【レビュー】旅する錬金術師のスローライフ 2【感想】

1.『あらすじ』

神様のはからいで異世界で錬金術師になったメイは魔法使いの国で出会ったフィーリとともにスローライフをしながら、フィーリの師匠である大魔法使いを探すことに……
新たなパートナーと世界を巡るまったりスローライフ第二弾!

引用:双葉社

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 魔法使いの国を脱出した錬金術師のメイと、大魔法使いの弟子であるフィーリ。

 二人は当面の間、海辺の街ラウトで家を借りて過ごしていた。

 またこれまで最上級魔法しか使えなかったフィーリは、この期間を利用して新たに初期魔法の訓練を始める。

 対してメイといえば、料理作りに苦戦していた。

 錬金術を上手く扱えるメイであるが、意外にも料理が苦手なようである。

 そうしてラウトの街にて一月が経った頃、フィーリのマスターである大魔法使いの情報を二人は耳にした。

 どうやら常夏の島サリエンテにいるらしく、二人は早速一月過ごした街に別れを告げて旅に出る。

 しかし目的地に着けば既に大魔法使いはおらず、二人は仕方なく情報を集めて次の街へと足を運んだ。

 こうして何度か似たようなことを繰り返しながら旅を続け、道中メイとフィーリは様々な出会いや出来事を経験していく。

 時にはメイド服でバイトをしたり、困っている人や街などを救ったりもした。

 だがそんな感じで順調に旅を続けてきた二人であったが、辿り着いたとある街で事件が起きる。

 なんとフィーリが兵士に捕まってしまい、監獄島に収監されてしまったのだ。

 当然フィーリを助け出すためにメイは動き出すが、そこで思わぬ人物と遭遇する。

 また監獄島には、メイに並ぶチート持ちがいるようで……?

 果たしてメイは、囚われたフィーリを救うことができるのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻ではスローライフな生活をしつつ、大魔法使いを探して様々な街を巡っていきます。

 行く先々で環境や街並みが変わっていくので、読んでいて私自身も旅をしている気持ちになりました。

 また異世界ならではの植物などもあり、特にチョコの実にはびっくりです。

 生り方にも驚きなのですが、それを使った作中に出てくるミルクチョコラテがとても美味しそうでして、私も飲んでみたくなりました。

 他にもフィーリちゃんがメイド服姿でバイトするシーンもあり、挿絵もあって凄く可愛らしかったです。

 メイちゃんもメイド服を着ていたようですが、こちらは残念ながら挿絵はありませんでした。(^-^;

 ですがそこはフィーリちゃんの着ていたメイド服を元に妄想でカバーしたので、問題ありません。

 きっとメイちゃんのメイド服姿も可愛かったに違いありませんね。

 他にも年齢が一時的に変化する砂時計により、フィーリちゃんが美少女に成長して、メイちゃんはロリ化しました。

 こちらはカラー口絵にもなっており、表紙と見比べるとなお素晴らしい仕上がりになっています。

 成長している姿が判明しただけに、これはフィーリちゃんの今後が楽しみですね。

 そんな感じで道中のほのぼのとしたイベントに癒されましたが、シリアスなシーンも今巻にはありました。

 フィーリちゃんがとあることを理由に捕まってしまうシーンもそうですが、最後の数ページは鳥肌ものです。

 まさか、こんな展開になるとは思いませんでした。

 いったい次巻はどうなってしまうのかと、今からハラハラとした心境です。

 とても続きが気になりますね。

 挿絵でも最後のシーンが強調されているだけに、とても引き込まれました。

 これは三巻が待ち遠しいです。

 様々な街を巡りながら大魔法使いを探す今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:旅する錬金術師のスローライフ 2
  • 著者:川上とむ
  • イラスト:竹岡美穂
  • イラスト:ぶたばら
  • 発売日:2023年3月30日
  • 定価:1,430円 (本体1,300円)
  • 発行:双葉社
  • レーベル:Mノベルス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 旅する錬金術師のスローライフ(1) (Mノベルス)

 


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