【レビュー】乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル5【感想】

1.『あらすじ』

迷宮での死闘を潜り抜けたのも束の間、アリアのもとに新たな依頼が舞い込む。それは、王立魔術学園での第一王女エレーナの護衛であった。
今や何者にも屈しない“力”を身につけた彼女は、決意する。
あの日の盟友ともとの誓いを果たす、そして今度こそ運命シナリオをぶち壊すと――!
王家の力を削がんとする貴族派による誘拐事件、王国を混乱させるべく蠢動する魔族の襲撃。さらにはその裏にちらつく因縁の相手、グレイブの影。
様々な思惑が交錯する“乙女ゲーム”の舞台で、最強主人公ヒロインの熾烈な戦いの幕が今、上がる!
「あなたは、私が護る!」 壮絶&爽快な異世界バトルファンタジー第5巻!

引用:TOブックスオンラインストア

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 王立魔術学園で第一王女エレーナの護衛をすることになったアリア。

 エレーナの従者になるために、アリアはセラのレイトーン準男爵家の養女になった。

 学園には他にも、様々な人物たちが入学してくる。

 その中には、偽りのヒロインになったアーリシア・メルシスや、加護ギフトの力を手に入れたカルラ・レスターもいた。

 不穏な学園生活が始まり、当然のように事件が起きる。

 魔術学園恒例の新一年生野外研修にて、エレーナが何者かに襲撃されたのだ。

 加えてそれだけに終わらず、王太子エルヴァンの命も狙われしまう。

 どうやらその裏にはアリアの宿敵であるグレイブが存在しているようで……?

 次第に事件は進み情報を手にしたアリアは、宿敵であるグレイブと対峙することになる。

 果たしてアリアはこの因縁を断ち切り、グレイブを倒すことができるのであろうか。

 また裏では魔族が暗躍しており、エレーナを捕らえるために動き出す。

 始まったばかりの学園偏は、早くも終わりへと近づいていくのであった。

2-2.『感想』

 とうとう始まった学園偏ですが、普通の乙女ゲームの世界のように甘い恋愛風景はほとんどありません。

 相変わらずの殺伐とした世界観ですが、そこがこの作品の魅力ですね。

 また乙女ゲームの世界を題材にしたライトノベルの場合、大抵一巻に学園が登場すると思います。

 しかしこの作品では、五巻にてようやく学園偏を迎えることができました。

 ここまでの過酷なサバイバルの結果、アリアちゃんは既に学生の中では最強です。

 これまでのことを思えば、その強さにも納得ですよね。

 また学園偏では、あの偽ヒロインと化したアーリシアちゃんが現れました。

 アリアちゃんの正体には気が付いていないようですが、どうやら目立つアリアちゃんが気に食わない様子です。

 既に本来の乙女ゲームの世界とはだいぶ変わってしまいましたが、攻略キャラを籠絡しようとアーリシアちゃんは動きました。

 しかし、どうやら思い通りにはいかないようで、何人かの攻略キャラはアーリシアちゃんのことを避けてしまいます。

 ですが、逆にのめり込んでしまう人もいるようで……?

 今後の展開に暗雲が立ち込めていますね。

 それはそうと、アリアちゃんはこの巻で宿敵であるグレイブと対峙します。

 しかも激戦の最中なのにもかかわらず、魔族たちがエレーナちゃんを狙って動き始めした。

 時間をかけられないアリアちゃんは、格上であるグレイブを果たして倒すことができるのか。

 この部分が今巻での一番の読みどころですね。

 また次巻では、まさかの学園偏が早くも一時終了の可能性が!?

 新たなサバイバルがアリアちゃんとエレーナちゃんに襲い掛かります。

 二人はこの困難な状況の中で、無事に生き残ることができるのでしょうか。

 とても続きが気になりますね。

 学園偏を迎えても殺伐とした世界観は相変わらずの今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル5
  • 著者:春の日びより
  • イラスト:ひたきゆう
  • 初版発行:2022年12月20日
  • 定価:1,399円(税込)
  • 発行:TOブックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル
  • 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル2
  • 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル3
  • 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル4
  • 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル@COMIC 第1巻 (コロナ・コミックス)
  • 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル@COMIC 第2巻 (コロナ・コミックス)

 


 

【著者:春の日びよりの別作品】

  • 悪魔公女 (Kラノベブックス)

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