【レビュー】反逆者として王国で処刑された隠れ最強騎士 2 蘇った真の実力者は帝国ルートで英雄となる【感想】

1.『あらすじ』

かつて『魔王』と呼ばれた最強が、再び覚醒する!

レシュフェルト王国で処刑されたが蘇り、前世の命の恩人であるヴァルカン帝国の皇女ヴァルトルーネに忠誠を誓ったアルディア。帝国で特設新鋭軍の騎士となり、反皇女派貴族との内戦を勝利に導いた――。
一ヶ月後、過去に王国から攻め入られたディルスト地方の防衛をするため調査を命じられたアルディア。来たる戦の準備をしていたが、別部隊が敵から襲撃されたとの報せを受け、救援へ駆け付ける! そこで目にした仲間の死を引き金にアルディアの中に眠る、かつて『魔王』と呼ばれた人殺しの本性が覚醒する!!
処刑された最強騎士が再び最強に返り咲く、逆行転生ファンタジー第二弾!

引用:OVER LAP

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 リゲル侯爵軍に勝利したことで、ヴァルトルーネは次期皇帝に相応しい人物と周囲から思われ始める。

 それによって特設新鋭軍も知名度を高め、新たに加入する者たちが増え始めた。

 またそんな中アルディアは、戦を共にしたリツィアレイテと親睦を深めていく。

 だがそのことをヴァルトルーネに知られてしまい、嫉妬されてしまう。

 結果として、二人の時はお互いに愛称で呼ぶことになった。

 その後日々が坦々たんたんと過ぎていく中で、ひょんなことからアルディアは自身の行動原理を理解する。

 ”ヴァルトルーネを死なせたくない”

 アルディアは改めてそれに気が付くと、同時期に現れた盗賊に対して暴走してしまう。

 それは逆行前、『冷徹なる黒衣の魔王』と呼ばれていた自身を彷彿とさせる。

 しかし現在では多くの仲間やヴァルトルーネがいることもあり、アルディアは周囲の人々からしかられてしまうのであった。

 後半では帝国三大裏組織の一つ、白煙はくえん蜥蜴とかげを仲間に引き入れるため行動し始める。

 だが当然一筋縄ではいかず、争いに巻き込まれていく。

 加えてその争いは客観的に見て、圧倒的に不利なようだった。

 果たしてアルディアはたちは、この問題を解決して白煙はくえん蜥蜴とかげを仲間に引き入れることができるのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻は盗賊討伐や裏組織を仲間に引き入れるため、活動していく展開になっています。

 リゲル侯爵軍に勝利したことで、ヴァルカン帝国内で次期皇帝の座に大きく近づきました。

 しかし約二か月後には、レシュフェルト王国が攻めてくるのでうかうかできません。

 新たな仲間や地盤を固めるために、行動を始めます。

 今巻は準備回という感じでして、次巻から戦が始まる雰囲気ですね。

 あとはアルディア君の精神面の成長や、ヴァルトルーネちゃんとの関係が一歩前進する展開です。

 またリツィアレイテちゃんとも仲良くなり、今後サブヒロインとして頭角を出していきそうでした。

 けれどもヴァルトルーネちゃんとの関係は盤石ばんじゃくなので、そこに入り込むのは難しそうですね。

 それと今巻では、白煙はくえん蜥蜴とかげという裏組織を仲間に誘います。

 諜報ちょうほう力に長けているので、非常に欲しい組織でした。

 ファディさんの縁で近づくことには成功しますが、そこの頭領から条件を出されてしまいます。

 それは下手をすれば命を落としかねない危険なのものでして、客観的にも不利でした。

 ですがアルディア君たちはおくすることなく、立ち向かっていく感じです。

 しかしアルディア君は最強ですが、無敵という訳ではありません。

 今巻ではそれを知る事ができたので、次巻以降の戦争が少々不安ですね。

 引き続き、この作品を読んでいこうと思います。

 次期皇帝の座に大きく近づき裏組織を仲間に引き入れる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:反逆者として王国で処刑された隠れ最強騎士 2 蘇った真の実力者は帝国ルートで英雄となる
  • 著者:相模優斗
  • イラスト:GreeN
  • 発売日:2023年8月25日
  • 定価:770円(税込)
  • 発行:オーバーラップ
  • レーベル:オーバーラップ文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 反逆者として王国で処刑された隠れ最強騎士 1 蘇った真の実力者は帝国ルートで英雄となる (オーバーラップ文庫)

 


 

【著者:相模優斗の別作品】

  • 追放された盾持ちは3年の時を経て最強Sランクパーティの一角を担う (BKブックス)

 


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