが、当然遅れてきたのであまり物しか残っていない。
しかもひきこもりや木偶の坊など、碌なものが無かった。
結果として遥は、神に残り物全てを与えられて異世界へと転移することに。
そしてチート無しの状態で異世界の森の中に一人転移してきた遥は、何故かぼっちという称号が与えられる。
効果はパーティが組めなくなる代わりに、魔物などを使役できるようだった。
そうして遥は一人魔物が蔓延る森の中で、サバイバルを始める。
また転移してきたクラスメイトたちの間で何やら問題が起きたようで、遥かは次第に巻き込まれていくのであった。
2-2.『感想』
あまり物のスキルを押し付けられて異世界転移してしまった遥君。
しかしあまり物でも使えるスキルはあったようで、次第に無自覚ですが強くなっていきます。
また他のクラスメイトたちは先にスキルなどを選んでいたため、チートスキルを当然所持しているわけですね。
ですがうまく使いこなすことができなかったり、異世界での過酷な生活に耐えられず問題が発生しました。
当初は纏まっていたクラスメイト達も、次第に分裂していきます。
どうやら傀儡や魅了といったスキルで、女子生徒を奴隷にしようと企んでいた男子生徒たちがいたようですね。
他にも相手を殺してスキルを奪う強奪という、凶悪なスキルを所持している生徒もいるようでした。
更に異世界転移してもクラス内カーストが健在のようであり、異世界の知識がある意味豊富で活躍していたオタク君たちが不良たちに酷使されてしまいます。
こうして様々に要因が重なり分裂したクラスメイト達は、後にそれぞれ遥君に出会いました。
遥君は洞窟に立派な家を作っており、様々なスキルを駆使したことで生活水準もかなり高いです。
風呂やトイレも完備されており、森の中とは思えない快適さですね。
そして最初に逃げ出してきたオタク君たちを助けた遥君は彼らから話を聞き、次に男子生徒たちに襲われそうになったという女子生徒たちを匿います。
ちなみに、オタク君たちは先に彼らだけで街へと行きました。
そうしてたくさんの女子生徒の中で、男は遥君一人になります。
これで一気にハーレム化するかと思いきや、遥君は女子生徒をどうこうする気はなく、一定の距離を保ちました。
更に遥君は相手の名前を覚えることが苦手のようでして、委員長・ビッチリーダー・裸族っ娘などあだ名で呼びます。
そしてその後は街に女子生徒たちを送った遥君ですが、森に残されている男子生徒たちの間で問題が発生しているようで、一人森へと帰りました。
なにやら男子生徒たちの中に、黒幕がいるようですね。
遥君はあまり物のスキル群で、黒幕へと戦いを挑むことに。
チートは売り切れでしたが、遥君も十分にチートですね。
あまり物のスキルを神に押し付けられた少年が、異世界の森でサバイバルをする物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:ひとりぼっちの異世界攻略 life.1 チートスキルは売り切れだった
- 著者:五示正司
- イラスト:ぶーた
- 発売日:2018年1月25日
- 定価: 759円(税込)
- 発行:オーバーラップ
- レーベル:オーバーラップ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- ひとりぼっちの異世界攻略 life.2 最強迷宮皇もぼっちだった (オーバーラップ文庫)
- ひとりぼっちの異世界攻略 life.3 泣く少女のための転移魔法 (オーバーラップ文庫)
- ひとりぼっちの異世界攻略 1 (ガルドコミックス)
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