1.『あらすじ』
「私は あなたのものです」元クソガキ、現美少女JKとの年の差ラブコメ第二幕！
地元に帰ってきた有月勇（ありつき ゆう）が出会った謎の清純美少女ＪＫ。
出会いを重ねるうちに勇はその正体が10年前に遊んでいたクソガキの一人・春山未夜（はるやま みや）だと気付いた。
昔のような距離感で関わろうとする勇だが、成長した未夜は少し挙動不審で？
そんな日々のなか、勇はもう一人のクソガキ・源道寺朝華（げんどうじ あさか）にも思いを馳せる。
しかし、朝華はとある事情から勇と再会することを恐れているようで――？
勇が周囲に勧められ朝華に会いに行くと、そこには美しく成長した朝華の姿が……！
あまりの美少女っぷりに驚く勇。
すると朝華は「あなたを私の生きる目的にしてもいいですか？」と、泣きながら抱きついてきて……!?引用：オーバーラップ文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
謎の清純派美少女の正体が、10年前のクソガキである春山未夜だと気が付いた主人公の有月勇。
これで心置きなく10年前のように仲良くできるかと思いきや、未夜はどのように接していいのか迷ってしまう。
10年前は大人と子供であったが、現在では大人と大人である。
過去のように大胆な接触は難しい。
けれどもそれは未夜の杞憂であり、お互いに共通する趣味の話で盛り上がるのであった。
それを気に、二人の距離は少しずつ近づいていく。
また龍石眞昼も、警戒心が全くないと言えるほど勇に懐いていた。
二日酔いで眠る勇に対して、眞昼は誤解が生まれるような行動をとってしまう。
更にその現場を、未夜に見られてしまうのであった。
そして三人目の元クソガキである源道寺朝華は、とある事情から勇に会うのを避けてしまう。
しかしそれは勇のことが嫌いなのではなく、その逆であった。
このまま会うことなく終わってしまうかと思われたが、ある人物の計らいにより朝華は勇と再会をする。
そして勇と対面した朝華が自身の恐怖を乗り越えたとき、大きな変化が生まれるのであった。
果たして勇と朝華は、過去の関係に戻ることができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻では三人目の元クソガキ朝華ちゃんを中心に、ストーリーが展開されていきます。
現在女子高の寮で暮らしている朝華ちゃんは、とある事情から勇さんと会うのを怖がっていました。
しかし心の中では勇さんに会いたい気持ちでいっぱいであり、そのことで苦しんでしまいます。
どうやら幼少の頃に、不運なことが重なった結果のようですね。
だからこそきれいな過去の思い出がとても大事であり、再開する勇さんの変化に恐れたわけです。
この時点で、勇さんへの愛情はかなりのものでした。
10年前のエピソードを見れば、それが分かります。
何気に他の２人よりも、イチャイチャした過去が多く感じました。
幼い朝華ちゃんとお風呂に入ったり、一緒に寝たりはうらやまけしからんですね。(笑)
加えて幼い頃からすでに、勇さんを男性として意識していたのかもしれません。
再会を避けるのも、愛ゆえの恐怖でした。
ですがそんな二人の元に、ある意味愛のキューピットが現れます。
その結果により二人は無事再会を果たすわけですが、ここからが凄かったですね。
読んでいて『これはヤンデレヒロインっぽいな』と思いましたが、実際あとがきで作者様もヤンデレヒロイン認定していました。(笑)
大胆さでも未夜ちゃんと眞昼ちゃんを追い抜き、一位に躍り出ましたね。
今後何をしでかすのか、楽しみで仕方がありません。
またこれで未夜ちゃんと朝華ちゃんメインの巻は終わったので、次の三巻の主役は眞昼ちゃんでしょうか。
一巻二巻でも存在感があった真昼ちゃんが三巻でどうなるのか、こちらも目が離せませんね。
それとも、新たなヒロイン候補が現れるのでしょうか。
次巻の発売が待ち遠しいですね。
三人目の元クソガキである美少女お嬢様の朝華ちゃんと再会する今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル：10年ぶりに再会したクソガキは清純美少女JKに成長していた 2
- 著者：館西夕木
- イラスト：ひげ猫
- 発売日： 2023年4月25日
- 定価：693円（税込）
- 発行：オーバーラップ
- レーベル：オーバーラップ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 10年ぶりに再会したクソガキは清純美少女JKに成長していた 1 (オーバーラップ文庫)
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