【レビュー】緋弾のアリアXXXIX 荒脛巾の巫女【感想】

1.『あらすじ』

武装探偵、通称『武偵』。
それは凶悪化する犯罪に対抗するため武装を許可された探偵である。
トップレベルのSランク武偵・アリアの相棒に選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。
都会を離れた山奥の牛義郷で、キンジは早逝した母と似た美女・悠樹菜との穏やかな日常を送っていた。
だがそこへ悠樹菜の身柄を狙う旧公安0課、さらに生涯無敗の武装検事・不破が現れる。
彼らに襲われる理由が分からずに戸惑う悠樹菜だが、彼女の記憶には不自然な空白があるのだった――。
悠樹菜を守って戦うキンジは、牛義郷に隠された『見張り神』荒脛巾の恐るべき秘密に迫る。
大スケールアクション&ラブコメディー第39弾!

引用:MF文庫J

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 主人公のキンジは牛義郷うしよしごうで母に似た美女の悠樹菜ゆきなを守るために、生涯無敗の武装検事である不破ふわと戦うことになってしまった。

 武装検事は殺人ころし許可証ライセンスを国から与えられており、更に不破は父金叉こんざの元部下である。

 当然、遠山家の技をいくつか知っている可能性が高かった。

 そして実際に戦ってみれば、勝負の結果は明らかである。

 このときキンジは運よく生き残ったが、肝心の悠樹菜が不破に攫わらてしまった。

 ヒステリアモードでもまったく敵わない相手にもはやこれまでかと思われたが、そこにとある人物が現れる。

 キンジは臨時的に組んだ者たちと共に、不破へと戦いを挑むのであった。

 そこでキンジは、悠樹菜の隠された秘密を知ることになる。

 また後半ではエジプトから来たパトラの妹、メメトとキンジは顔を合わせた。

 中学三年生の美少女であり、第一印象は大変よろしい。

 だがキンジと二人きりになった途端、その本性を現すのであった。

『ざぁ~こ♡』

 メスガキメメトに、キンジはいいように翻弄ほんろうされてしまう。

 果たしてキンジは悠樹菜を救い、不破とメメトに勝つことができるのであろうか。

2-2.『感想』

 この39巻では攫われた悠樹菜さんを救う前半と、メスガキメメトちゃんにもてあそばれる展開になっています。

 前半はとても熱い展開であり、最後にはとても感動しました。

 しかし後半では打って変わり、いつものラブコメ展開が広がっています。

 とうとう緋弾のアリアでも、どこにでも出せる立派なメスガキが登場しましたね。(ほめ言葉)

 このエジプト出身のメスガキメメトちゃん、実にわからせたいです。

 衣装もほぼ下着と変わらないような、エッチぃ感じでした。

 更にダメなお兄ちゃんにセクハラされることを喜ぶ、痴女でもあります。

 メメトちゃん、良い意味でキャラが濃いですね。

 加えてキンジさんと同棲することにもなり、これは実の妹であるカナメちゃんも黙ってはいません。

 予想はしていましたが、この巻に登場しました。

 二人のやり取りは面白いので、実際に手に取って読んでみてくださいね。

 あっ、メスガキメメトちゃんの印象で上書きされて書きなぐってしまいましたが、この巻は前半がメインです。

 表紙にもなっている悠樹菜さんの秘密が、明らかになりました。

 これは武装検事と、旧公安0課も現れるわけですね。

 ちなみに戦うことになる不破さんですが、ヒステリアモードのキンジさんの戦力が100だとすると、不破さんは600以上だそうです。

 最初にこの戦力差を見たときは、今回こそ流石に勝てないのではと思いました。

 しかしこの戦いは、思わぬ形で決着がつきます。

 そして最後は感動的で、思わず涙が出てしまいました。

 私も近いうちに、母親孝行をしようと思います。

 それはそうと、次巻はいよいよ40巻ですね。

 ローマ数字表記だと『ⅩL40』とのことです。

 この数字を目にする機会はあまり無いので、なかなか読めませんね。(^-^;

 服のサイズと勘違いしそうになります。

 ちなみに50がLとのことですね。

 なので60はLⅩになるみたいです。

 緋弾のアリアは細い隙間に巻数が書かれているので、これである程度場所は確保できそうですね。

 ローマ数字について、長話になってしまいました。(^-^;

 次巻からは新シリーズが始まりそうな予感がするので、今から発売が待ち遠しいですね。

 前半では格上の武装検事と戦い、後半では新キャラのメスガキ妹と色んな意味で戦うことになる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:緋弾のアリアXXXIX 荒脛巾の巫女
  • 著者:赤松中学
  • イラスト:こぶいち
  • 発売日:2023年6月23日
  • 定価:726円(本体660円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:MF文庫J

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 緋弾のアリア (MF文庫J)

  • 緋弾のアリア (1) (MFコミックス アライブシリーズ)

  • 緋弾のアリアAA (1) (ヤングガンガンコミックス)

 


 

【著者:赤松中学の別作品】

  • フェンリル(1) (ビッグガンガンコミックス)

  • チアーズ! (MF文庫J)

  • やがて魔剱のアリスベル (電撃文庫)

 

5.『アニメ配信情報』

 ネットでアニメを見るなら【dアニメストア】がオススメです。

 『緋弾のアリア』も配信されており、他にもアニメ5.500作品以上が月額550円(税込み)で見放題となっています。

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