1.『あらすじ』
学園カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は、界隈随一の異能力者だ。
ダンディズムを愛する彼の毎日は、異能力を使ったお仕事一筋。
常日頃から孤独な生き様を良しとしてきた。
シニカルなオレ格好いいと信じてきた。
だが、その日々も永遠ではない。
高校二年の秋、童貞は文化祭を通じて青春の尊さに気付く。
異性交遊の大切さを知る。
これはそんな西野少年が、過去の淡白な人生から心機一転、日々の生活態度を改めると共に、素敵な彼女を作って高校生活を謳歌する為、あの手この手を用いて学園カーストを駆け上がらんと奮闘するも、一向に登れそうにない、なんちゃってハードボイルド物語(異能バトル付き)引用:MF文庫J
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
西野五郷はどこにでもいるフツメンの高校生だ。
しかし西野には、そのフツメンとは裏腹に違った一面をもつ。
そう、西野は≪ノーマル≫と呼ばれる凄腕の人物だった。
要人の暗殺を難なくこなし、六本木のバーで酒を飲みながら依頼を受けている。
そんな西野だが、高校では学年カースト最底辺の冴えない少年に過ぎない。
人並みの青春を望む西野であるが、そこに身長130cmほどの金髪碧眼ロリ、ローズ・レープマンと出会う。
どこにでも存在するような高校に、場違いな美少女であるローズ。
彼女は、≪ノーマル≫である西野を目当てにやってきたのだった。
クラスの日陰者である西野に何故美少女が! と、騒ぎなるのは必然である。
そこから空気のように過ごしていた学生生活に、変化が起こり始めた。
ローズに惚れていて、西野を敵視する学年カースト上位の竹内が、西野の前に現れる。
更には西野の机に彫刻刀で誹謗中傷が彫られ、机の中に誰かの汚物が詰められるなど、苛めまで起こってしまう。
暗殺や護衛の依頼を受けながら、西野は変化していく学園生活で、青春を手に入れられる日は来るのだろうか。
西野の苦難はまだ始まったばかりだ。
2-2.『感想』
すごい異能の力を持っている西野君、更にフツメンですが預金10桁と、ある意味勝ち組です。
しかし、学校生活は負け組の模様……。
良かれと思ってやったことが裏目に出たり、タイミングが悪かったりと、運の無い少年ですね。
読んでいて西野君が、何だか可哀そうに思えてしまいました。
しかし、西野君自身はそこまで精神的ダメージを受けていないようなので、安心してください。
ヒロイン? のローズちゃんもロリ可愛いですね。
ですが、何やら不穏な雰囲気を感じます。
この巻では西野君に絡んだり、助けてもらったりですが、今後の展開がどうなるかですね。
それはそうと、竹内君へのヘイトがヤバいです。
次巻以降でざまぁ展開はあるでしょうか?
個人的には切望しますね。
竹内君、イケメンですが内面がひどいです。
特に、西野君を直接呼び出して、「俺、ローズちゃんとヤッたわ」にはドン引きでした。
あ、多分これ嘘ですよ。
ローズちゃんは処女ですね。
しかし、それを信じてしまった西野君。
ローズちゃんと心の距離が空いてしまいました。
さてさて、西野君とローズちゃんの関係は改善されるのか、今後の展開が気になりますね。
最強の異能を持つフツメン少年の学園ラブコメに興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~
- 著者:ぶんころり
- イラスト:またのんき▼
- 初版発行:2018年4月25日
- 定価:660円(本体600円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:MF文庫J
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ 13 (MF文庫J)
- 西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
【著者:ぶんころりの別作品】
- 佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~(1) [ ぶんころり ]
- 田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~1 (GCノベルズ)
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