【レビュー】昔の男友達と同居をはじめたら、実は美少女だった 1 ~距離感があの頃のままで近すぎる~【感想】

1.『あらすじ』

「昔みたいに、一緒に寝よ?」元・男友達とひとつ屋根の下で紡ぐ、青春ラブコメディ!

「けーちゃん、またあしたね」──その約束は果たされず、幼き日の霧島圭介は唯一の親友だった男友達・まーちゃんと離ればなれになる。

 そして10年後、親の再婚でやって来たのは──可憐な陽キャ美少女として成長した、まーちゃんこと真咲だった! 

 ずっと男と勘違いしていた圭介が戸惑う一方で、兄妹として昔よりも近い距離で接してくる真咲。

 一緒にゲーム、一緒にごはん……どころか一緒にお風呂まで入ろうとして!?

 共に暮らすなかで、10年の空白がなかったかのような居心地の良さを感じる二人。

 それでも、二人の心と身体は成長していて──ひとつ屋根の下という状況から、どうしてもお互いを意識してしまい……!?

引用:OVERLAP

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 主人公の霧島圭介きりしまけいすけには、幼い頃にまーちゃんという親友がいた。

 けーちゃんまーちゃんとお互いに呼び合いながら、公園で遊んでいたのである。

 そしてまた明日と会話を交わした次の日から、まーちゃんはやってこなくなってしまう。

 気が付けば十年の月日が経っており、圭介は高校生になっていた。

 クラスではみずから人付き合いを避け、陰キャを通している。

 しかしそんなある日のこと、父親の再婚を告げられた。

 するとその相手の連れ後が、幼い頃に分かれたまーちゃんだという。

 その事実に驚く圭介だったが、実際に会った際にはそれ以上の驚愕きょうがくをする。

 幼い頃の親友まーちゃん、真咲まさきは、なんと男の子ではなく女の子だった。

 しかも美少女へと成長している。

 そんな真咲と、一つ屋根の下で暮らすことになった圭介。

 加えて真咲は、幼い頃から圭介に気があったようで……?

 果たして圭介は、男友達だと思っていた美少女とどのように暮らしていくのであろうか。

2-2.『感想』

 この小説は父親の再婚により、男友達だと思っていた幼い頃の親友が実は美少女で、なおかつ義妹になる物語です。

 幼い頃にぱったりと音信不通になった親友と、思わぬ形で再開を果たした圭介君。

 男友達だと思っていた親友の真咲ちゃんは、実は女の子で更に美少女へと成長していました。

 加えてずっと圭介君のことを思っていたようで、最初から距離がとても近い感じですね。

 また高校では同じクラスになり、真咲ちゃんは直ぐに溶け込んで陽キャ入りを果たします。

 対して圭介君は自ら陰キャになっており、クラスでは基本ボッチでした。

 けれども真咲ちゃんと関わっていくことで、次第にクラスメイトとも交流を深めていきます。

 そしてゴールデンウィークでは、父と母が新婚旅行に出かけていなくなりました。

 つまり、一つ屋根の下で二人きりになります。

 一緒に料理をしたり、圭介君が真咲ちゃんの爪を切るイベントなどを通して、少しずつ圭介君も意識し始める感じですね。

 体育祭のイベントもあり、真咲ちゃんが大活躍しました。

 圭介君も、応援を頑張ります。

 正に、青春ですね。

 実質デートのショッピングをしたり、病気の看病もします。

 ニヤニヤしながら、読ませて頂きました。

 しかし最後の方では、驚くべき展開を迎えます。

 普通の友人キャラだと思っていたあの人物に、まさかあのような裏の顔があるとは思いませんでしたね。(^-^;

 しかしそれにより二人は距離を急接近させて、良い感じになりました。

 けれどもあと一歩だったのですが、惜しかったですね。

 果たして真咲ちゃんの気持ちは、圭介君に正しく伝わるのでしょうか。

 とても気になります。

 幼い頃の男友達が実は美少女で義妹になってしまう物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:昔の男友達と同居をはじめたら、実は美少女だった 1 ~距離感があの頃のままで近すぎる~
  • 著者:遠藤遼
  • イラスト:かふか
  • 発売日:2024年2月25日
  • 定価:748円(税込)
  • 発行:オーバーラップ
  • レーベル:オーバーラップ文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

【著者:遠藤遼の別作品】

  • 隣に住む教え子と結婚したいのですが、どうしたらOKがもらえますか? 1 (オーバーラップ文庫)

  • 源氏物語あやとき草子(一) 紫式部と彰子 (双葉文庫)

  • 晴明の事件帖 消えた帝と京の闇 (ハルキ文庫)

 


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