1.『あらすじ』
あらゆる分野において超高校級の生徒たちが集う帝桜学園。とある特異体質のせいで学園に転入させられた大供陽太は誰よりも目立たず、平穏な学園生活を過ごしたいのだが……。
【選べ (1)豚になる (2)女王様に踏まれる豚になる】
陽太だけの脳内に現れる選択肢を強制的に選ばせられる謎の現象のせいで注目の的になってしまい!? しかも、どう考えてもふざけた選択&奇行なのに周りは大絶賛! やることなすこと上手くいきすぎる!! やがて学園中の美少女の注目を集めた陽太は、話題にあがりまくる学園生活を過ごすことに――。
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で応援してくる!!引用:ザ・スニーカーWEB
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公の大供陽太は、ある日才能絶対主義の高校である帝桜学園に転入することになった。
そこで理事長である王神愛に、学園のトップに君臨する帝花十咲を倒すことをお願いされる。
なお帝花十咲とは、ずば抜けた才能を所持する十人の生徒のことだ。
頻繁に発生する不運という特異体質しか持たない陽太は、当然無理だと心の中で思っていた。
しかし転入後謎の選択枠が目の前に現れたことで、事態は一変していく。
【選べ (1)豚になる (2)女王様に踏まれる豚になる】
この選択枠を拒絶すれば酷い頭痛に見舞われることもあり、陽太はクラスメイトの前で奇行をしてしまう。
だが結果として奇跡的な勘違いが起こり、陽太は絶賛された。
その後逃げるように屋上へと向かうと、陽太の頭上から謎の美少女が降ってくる。
名前をコロネといい、天界から派遣されてきた天使であった。
どうやら、陽太のことをサポートしてくれるようである。
また謎の選択枠は呪いであり、そこに不運が重なると逆に良いことが起こるらしい。
だが必ず良いことが起きる訳では無いので、注意が必要だった。
こうして謎の選択枠の呪いに悩まされながら、陽太は学園生活を送っていく。
その中でスーパースターを目指すクラスメイト、御羽屋月花と仲良くなる。
加えて帝花十咲である淡雪テラとも出会い、交友を深めていくのであった。
果たして陽太は謎の選択枠の呪いを解き、帝花十咲を倒すことができるのであろうか。
2-2.『感想』
この小説は転入した学園で、謎の選択枠の呪いに悩まされるストーリーになっています。
主人公の陽太君は、普段から頻繁して不運に苛まれる人物でした。
しかしそれが帝桜学園の理事長の目に留まり、転入することになります。
そこで理事長に帝花十咲を倒すことをお願いされるのですが、謎の選択枠が現れてそれどころではなくなりました。
選択枠には社会的に終わるようなものや、選択後に理不尽な目に遭うものが現れます。
私なら、引きこもって学校に行けなくなりますね。(^-^;
それに陽太君は普段から不運が発生するので、正に泣きっ面に蜂です。
ですが謎の選択枠と不運が同時に起こると、逆に良いことになるようでした。
これは、マイナス×マイナスがプラスになるようなものですね。
それにより陽太君の奇行は、深読みされて絶賛されていきます。
この作品を読んでいて、私は何度も笑ってしまいました。
他には無い笑いのポイントがありますね。
それはそうとこの作品の作者様は、『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』と同じ作者様です。
世界観も同じようでして、ちらっとのうコメの主人公についても出てきますね。
のうコメは昔読んでいて面白かった記憶があるので、再び主人公交代の続編に出会えてうれしいです。
帝花十咲という倒すべき? 人物たちもいるので、今後の展開も気になりますね。
ヒロインも可愛らしので、謎の選択枠によるラッキースケベを期待します。(笑)
謎の選択枠の呪いによって理不尽な選択を強要される学園ラブコメに興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:俺がどんな選択をしようが、SS級美少女たちが全力で注目してくる
- 著者:春日部タケル
- イラスト:塩かずのこ
- 発売日:2023年9月1日
- 定価:748円(本体680円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:角川スニーカー文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
【著者:春日部タケルの別作品】
- 俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している (角川スニーカー文庫)
- 聖剣使いの最強魔王 (ファンタジア文庫)
- このあと滅茶苦茶ラブコメした 本当はあなたのこと大好きだけど、絶対バレてるわけないよね!! (角川スニーカー文庫)
- 美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!! (角川スニーカー文庫)
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