1.『あらすじ』
この世界は、恋(ボク)の魔法で壊してみせる
王国北部の反乱に立ち向かうも、大司教ヨハンの未来予知の力によって行動を読まれ続け、苦戦を強いられたエルメス。
窮地に立たされたリリアーナ陣営だが、エルメスはひとり冷静に反撃への緻密な作戦を創り上げていく。
その作戦の重要な鍵となるのは、“最も弱い”リリアーナで――!?
一方家族を人質に取られてエルメスと敵対することを強いられていたニィナは、ヨハンの持つ予知能力の真相を知るとともに、自身もその力を手にしてしまう。
そこで見たのは「次の戦いエルメスが死ぬ未来」で――!?
その未来を自らの力で壊すため、ニィナは孤軍奮闘するが……!?引用:オーバーラップ文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
大司教ヨハンは、未来予知の力を使っている。
そうエルメスは、確信を持った。
しかしそれを聞いて、周囲は不安になってしまう。
当然エルメスの行動は、大司教ヨハンに予知されていた。
だがその未来予知には、穴がある。
どうやら予知しやすい人物と、しにくい人物がいるようだった。
エルメスは予知されやすく、逆にリリアーナは予知されていないようである。
そのためエルメスは、リリアーナを主軸に行動へと移す。
また誰でも血統魔法を使えるようにするという、リリアーナの望みも叶えるため奮闘するのだった。
変わって敵対することになったニィナは、予知夢でエルメスが死亡することを毎夜見続ける。
どうにかそれを回避するために動くが、大司教ヨハンとの制約があるため上手く行かない。
次第に精神が疲弊してくるニィナに、ヨハンは笑みを浮かべるのだった。
果たしてこの北部連合の反乱は、どのような結末を迎えるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は大司教ヨハンの未来予知を攻略するために、エルメス君とリリアーナちゃんが奮闘する展開です。
また敵側にいるニィナちゃんが、状況に苦しみながらエルメス君を救うために動く感じですね。
そしてリリアーナちゃんの宣言通り、兵士たちが血統魔法を使えるようになりました。
もちろん条件や燃費の悪さがあるようですが、これは歴史的な瞬間ですね。
今後改良されていけば、誰でも努力すれば血統魔法を使えるようになりそうです。
原初の碑文も、どんどん普及していきそうですね。
ただ将来的にこれが何をもたらすのか、少々不安です。(^-^;
人が銃を手にしたように、この世界の人は原初の碑文を手に入れました。
リリアーナちゃんは今後、誰でも血統魔法を使えるようにするつもりです。
いろんな意味で、革命が起きそうですね。(^-^;
ですが現状では、リリアーナちゃん陣営に大きな武器ができました。
これを活かして、敵を倒していってほしいですね。
それと今巻のメインヒロインは、ニィナちゃんです。
後半の展開は、素晴らしかったですね。
ニィナちゃんには、幸せになってほしいです。
けれどもエルメス君には、今後修羅場が待っているでしょう。
本気になったニィナちゃんが、起爆剤になりそうです。
ヒロインレースがどうなるのか、そちらも要チェックですね。
そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
大司教ヨハンを打倒するための鍵にリリアーナちゃんがなる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:創成魔法の再現者 6 新星の玉座 ‐世界を変える恋の魔法‐
- 著者:みわもひ
- イラスト:花ヶ田
- 発売日:2023年12月25日
- 定価:748円(税込)
- 発行:オーバーラップ
- レーベル:オーバーラップ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 創成魔法の再現者 1 無才の少年と空の魔女 〈上〉 (オーバーラップ文庫)
- 創成魔法の再現者 2 無才の少年と空の魔女 〈下〉 (オーバーラップ文庫)
- 創成魔法の再現者 3 魔法学園の聖女様 〈上〉 (オーバーラップ文庫)
- 創成魔法の再現者 1 (ガルドコミックス)
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