【レビュー】水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編Ⅵ【感想】

1.『あらすじ』

「その秘密、氷の刃で一刀両断です!」
王国を取り巻く策謀が、クライマックスへ向けて動き出す!
最強水魔法使いの気ままな冒険譚・第6弾!
シリーズ累計15万部突破!(電子書籍含む) 既刊ぞくぞく大重版!

トワイライトランド——王国の隣にありながら謎に包まれた国。
錬金術三昧の涼が久々に受けた依頼は、その隣国と国交を結ぶため、外交使節団に加わることだった。
「コーヒーを飲みながら馬車に揺られるだけの簡単なお仕事ですね!」とお気楽に構えていたにもかかわらず、首都テーベでまさかのクーデターが発生! 国家反逆の咎で味方が囚われてしまう。
状況打開の鍵は「シンソ」という貴族も恐れる人物で……?
大陸各国に渦巻く陰謀、そして”爆炎の魔法使い”の暗躍。
複雑に絡まり合った計略を快刀乱麻に切り捨て、物語はクライマックスへ向けて動き出す!
最強水魔法使いの気ままな冒険譚・第6弾!

引用:TOブックス オンラインストア

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 ルンの街のギルドマスターであるヒュー・マクグラスの依頼により、隣国トワイライトランドへの外交使節団に加わることになった主人公のりょう

 最初は何かと理由をつけて断ろうとしたが、鹵獲ろかくした連合の壊れたゴーレムを間近で見る権利と引き替えに受けることにした。

 ちなみに涼は行くことのできないリンの代わりに、アベルと共に行くことになった形である。

 そうしてトワイライトランドに向かった涼たちであったが、道中で突然襲われることになった。

 相手は因縁のある暗殺教団であったが、一人で村ごと壊滅させた涼がいたこともあって、対処は容易である。

 しかし問題は襲撃自体のことではなく、その依頼主にあった。

 どうやらこれから向かうトワイライトランドにクーデターの兆しがあり、それに利用されたようである。

 きな臭いと思いつつも、トワイライトランドへとやってきた涼たちは、当然そこで争いに巻き込まれてしまう。

 そこで”シンソ”と呼ばれる存在と出会うことになるが、果たして敵か味方か。

 また後半ではナイトレイ王国内でデブヒ帝国が暗躍する。

 そしてルンの街にあの爆炎の魔法使いが襲撃してくる展開に!?

2-2.『感想』

 今巻は前半と後半で内容が分かれています。

 前半では隣国トワイライトランドへと向かう涼君とアベルさん。

 そこで内戦に巻き込まれて窮地に陥るも、偶然にも真祖様の介入がありました。

 真祖と聞くと、やはりあの種族が思い浮かぶことでしょう。

 そうですね。吸血鬼です。

 しかも真祖様には重大な秘密があるようで、涼君のことにも興味があるようでした。

 それはそうと、読んでいて無性にラーメンが食べたくなります。

 なぜかって? それは読んでみればきっと分かるはずでしょう。(笑)

 そして後半では、デブヒ帝国が大胆にもナイトレイ王国内で何やら暗躍しています。

 偶然にもそこに遭遇した涼君とアベルさん。

 当然見過ごすことができずに戦闘に発展しますが、それがきっかけで事態が大きくなりました。

 なんとあの爆炎の魔法使いであるオスカーさんが、ルンの街へと襲撃しにきたのです。

 お互いに因縁の相手である涼君とオスカーさん。

 出会えばどうなるのか、答えは決まっていますよね。

 次巻への期待度を大きく上げる良い場面でした。

 ナイトレイ王国内では現在様々な問題があるようですが、相手は待ってくれません。

 次巻が第一部中央諸国編の最終章とのことなので、とても楽しみです。

 果たしてナイトレイ王国とデブヒ帝国の戦争は、どのようにして繰り広げられるのか、目が離せんね。

 隣国では内戦に巻き込まれ、国内では暗躍する帝国の者に遭遇する今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編Ⅵ
  • 著者:久宝忠
  • イラスト:めばる
  • 初版発行:2023年2月20日
  • 定価:1,399円(税込)
  • 発行:TOブックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編I
  • 水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編II
  • 水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編III
  • 水属性の魔法使い@COMIC 第1巻 (コロナ・コミックス)

 


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