1.『あらすじ』
料理対決に魔道具お披露目会、果ては恋の相談にと、異世界でフル稼動する自動販売機の《俺》ことハッコン。
ラッミスにはなんだかますます懐かれて心もあったか~い日々を過ごす中、軽薄な笑みを浮かべる男・ケリオイルが自動販売機を訪れる。
実力派ハンター集団・愚者の奇行団の団長を務めているという彼の誘いで、俺とラッミス、そして魔道具技師のヒュールミは階層奥深くに潜む巨大ワニの調査へ!
しかし、予想外のトラブル連続で相棒ラッミスたちとはぐれ、俺はダンジョン奥深くで孤立してしまい……!?
異世界に転生した流浪の自動販売機、大激闘!? の第二弾!引用:ザ・スニーカーWEB
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
盗賊団から無事に生還したハッコンは、ようやくラッミスと再会を果たす。
そして迷宮内の集落へと戻ってきたハッコンに、いつもの日常が戻ってくる。
再び自動販売機として、飲料や食料などを販売していくハッコン。
そんなハッコンの元には、恋に悩む青年や女性がやって来る。
他にも魔道具のお披露目会や、集落に現れた迷宮チェーン店打倒など騒がしくなっていく。
また魔道具技師のヒュールミとも交友を深め、充実した日々を送っていた。
しかしそんなある日、愚者の奇行団の団長であるケリオイルにとあるお願いをされる。
それはなんと、迷宮の遠征に付き合ってほしいというものだった。
ハッコンはラッミスとヒュールミたちと共に、迷宮の奥へと進み始める。
だがそこで思わぬハプニングに遭遇してしまい、ハッコンは単独行動を余儀なくされるのであった。
果たしてハッコンは、無事にラッミスたちと再会することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は集落で人々の悩みを解決しつつ、迷宮の奥で様々なハプニングに遭遇する展開になっています。
無事に盗賊団から救出されたハッコンは、ラッミスちゃんと再会して集落へと戻りました。
もちろん、同じく捕まっていたヒュールミさんもいっしょです。
そして集落で穏やかな日々が過ぎていく中で、ケリオイルさんに迷宮の遠征について来てほしいとお願いされました。
結果的についていった先で、ハッコンが取り残されてしまう感じですね。
更にはピンチな状態であり、動けないハッコンは自動販売機から出せるもので抵抗します。
新たな形態や物品が登場していく中で、次はどうなるのかとワクワクさせて頂きました。
加えてハッコンが人間になる手がかりも分かったので、今後のヒロインとの関係も気になりますね。
現状のヒロインは、ラッミスちゃんとヒュールミさんです。
ラッミスちゃんは元気で可愛らしく、ヒュールミさんはギャップが最高な感じですね。
今巻でヒュールミさんと関係が縮まる展開がいくつかあるのですが、それがとても良かったです。
個人的にはヒュールミさん推しなので、こういった可愛らしいギャップがもっと見たいですね。
またストーリー自体も面白く、前半の日常回、後半の冒険回とバランスが良くいつの間にか読み終わっていました。
特に日常回の、迷宮チェーン店の来襲が印象に残っています。
強大な飲食チェーン店に、街の個人飲食店が次々に追い詰められるのは悲しいですからね。(^-^;
異世界でもそれは同様だと思うので、ハッコンの活躍でそれを阻止することができてよかったです。
次の三巻が早く読みたいですね。
アニメも現在放送されているので、小説と合わせて楽しんでいこうと思います。
ハッコンが人々の悩みを解決しながら迷宮の奥でハプニングに見舞われる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:【新装版】自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う2
- 著者:昼熊
- イラスト:憂姫はぐれ
- 発売日:2023年9月1日
- 定価:748円(本体680円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:角川スニーカー文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 【新装版】自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う (角川スニーカー文庫)
- 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う1 (電撃コミックスNEXT)
【著者:昼熊の別作品】
- 村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない 01
- いらないスキル買い取ります 1 (オーバーラップノベルス)
- この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 素晴らしきかな、名脇役 (角川スニーカー文庫)
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