1.『あらすじ』
識別怪獣兵器10号を装備して、群発災害に対応する保科。史上初、意思を持つ怪獣兵器との実戦は困難を極めるが、保科の機転で攻勢に転ずる。一方、カフカのいる大泉エリアでは6体もの超大型怪獣が出現し、戦況は悪化していく。そこに思わぬ援護が…!? ──9号の思惑が交錯する、第十巻!!
引用:集英社
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
意思を持つ識別怪獣兵器10号に、考えをを合わせることにした保科。
それにより、解放戦力がどんどん上昇していく。
最初は手こずっていたのが嘘かのように、敵を殲滅していった。
変わって別の場所では超大型怪獣が複数体現れ、カフカは怪獣8号になろうとする。
しかしそれをしてしまえば、怪獣9号が出てくる可能性があった。
なので代わりに、とある巨大兵器を装備した亜白ミナが対処をする。
更に他の場所でも続々と、成果が上がっていく。
だがそれは、怪獣9号の狙い通りだった。
戦力が各地に分散したところに、新たな識別クラスの怪獣が複数体現れる。
本来識別クラスの怪獣は、隊長級が複数人で挑む相手だった。
それを現状各自、一人で対処しなければならない。
またそんな中キルコの目の前には、自身の姿とそっくりな識別クラスの怪獣が立ちはだかる。
果たしてキルコや他の隊長たちは、識別クラスの怪獣を倒すことができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻では最初こそ順調に勝ち進めていましたが、後半では怪獣9号の策略により不利に陥ってしまう展開になっています。
まず初めに10号の考えに合わせたことで、保科さんが識別怪獣兵器の力を引き出していきました。
正に天下無双の大活躍で、次々に敵を殲滅していきます。
ぱっと見は10号と性格が合わないように見えましたが、実は良いコンビですね。
別の場所ではミナさんも秘密兵器を使用して、次々に超大型怪獣を仕留めていきました。
これで人間側の勝利も確実かと思われましたが、後半ではひっくり返ります。
実は怪獣9号は狙うべき隊長級が出そろうのを待っていただけであり、そこに主力を投入してきました。
その主力は全て識別クラスの怪獣であり、しかも戦う相手の相性を見据えて配置しています。
つまり、人間側が大きく不利に陥りました。
その中でキルコちゃんが、自身とそっくりな見た目の識別クラスの怪獣と戦うことになります。
識別怪獣兵器の力をまだ上手く引き出せないキルコちゃんでは、識別クラスの怪獣は厳しいですね。
しかし天性の才能を発揮したキルコちゃんは、戦いの中で成長していきます。
実に熱い展開ですね。
けれども、それで勝てるほど甘くはありません。
敵には奥の手がありました。
それによって、キルコちゃんは窮地を迎えます。
他の隊長たちも弱点を突かれたのか、不利な展開になっていました。
次巻では、この状況に対してどう対処していくか見ものですね。
そして、カフカさんが活躍するところが早く見たいです。
今巻では8号になるのを我慢しており、見せ場はありませんでした。
窮地の仲間を助けるには、やはり8号になるしかないでしょう。
ですが、未だ傍観に徹している9号が不気味ですね。
まだまだ先の見えない展開に、続きが非常に気になります。
有利に進んでいた戦いが識別クラスの怪獣が複数体現れたことでひっくり返る今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:怪獣8号 10
- 著者:松本直也
- 発売日:2023年8月4日
- 定価:572円(税込)
- 発行:集英社
- レーベル:ジャンプコミックス
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 怪獣8号 1 (ジャンプコミックス)
- 怪獣8号 2 (ジャンプコミックス)
- 怪獣8号 3 (ジャンプコミックス)
【著者:松本直也の別作品】
- ポチクロ 1 (ジャンプコミックス)
- ねこわっぱ! 1 (ジャンプコミックス)
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