1.『あらすじ』
気安くってノリも合う、最高な元”男友達”と紡ぐ甘いちゃラブコメ!
ひとつ下の美少年な後輩・颯。気安くてノリが合って出会ってすぐに意気投合。
ひとつのスマホで肩寄せ合ってアニメを見たり、抱きつかれたり、間接キスしても友達なら問題なし。
…でも、妙に柔らかくて触り心地がいいんだよな。なぜならコイツは――
颯が美少年じゃなくて”美少女”だと判明した後も、一緒に昼飯を食べ放課後も普通に遊んだ。さらに俺の女性不信を直すためにデートを提案してきて、颯との距離が急接近!?「”男友達”のボクなら、もっと触っても大丈夫っすよね?」
距離感は男友達のまま、颯が”女の子”だってことを、可愛くて特別な子だってことを、俺はこれからどんどん知らされていく。
引用:ファンタジア文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公の赤座諒介は、義妹である雛姫に呼び出されていた。
以前より雛姫から向けられる義妹以上の想いに、気が付いていた諒介。
しかしだからといって諒介は、それを受け入れる気持ちはない。
重々しい面持ちで、目的地へと諒介は向かう。
だがその道中に、事件が起きる。
今まさに目の前で、サッカーボールにぶつかりそうな人物がいた。
諒介は思わず助けようと駆けだすが、不運なことに転んで足を骨折してしまう。
それから諒介は入院することになり、雛姫からの呼び出しも無効になった。
また助けようとした人物、颯と友人になる。
颯は中性的な見た目であり、一人称が僕だった。
なので諒介は、颯のことを女性ではなく男性だと思い込む。
諒介は幼い頃のトラウマから、女性に対して触れることができないからだ。
けれどもこの勘違いにより、二人の関係は発展していくことになる。
颯も諒介に恋心を抱き、性別を間違われていることを逆手にとって、積極的なアピールを始めるのであった。
果たして二人の関係は、一体どうなってしまうのだろうか。
2-2.『感想』
この小説は美少年だと思っていた人物が実は美少女で、次第に関係が進んでいく展開になっています。
過去のトラウマから、女性に対して触れる事すら困難な諒介君。
ですが中性的な見た目な颯ちゃんと出会ったことで、運命が変わります。
同性だと思っているからこそ触れることもできますし、間接キスも平気でした。
ですが同性だと思っていても、次第に颯ちゃんの可愛らしさにやられていきます。
諒介君は焦りながらも、颯ちゃんは男だと強く自身に言い聞かせることで、何とか耐えました。
けれども颯ちゃんは諒介君に好意を抱いているので、恋に落とそうとスキンシップなどをしてきます。
また諒介君のことが好きすぎる義妹の雛姫ちゃんもいるので、次第に諒介君はある意味追い詰められていきました。
そして後半では颯ちゃんの性別に気が付くことになるのですが、ここからが今作の本番という感じですね。
イチャイチャ感が、とても素晴らしいです。
この様子であれば、次巻からは颯ちゃんと雛姫ちゃんのバトルが本格的に始まりそうですね。
どちらが諒介君と付き合うことになるのか、とても気になります。
現状だと、やはり颯ちゃんの方が大きくリードしている感じですね。
他にもイニシャルしか出ないけれども、諒介君に好意のある女子生徒もいるので、ヒロインレースはどうなるのか分かりません。
また諒介君のトラウマの元になった少女は、いったい誰なのかも気になりますね。
いずれ巻数が進めば、ヒロインとして登場する予感がします。
それと今巻でタイトル回収もされたので、ここからどのように物語が広がっていくのか楽しみですね。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
美少年だと思っていた後輩が実は美少女で恋愛に発展していく物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:わたし、コレでも女の子なんすよ? ~最高の男友達だと思っていた後輩が、じつは美少女だった件~
- 著者:四条彼方
- イラスト:うなぽっぽ
- 発売日:2023年10月20日
- 定価:770円(本体700円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:ファンタジア文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 世間知らずな同級生を、飼うことになりまして。 毎日俺になでなでを強要してきます (ファンタジア文庫)
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