1.『あらすじ』
家出をしたら『妹』が出来て、しかもめちゃくちゃ甘えてきます。
「――可愛がってね、お兄ちゃん!」
父との不仲で家出した俺、鷹戸流稀を拾ったのは、同級生の加古川青緒だった。
そんな青緒と俺が交わした『契約』は……彼女の家族になって、一緒に暮らすこと!?「お兄ちゃん。誰もいないから、充電さーせてっ!」
学校では優等生の青緒が、家では『兄』の俺にめちゃくちゃ甘えてくる!?
さらに、いつもは気だるげだけど本当は背伸びしたい青緒の妹・絆菜。
青緒の従姉で学校でも人気の先生・ゆかり。
加古川家の美少女三姉妹から、徐々に可愛がられて……不思議な関係だけど、毎日ドキドキと楽しいことばかり!?『家族』になって、恋が始まる。ハートフル同居ラブコメ!
引用:ファンタジア文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公の鷹戸流稀は、父親が進路希望調査票を勝手に出したことで、高校二年の五月に家出を決行する。
しかし行く当てもなく、雨の中公園のベンチに座っていると、一人の少女が現れた。
それはクラスメイトの美少女加古川青緒であり、傘を差し出してくれる。
だがその光景を見たあと、流稀は気を失ってしまう。
そして気が付けば、青緒の家のベッドに寝かされていた。
どうやら高校の教師で従姉妹である、加古川ゆかりに助けを求めたようである。
結果として家出のことを話すことになった流稀は、そこで加古川家の家族事情を知ることになった。
青緒は両親を失っており、妹の絆菜と施設に入るしかないところを、従妹のゆかりに引き取られたという。
そして家族契約という何の法的の効力も無いが、実の家族になる契約をしていた。
流稀はその家族契約に、ひょんなことから参加することになる。
それによりクラスメイトの美少女が妹になり、美人教師が双子になってしまう。
更には当初こそ流稀を警戒していた中学三年生の美少女が、姉になる。
そんな美少女や美女と家族になり、流稀は一つ屋根の下で共に暮らすことになるのだった。
果たして流稀は、この家族契約によってどのように変化していくのであろうか。
2-2.『感想』
この小説はクラスの美少女と家族契約をして、妹になってもらう物語になっています。
父親との不仲で家出をした流稀君は、青緒ちゃんの自宅に転がり込みました。
そこで家族契約を結び、一緒に住むことになります。
家族の温かさを知らなかった流稀君は、それにより成長してく感じですね。
ちなみに家族契約は、その契約書に書かれた続柄になるようです。
なのでクラスメイトの青緒ちゃんが妹になり、二人きりの時には妹らしく甘えてきました。
同級生の妹というだけで、何だかインモラル雰囲気がありますね。(笑)
他にも美人教師のゆかりさんとは、双子関係になりました。
自宅では隙だらけで、下着やら谷間やらを見てしまう感じですね。
二人は流稀君が家族になることを、最初から歓迎しています。
しかし中学三年生の絆菜ちゃんは、警戒してむしろ嫌がりました。
ですがそれも次第に解決していき、逆に年下のお姉ちゃんになります。
中学生の年下お姉ちゃん。これも何だかインモラルな雰囲気がしますね。(笑)
個人的には、そんな年下お姉ちゃんの絆菜ちゃんが推しです。
あとは作中に、完結した地味かわのでるちゃんが出たのが、嬉しかったですね。
完結した作品のキャラクターが、別の作品に出てくるのは個人的にかなり好きです。
そしてこの作品は、地味かわと同じ世界感のようですね。
今後も数行でもいいので、登場するのが楽しみです。
それと話を戻しますが、流稀君が家族契約をできた理由も、後半で少しずつ分かってきました。
冒頭では家出少年と家族契約をして、居候させるとはかなりぶっ飛んでいるとは思いましたが、これは納得です。
流稀君を受け入れるだけの、バックストーリーがあるみたいですね。
次巻以降それについても、深堀されていくのでしょうか。
特にゆかりさんは、壮絶な過去がありそうですね。
あとは、三人とイチャイチャするシーンがもっと見たくなりました。
家族契約というこれまでに見たことのない設定のラブコメなので、とても続きが気になります。
そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
クラスメイトの美少女と家族契約をして妹になってもらう物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:クラスの優等生を『妹』にする約束をした。どうやらいっぱい甘えたいらしい。
- 著者:氷高悠
- イラスト:たん旦
- 発売日:2024年2月20日
- 定価:748円(本体680円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:ファンタジア文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
【著者:氷高悠の別作品】
- 【朗報】俺の許嫁になった地味子、家では可愛いしかない。 (ファンタジア文庫)
- 【朗報】俺の許嫁になった地味子、家では可愛いしかない。 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
- あなたのことを、嫌いになるから。 (講談社ラノベ文庫)
- それでも僕は、モブキャラが好き (講談社ラノベ文庫)
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