1.『あらすじ』
死の砂漠への強制転移から数か月。アリアたちは砂上の無法都市・カトラスに身を寄せ、現地で出会った子供たちとも協力し王国への帰還の準備を進めていた。
だが、人族への復讐を掲げる魔族の陰謀により古代遺跡の地竜が目覚め、魔物の暴走スタンピードが発生! 大規模な軍事侵攻も開始される!
自身の身も危ない状況において、「仲間となった子供たちも助ける」という友エレーナの覚悟を知った彼女の胸に灯る想いはただ一つ。
――エレーナの命も想いも、絶対に守り抜く
燃え上がる街から決死の脱出を試みる中、果たして彼女が下した決断とは……?
「あなたの願いは、私が叶える!」
最強主人公ヒロインが灼熱の大地を駆け抜ける!
壮絶&爽快な異世界バトルファンタジー第6巻!
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
強制転移されてしまったアリアとエレーナ。
転移した場所は、サース大陸南西の砂漠地帯にある古代遺跡都市『レースヴェール』だった。
その場所は既に廃墟となっており、魔物が跋扈している危険地帯である。
アリアとエレーナはグレイデール王国に戻るため、人が住む場所を目指し始めた。
そして二人はどこの国にも属さない砂上の無法都市、カトラスに辿り着く。
法も秩序も無いこの都市で、二人は帰るための準備を始めた。
だがこの都市には逆らってはいけない四つの組織があり、当然若く見た目の良い少女である二人は目を付けられてしまう。
しかし襲い掛かってくる無法者は、アリアによって返り討ちにあっていく。
そんな無法都市で二人は、クルス人の少年ロンと、闇エルフの少年カミールと出会った。
最初はお互いに警戒をしていたが、ひょんなことから行動を共にすることになる。
また小さな孤児たちも一緒であり、賑やかになっていく。
だがそれからしばらく経ち無法都市から脱出も間近となったころ、事件が発生する。
無法都市カトラスへと襲い掛かるそれに、アリアたちも巻き込まれていく。
またアリアとエレーナがいなくなった学園でも、問題が多発していた。
偽ヒロインのアーリシアを中心にして、クララとカルラが暴走し始める。
果たしてアリアとエレーナは様々な問題が発生する中で、無事にグレイデール王国へと帰還することができるのであろうか。
2-2.『感想』
この6巻ではアリアちゃんとエレーナちゃんが、砂漠の無法都市付近に強制転移させられてしまいました。
グレイデール王国はとても遠く、帰還するには何カ月もかかりそうです。
見た目の良い二人は当然襲われることも多く、エレーナちゃんの体力的な問題もありました。
様々な物が不足している状況から、二人の過酷なサバイバルが始まります。
また新たな男性キャラクターのロン君とカミール君も加わり、物語はグレイデール王国内から飛び出して世界へと広がっていきました。
そして今巻で一番良かったところは、やはりアリアちゃんとエレーナちゃんの友情ですね。
後半では思わず涙が出てしまいました。
二人の関係は、見ていてとても推せますね。
また今巻でもアリアちゃんがイケメン過ぎて、ヤバいです。
何といいますか、雰囲気からしてイケメンなんですよね。
こんなカッコいい女の子を、どうやったら生み出せるのでしょうか。
春の日びより先生には尊敬の念が尽きません。
話が少し脱線しました。(^-^;
そして二人がいなくなったグレイデール王国では、仲間たちが捜索のため動き出します。
虹色の剣のメンバーはもちろんのこと、セレジュラさんやネロも探し始めました。
そんな中学園では、偽ヒロインのアーリシアちゃん達がある意味やりたい放題し始めます。
アリアちゃんとエレーナちゃんが戻って来たとき、いったいどうなっていることやら。
まあ巻末を見るに、帰還はまだまだ先になりそうな感じですが。(^-^;
それと最後は驚愕の展開を迎えていたので、アリアちゃんの今後はどうなってしまうのか、とても気になります。
次巻である7巻の発売は年内発売とのことですが、まだまだ先になりそうですね。
今後の展開にますます目が離せません。
砂漠の無法都市に転移したアリアちゃんとエレーナちゃんが帰還するために奮闘する今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル6
- 著者:春の日びより
- イラスト:ひたきゆう
- 発売日:2023年6月10日
- 定価:1,399円(税込)
- 発行:TOブックス
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル
- 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル2
- 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル3
- 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル@COMIC 第1巻 (コロナ・コミックス)
【著者:春の日びよりの別作品】
- 悪魔公女 (Kラノベブックス)
- 悪魔公女(1) (シリウスKC)
コメントを残す