【レビュー】理想のヒモ生活 (17)【感想】

1.『あらすじ』

カープァ王国の新時代が始まる…!! 新章開幕!
ついに任命された宰相と元帥。カープァ王国の新時代は一体どのようなものになるのか。さらにカープァ王国へ訪ねに来た四公の代理人たちが、予想外のものをもたらす――!?

引用:KADOKAWA

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 新たに公爵へと就任した善治郎ぜんじろう

 また元帥にはプジョル・ギジェン、宰相にはフィデル・レガラドが就任した。

 アウラが妊娠中であるため仕方がないが、元帥になったプジョルには注意が必要である。

 知恵者の妻と地位を手に入れたプジョルが野心を出さないか、それだけが心配だった。

 そんな中善治郎はフレア姫の側室入りを話すために、北大陸のウップサーラ王国へ行くことが決まる。

 危険な船旅であるため、準備を着々と進めるのであった。

 後半ではジルベール双王国からやって来たフィクリヤと、カープァ王国の筆頭宮廷魔法使いエスピリディオンの面会が行われる。

 そこに善治郎も相席した形だ。

 内容は研究に行き詰ったフィクリヤが、エスピリディオンに助言をしてもらうためだった。

 そうして高度な内容を近くで聞いていた善治郎は、日本の価値観からとあることを提案する。

 問題も多いが、上手く行けば大きな発展を望める可能性があった。

 また同時期に、善治郎が日本から持ち込んだある物の量産に成功する。

 様々な下地が整う中で、果たしてこれらは将来的にどのような影響をもたらすのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻では善治郎さんが公爵に就任したり、北大陸に行くための準備などをする展開になっています。

 また妻のアウラさんが現在妊娠しているので、支えてくれる臣下を増やすために宰相と元帥も任命しました。

 これが今後吉と出るかは不明ですが、元帥に就任したプジョルさんはいつか何かやらかしそうな雰囲気を感じます。

 野心を持つ男に知恵高き妻と地位がそろったことで、ある意味布石は打たれました。

 善治郎さんとアウラさんも、そのことを心配しているみたいです。

 あとは善治郎さんに側室入りしたフレアさんの故郷に行くために、準備を進めていました。

 船を使った大陸移動であり、海には危険な海竜もいるそうですね。

 そのために、様々な魔道具を用意するようでした。

 今巻ではそうした北大陸に行くための、準備巻という感じですね。

 波乱な予感がしますが、今から続きがきになります。

 他にも今巻では、魔法の研究について話す場面がありました。

 異世界の人たちと価値観の違う善治郎さんは、魔法の発展のために素人ながら意見します。

 上手く行けば魔法技術が発展しそうですが、思わぬ失敗をしてしまうと不味いことになりそうな気がしました。

 果たして善治郎さんの意見がどのような形に繋がるのか、今後の展開に期待ですね。

 そして最後に、善治郎さんが日本から持ち込んだアレの量産ができたみたいです。

 日本ではありふれていますが、異世界では大変貴重な品のようでした。

 これがどう活かされるかで、物語に大きな影響を与えそうですね。

 様々な布石が打たれていますので、次巻以降が楽しみです。

 公爵に就任した善治郎さんが北の大陸に行くために準備を開始する今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:理想のヒモ生活 (17)
  • 原作: 渡辺恒彦
  • 漫画:日月ネコ
  • キャラクター原案:文倉十
  • 発売日:2023年6月2日
  • 定価:748円 (本体680円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:角川コミックス・エース

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 理想のヒモ生活 (1) (角川コミックス・エース)

  • 理想のヒモ生活 (2) (角川コミックス・エース)

  • 理想のヒモ生活 (3) (角川コミックス・エース)

  • 理想のヒモ生活 1 (ヒーロー文庫)

 


 

【著者:渡辺恒彦の別作品】

  • キミもまた、偽恋(オタク)だとしても。1〈上〉 (オーバーラップ文庫)

  • キミもまた、偽恋(オタク)だとしても。1〈下〉 (オーバーラップ文庫)

 


レビューに戻る▶

ブックマーク
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA