1.『あらすじ』
目覚めた黒霧の“個性”で、荼毘やトゥワイスの血を使ったトガヒミコが群訝山荘跡に集結したことによりヒーローによる分断作戦は瓦解しかけている。ここで敵に屈すれば世界は終わるやもしれん。緑谷少年、君はまだ誰かの笑顔の為に戦っているのかい? 私も本当は誰かの為に…。
引用:集英社
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
奥渡島でトガヒミコと戦っている麗日と蛙吹たち。
しかし戦いの中で、トガヒミコが成長してヴィランとして完成してしまった。
血を使ったトガヒミコに黒霧の個性で群訝山荘跡に移動され、トゥワイスと荼毘の個性が猛威を振る。
それにより、分断作戦も瓦解してしまった。
ヒーローたちは、ますます窮地へと陥っていく。
だが、すべてがダメになったわけではない。
ヒーロー側にも、新たな味方が駆けつける。
やって来たのは、過去にヴィランとして立ちはだかった飛田とラブラバだった。
変わって緑谷出久と死柄木弔の戦いも、激しさを増していた。
死柄木は自らの原点を思い出し、自己を取り戻す。
それを知ったOFAは、死柄木の元へと急いで向かい始める。
だがそれをさせないために、ヒーローたちはOFAに必死の抵抗をするのであった。
また他の場所でも動き出すヒーローたち。
そこには驚くべき人物も戦いに参加するようであり、ヒーローとヴィランの戦いは新たな展開へと向かっていく。
果たして出久とヒーローたちは、OFAと死柄木たちヴィランに勝つことができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻ではトガちゃんが覚醒して、ヒーローたちが窮地へと陥ってしまいます。
また死柄木さんの心境にも変化が訪れて、デク君との戦いはより激しくなりました。
様々なヒーローたちが死力を尽くす中で、やはりまだまだ絶望感が漂っています。
読んでいて勝てるのか不安になってくるほどの窮地ですが、ここからどのようにして逆転していくのか、気になって仕方がりません。
それとトガちゃんが覚醒した時に、トゥワイスさんがある意味登場した時には鳥肌が立ちました。
死亡したキャラがこうして登場するのは、個人的にとてもワクワクします。
それが例え、ヒーロー側が不利になったとしてもです。
悪役側にも魅力がある作品は、やはり最高ですね。
どうやったらここまで魅力的な悪役が描けるのか、堀越先生の爪の垢を煎じて飲みたいほどです。
それと、味方として登場したラブラバちゃんも最高でした。
ラブラバちゃんのキャラデザは、とても可愛いですよね。
アメコミっぽい雰囲気も良いです。
過去の敵が味方として登場するのも、定番ですがこれもワクワクしますね。
そう考えると、ヒロアカもそろそろ終わりに近づいているのでしょうか?
全面戦争でこれまで登場した多くのキャラクターが出てくるので、そんな雰囲気を感じます。
最後までどうなるのか気になりますが、終わってほしくない気持ちもありますね。
どちらにしても、次巻が早く読みたいことに変わりはないですが。
トガちゃんが覚醒してヒーロー側がピンチになり、以前敵だったラブラバちゃんが味方として再登場する今巻に興味がある方は是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:僕のヒーローアカデミア 38
- 著者:堀越耕平
- 発売日:2023年6月2日
- 定価:528円(税込)
- 発行:集英社
- レーベル:ジャンプコミックス
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックス)
- 僕のヒーローアカデミア 2 (ジャンプコミックス)
- 僕のヒーローアカデミア 3 (ジャンプコミックス)
- 僕のヒーローアカデミア 雄英白書 I 1-A:授業参観 (ジャンプジェイブックスDIGITAL)
- 僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!! 1 (ジャンプコミックス)
【著者:堀越耕平の別作品】
- 逢魔ヶ刻動物園 1 (ジャンプコミックス)
- 戦星のバルジ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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