【レビュー】依存したがる彼女は僕の部屋に入り浸る2【感想】

1.『あらすじ』

 季節は夏。猛暑。こんな日は部屋で過ごすのが一番――だが。

「まったく忙しいね。こういう時こそこのおビール様方をグイッといきたいところなんだが……じゅるり」

「はいはいただいまー! ……えっ? この後ですか? い、いやあ、仕事中なのでそういうのは……」

 ロクでもないいつメンと、海の家でバイトをすることに!?

 しかも、見てくれだけは良いヤツらだ。トラブル製造機よろしく、
厄介ごとに巻き込まれるのは目に見えており――?

 さらに、ご近所さんは超人気Vtuber? 正ヒロイン候補の妹属性JK? 

 さらにこじれるモラトリアム、第二弾!

引用:ザ・スニーカーWEB

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 いつものように彼女たちが入り浸り、主人公の自宅はたまり場にされてしまう。

 加えて私物やら何やらが増えていき、ますます状況は悪化していった。

 しかしそんな三人とのやり取りは、主人公も満更でもない。

 だがこの居場所を維持するには、すべきことがあった。

 それは大家の老婆、九子ひさこの頼まれごとを熟すことである。

 今回の頼み事は、孫娘二人とゲームをすることだった。

 一見簡単なことに思えるが、内容は過酷な二十四時間耐久である。

 理由は孫娘の一人、八重やえの職業がVTuberだからだ。

 ゆえに主人公は長時間プレイするFPSゲームの一員として、参加することになる。

 しかし主人公の存在を男だと考えた一部の視聴者たちによって、炎上してしまうのであった。

 後半では、海の家でバイトをすることになった面々。

 だが見た目の良い彼女たちは、当然ナンパなどされてしまう。

 中でも北条ほうじょうは大きな胸で注目集め、更にはナンパをやり過ごすのが苦手だった。

 結果として、たちの悪い酔っ払いに絡まれてしまう。

 それを偶然目撃した主人公は、見過ごすことができず助けに向かった。

 しかし助ける過程で、思わぬハプニングが発生してしまい……?

 果たして主人公は、北条を無事に助けることができるのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻は新ヒロインの姉妹と、北条ちゃんにスポットが当たる展開になっています。

 大家さんの孫娘二人と、主人公はゲームをすることになりました。

 一人はVTuberで、もう一人が女子高生ですね。

 ですが男である主人公が一緒にゲームをしていることに、一部の視聴者が怒りをあらわにします。

 それを、丁度居合わせた彼女たちが助けてくれる感じですね。

 また中盤から後半にかけては、北条ちゃんがメインヒロインという展開でした。

 パチンコ大好きで巨乳の北条ちゃんですが、ナンパを追い払うのが苦手のようです。

 海の家でも酔っ払いに絡まれましたが、後半ではこの人物がまだマシだったと思いました。

 何故かというと、北条ちゃんが以前勤めていたバイト先の男が、ストーカー化するからですね。

 これが相当やっかいな人物であり、下手をすると無敵の人になって、何をするか分かりませんでした。

 読んでいてどのように解決するのか、これにはハラハラしましたね。

 けれどもこの事件により、主人公との距離が近づいたと思います。

 今巻では北条ちゃんの生乳が触れるシーンもありましたし、今後も期待ができますね。

 もちろん他のヒロインたちとの関係も、進んでほしいところです。

 そして今巻で新しく増えたヒロインの二人とも、どうなるかですね。

 八重さんは他の彼女たちとある意味同列ですが、その妹の七野ななのちゃんは違います。

 七野ちゃんは主人公のことを尊敬しており、恋愛対象として見ている雰囲気でした。

 ぱっと見だと、七野ちゃんが王道ヒロインという感じですね。

 彼女たちとは違い、そこまでクセもありません。(笑)

 ですがこの作品に限ると、何となく負けヒロインな気がしますね。(^-^;

 なので個人的に、七野ちゃんを応援したいと思います。

 また次の三巻では、順番的にあの人にスポットが当たりそうですね。

 いったいどのような展開を迎えるのか、実に楽しみです。

 そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。

 VTuberと一緒にゲームをした結果炎上してしまう今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:依存したがる彼女は僕の部屋に入り浸る2
  • 著者:萬屋久兵衛
  • イラスト:絵葉ましろ
  • 発売日:2024年2月1日
  • 定価:814円(本体740円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:角川スニーカー文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 依存したがる彼女は僕の部屋に入り浸る (角川スニーカー文庫)

 


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