【レビュー】悪魔公女3【感想】

1.『あらすじ』

──光溢れる世界の夢を見る。
家族。学校。友達。電車。バス。映画。本。
『私』は光の世界で成長し……最後に白い部屋の中で、闇に包まれた。
夢から覚めると、魔界と呼ばれる世界で小さな一体の悪魔になっていた。
「──帰りたい──」
『私』の心に広がるのは、夢で見た光の世界への憧れ。
そしてある日、目の前に現れた『召喚門』に飛び込む。
再び『私』が目を覚ますと、人間の赤ん坊として生まれていた。
そこは神聖王国。「帰りたい」と願った世界とは異なる人間の世界。
悪魔でありながら、赤ん坊の力しかない『私』は恐怖する。
自分が悪魔だということは隠し通さなければ───……。

引用:講談社コミックプラス

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 魔術学園に通うため、王都へと引っ越してきたユールシア。

 たくさんの友人ができるかと思いきや、現実は厳しい。

 王家の一員であったり、聖女候補であるなどの理由から近寄りづらい存在となっていた。

 加えてその人形のような美しさも影響している。

 そんな中従兄妹である第二王子のリュドリックが、度々心配してやって来るのだった。

 また父親の代わりに、伯母が嫁いだ隣国シグレス王国で行われる結婚式に参加することになる。

 そこでユールシアは、自称勇者のアルフィオと遭遇した。

 更にその勇者一行にはどうやら、姉たちがいるようである。

 ユールシアはある意味大好きな姉たちに会えてうれしかったが、向こうはそうではない。

 そんな姉妹のやり取りを近くで見ていたアルフィオは、幼いユールシアにも目を付け始めるのであった。

 けれども後半では、自称勇者以上にやっかいな存在に目をつけられてしまう。

 暗躍する者たちに誘い出されたユールシアは、思わぬ危機を迎えてしまうのだった。

 果たしてユールシアは、無事に危機を脱することができるのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻は学園編が始めるかと思いきや、自称勇者や様々な派閥の者が暗躍する展開になっています。

 高嶺たかねの存在過ぎて、学園でまともに友達ができなかったユールシアちゃん。

 隣国の結婚式参加すれば、自称勇者にハーレム要員として目をつけられます。

 そして公爵・大司教・魔族の暗躍により、思わぬ事態を招いてしまいました。

 更に例の”彼”にも、とうとう出番が回ってくるようでして……?

 怒涛どとうの展開を迎える今巻になっています。

 また今巻で第一部が終了するようでして、次の4巻から第二部になるようですね。

 例の彼との決着がどうなるのか、今から楽しみです。

 それと今巻に登場した魔王様ですが、ユールシアちゃんと出会った時どのようになるかですね。

 自称勇者一行も、ある意味ボケ担当みたいな感じで動き出しました。

 あのユールシアちゃんの姉たちも一向にいるので、何か起こしそうですね。

 あと読んだ人にしか分からないことですが、シオダイフクには笑いました。

 完全にネタキャラですね。(笑)

 その名称を聞いて、つい笑ってしまうユールシアちゃんが可愛かったです。 

 またそんなユールシアちゃんを意識している二人の少年、ノエル君とリュドリック君。

 どちらがユールシアちゃんを射止めるかという感じですが、個人的には例の彼を応援したいですね。

 やはり、彼がある意味一番愛が深い気がします。

 なのでどうか二人が仲直りして欲しいですね。

 これはますます、第二部が気になります。

 様々な伏線も張られたので、今から読むのが楽しみですね。

 引き続き、この作品を読んでいこうと思います。

 自称勇者に目をつけられたり魔族が暗躍しだす今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:悪魔公女3
  • 著者:春の日びより
  • イラスト:海鵜げそ
  • 発売日:2023年10月2日
  • 定価:1,650円(本体1,500円)
  • 発行:講談社
  • レーベル:Kラノベブックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 悪魔公女 (Kラノベブックス)

  • 悪魔公女2 (Kラノベブックス)

  • 悪魔公女(1) (シリウスKC)

 


 

【著者:春の日びよりの別作品】

  • 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル

  • 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル@COMIC 第1巻 (コロナ・コミックス)

 


レビューに戻る▶

ブックマーク
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA