【レビュー】チェンソーマン 15【感想】

1.『あらすじ』

飢餓の悪魔の言葉通りアサの前に現れた、根源的恐怖をその名に持つ“落下の悪魔”!! 人の心に潜む過去の傷を抉る、その残酷な力によりヨルを信じられなくなったアサは!? なす術なく“落ちて”行く人間たち…その先に待つのは、貪り喰らわれる地獄の美食フルコース!!

引用:集英社

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 アサの目の前に現れたのは、料理人の姿をした落下の悪魔だった。

 スタイルの良い女性の姿をしており、地獄の者たちのためにアサを調理するとのこと。

 必死に逃走を試みるアサだが、いつの間にか落下の悪魔の術中にはまってしまう。

 落下の悪魔は、対象者の過去のトラウマを呼び起こすことができる。

 そして心が下に落ちるほど、対象者は物理的に上へと落ちていく。

 当然アサも落下の悪魔に過去のトラウマを抉られて、上空へと落下しかけてしまう。

 だが寸前のところで戦争の悪魔であるヨルの機転により、一命をとりとめた。

 しかし窮地きゅうちということには変わらず、いずれやられてしまうことは目に見えている。

 そんな時にどこからともなくチェンソーマンが現れて、落下の悪魔と対峙するのであった。

 果たしてチェンソーマンは、落下の悪魔を倒すことができるのであろうか。

2-2.『感想』

 この巻では落下の悪魔に命を狙われたアサちゃんを、チェンソーマンが助けるストーリーになっています。

 落下の悪魔は、ぱっと見スタイルの良い料理人服を着た女性のような見た目でした。

 しかし腕のようなものが複数生えており、頭部に至っては他人の首をもぎ取ったものです。

 そんな悪魔がアサちゃんを悪魔に提供する料理にするため、命を狙う感じですね。

 落下の悪魔は過去のトラウマを抉り心を下に落とすことで、肉体を物理的に上空へと落とす能力があるようでした。

 また幾ら切り刻まれても死なず、半ば不死身のようですね。

 これまで登場した悪魔の中でも、かなりの強敵と言えるでしょう。

 チェンソーマンとも戦闘になりますが、デンジ君は落下の悪魔の能力でトラウマを抉られます。

 デンジ君の過去を考えると、相性が最悪ですね。

 しかしそこは良い意味でおバカなデンジ君、破天荒はてんこうな方法でそれを乗り越えます。

 そうして、チェンソーマンと落下の悪魔の激戦が繰り広げられました。

 更に今回の戦いで、日本中で変化が生まれていきます。

 チェンソーマンという存在は、もはや政治にも影響を与えているようでした。

 そしてチェンソーマンが勝手に動くのを嫌がった人たちが、デンジ君に近づきます。

 今後デンジ君はどうなってしまうのか、続きがとても気になりますね。

 物語もとうとう大きく広がり始めたので、次巻以降からは様々な勢力が動き出す予感がします。

 加えてデンジ君とアサちゃんの関係がどうなるのか、そちらも楽しみですね。

 それと、ナユタちゃんが今巻も可愛いです。

 空気を読まない感じと、若干メスガキな雰囲気が良い味を出していますね。

 引き続き、次の16巻も読んでいこうと思います。

 落下の悪魔に狙われたアサちゃんと、その悪魔に立ち向かうチェンソーマンに興味がある方は是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:チェンソーマン 15
  • 著者:藤本タツキ
  • 発売日:2023年8月4日
  • 定価:528円(税込)
  • 発行:集英社
  • レーベル:ジャンプコミックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • チェンソーマン 1 (ジャンプコミックス)

  • チェンソーマン 2 (ジャンプコミックス)

  • チェンソーマン 3 (ジャンプコミックス)

  • チェンソーマン カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 


 

【著者:藤本タツキの別作品】

  • さよなら絵梨 (ジャンプコミックス)

  • ルックバック (ジャンプコミックス)

  • ファイアパンチ 1 (ジャンプコミックス)

 


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