【レビュー】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか18 小冊子付き特装版【感想】

1.『あらすじ』

白妖精は誓う。女神に捧げる忠義を。
黒妖精は刻む。ただそれだけの想いを。
小人は哭く。四つの後悔を力に変え。
戦車は進む。女神以外全てを切り捨て。
そして、猛者(おうじゃ)は問う。
夢想でも詭弁でもなく『力』の証明を。
「この身を超えられぬ者に、『女神』を救う価値などなし」
誰も、何も間違っていない。
ただ女神を想い、己(エゴ)を貫いて、かつてない『大戦』を駆け抜ける。
だから、誰よりも傷付き果てる少年は――黄昏の空に、『偽善』を告げた。
「あの人を助けるって、約束したんだ」
これは少年が歩み、女神が記す、
──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

引用:SB Creative

 

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 前代未聞の『戦争遊戯ウォーゲーム』が決定された。

 フレイヤ・ファミリアVSヘスティア・ファミリア率いる派閥連合。

 数にすれば、圧倒的に派閥連合の方が有利であるが、それもでフレイヤ・ファミリアに軍配が上がってしまう。

 加えてギルド長ロイマンの判断により、ロキ・ファミリアの不参加が決定されてしまった。

 それにより戦力不足が否めない派閥連合。

 あらゆる手段を模索するが、それでも勝ち目が薄い絶望的な状況だ。

 更に期間中、アイズ・ヴァレンシュタインはベル・クラネルとの接触が禁止されてしまう。

 これまで何かとアイズとの鍛練で力を伸ばしてきたベルであるが、それが今回封じられてしまった。

 だがそれでベルが挫けることはない。

 これまでの過酷な状況を乗り越えてきたことにより、ベルはLV5に至っていた。

 つまりこれでベルも、晴れて第一級冒険者になったわけである。

 しかしそれでも、対するフレイヤファミリアの猛者おうじゃオッタルはLV7であり、他の幹部たちも高LV揃いだ。

 一対一ではまず勝ち目がないに等しい。

 一体多でようやく可能性が見えてくるほどだ。

 だがそれで諦める訳にもいかず、戦争遊戯ウォーゲームが始まるまでの間に、ベル達はできる限りのことをした。

 そして賭けが成立しないほどの絶望的な状況で、戦争遊戯ウォーゲーム戦闘形式カテゴリー神探しハイド・アンド・シークが始まる。

 果たしてヘスティア・ファミリアが率いる派閥連合は、フレイヤ・ファミリアに勝つことができるのであろうか。

2-2.『感想』

 この巻では、フレイヤ・ファミリアVSヘスティア・ファミリア率いる派閥連合が戦争遊戯ウォーゲームを行います。

 勝負方法は、先に相手の神様を見つけて身につけている花を散らせた方が勝ちというものでした。

 およそ50のファミリアが入り混じる争いであり、フレイヤ・ファミリアは単独となります。

 しかしそれでもハンデとしては厳しいそうで、派閥連合の勝ち目はほとんどありません。

 確かに前半は読んでいて、『これ、本当に勝てるのか?』と本気で思ってしまいました。

 こうした格上相手には、普通知力で上回ってジャイアントキリングするものですが、対する知力でも相手の指揮官であるヘディンさんは遥かに格上です。

 更に、ロキ・ファミリアが不参加なので、戦力的にオッタルさんを止められる人が皆無という状態でした。

 ベル君もLV5になりましたが、オッタルさんはLV7ですからね。まず勝てません。

 まさに絶望的な状況です。

 しかし、後半で怒涛の展開を迎えました。

 思わず物語に引き込まれ、感動したほどです。

 英雄譚のアストレアレコードを読んでいると、更に感動的ですよ。

 後半は、正に良い意味でヤバいですね。

 これを見るために前半の絶望を耐えきったという感じです。

 ここからは実際に読んで頂いた方がいいと思うので、これ以上は何も言いません。

 それはそうと話は変わりますが、この18巻は600ページ越えで読み応えも十分でしたね。

 当然のように一度では読み切れませんでしたが、読み終わった後の満足感が半端ではないです。

 特装版の小冊子も面白く、この巻で書ききれなかった補足的内容でした。

 戦闘中にオッタルさんが何を思っていたかなども書かれているので、読む価値は十分にあります。

 またアニメも2023年1月から放送されているので、しばらくダンまち成分の補給には困らないですね。

 フレイヤ・ファミリアVSヘスティア・ファミリア率いる派閥連合の戦争遊戯に興味がある方は、是非この18巻の購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか18 小冊子付き特装版
  • 著者:大森藤ノ
  • イラスト:ヤスダスズヒト
  • 初版発行:2023年1月24日
  • 定価:本体1,200円+10%税
  • 発行:SBクリエイティブ
  • レーベル:GA文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか18 (GA文庫)
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (GA文庫)
  • アストレア・レコード1 邪悪胎動 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 (GA文庫)
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (1) (ヤングガンガンコミックス)

 

5.『アニメ配信情報』

 ネットでアニメを見るなら【dアニメストア】がオススメです。

 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』も配信されており、他にもアニメ5.500作品以上が月額550円(税込み)で見放題となっています。

 アニメ好きなら、かなりお得と言えるでしょう。

 初回は月額無料となっていますので、この機会に試してみてはいかがでしょうか?

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 ※契約日・解約日に関わらず、毎月1日~末日までの1か月分の料金が発生します。
 ※別途通信料その他レンタル料金等サービスによっては別料金が発 生します。
 ※初回31日間無料(31日経過後は自動継続となり、その月から月額料金全額がかかります)
 ※5,500作品以上見放題は2023年10月1日時点での作品数となります。
 ※見放題対象外のコンテンツもあります。


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