1.『あらすじ』
「ダンまち」シリーズ12ヶ月連続刊行第9弾!
アニメBlu-ray/DVD特典小説
「英雄と娼婦」
「異端児からの手紙」
に、書き下ろし小説を加えた短編集アポロン・ファミリアとの戦争遊戯、イシュタル・ファミリアとの抗争、そして、言葉を解するモンスター、異端児との出会い……。
急成長する少年が巻き起こしてきた大騒動。その周囲で翻弄される人々との記録と記憶の数々――。「英雄と娼婦」「異端児からの手紙」に加えてベルとリューが37階層に再び赴く書き下ろし小説を収録した短編集。
引用:SB Creative
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
アニメのブルーレイ特典小説が一冊に纏まったのが、このオラリオ・ストーリーズである。
まずアニメ二期の特典であった『英雄と娼婦』は、狐人の春姫が主役だ。
内容は春姫が少々卑猥な妄想をしたり、アマゾネスのアイシャに唆されてベル・クラネルにご奉仕をしたりする。
またベルと春姫で、オラリオの街でデートが行われた。
しかしひょんなことから、修羅場になってしまうという展開である。
次にアニメ三期の特典であった『異端児からの手紙』は、異端児のウィーネが主役だ。
ベルに会いたいが会えないウィーネは、フェルズの力を借りてベルに手紙を書き始める。
内容は日常的なことだが、中には異端児の仲間が助けられたことも書かれていた。
異端児を助けたのはベルも知るあの人であり、本編では知り得なかった裏側を知ることができる。
最後に書き下ろし小説である『世界が見つめる先で示すもの』は、異端児からの手紙のその後の話だ。
ベルとリューがとある人物たちの力を借りて37階層へと向かい、ウィーネたちと再会する展開になっている。
書き下ろしではあるが、本編に載せてもおかしくない重要な〇〇が明らかとなった。
そして以前本編で危機に陥ったことのある37階層にて、ベルは無事にウィーネと再会できるのであろうか。
どのような結果になるのか、是非本書を手に取って読んでみることをおススメする。
2-2.『感想』
今書はダンまちのアニメブルーレイ特典の小説が、一冊の本にまとめられたものになります。
内容は主に春姫ちゃんとのラブコメ的展開や、ウィーネちゃんとの手紙のやり取りなどですね。
また書き下ろしエピソードでは、驚愕の事実が明らかになります。
知らなくても本編への影響は無さそうですが、知っていると『ここの〇〇はそんな意味があったのか……』とダンまちの世界観をより楽しめる事は間違いなしですね。
それとアニメ二期の特典『英雄と娼婦』では、春姫ちゃんがヤバいです。
ちょっとエッチなラブコメ風味という感じでして、ダンまちではなかなかお目にかかれないシーンが多数ありました。
私も濡れ濡れ春姫ちゃんに、耳かきからのおっぱいサンドイッチされたいですね。(笑)
加えてあとがきで大森藤ノ先生が、このエピソードを書いた理由を熱弁していました。
あとがきからは、羞恥心や黒歴史といった感情が少し見えてきますね。
しかし私はこのエピソードを十分に楽しめたので、いつかまた大森藤ノ先生の書いたこうしたエピソードを読んでみたいです。
次に後半の『異端児からの手紙』では、ウィーネちゃんが活躍しました。
まだまだ慣れない文字を勉強してベル君に手紙を送るウィーネちゃんは、とても健気ですね。
ウィーネちゃんは好きなキャラの一人なので、本編でもまた活躍する機会があることを願います。
春姫ちゃんとウィーネちゃんがメインのアニメ特典小説が一冊になった今書に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ストーリーズ
- 著者:大森藤ノ
- イラスト:ニリツ
- 発売日:2023年6月15日
- 定価:748円(本体680円+10%税)
- 発行: SB クリエイティブ
- レーベル:GA文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (GA文庫)
- アストレア・レコード1 邪悪胎動 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 (GA文庫)
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 掌編集1 (GA文庫)
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (1) (ヤングガンガンコミックス)
【著者: 大森藤ノの別作品】
- 杖と剣のウィストリア(1) (講談社コミックス)
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