【レビュー】理想のヒモ生活 (19)【感想】

1.『あらすじ』

ついに北大陸へ上陸! 新天地がもたらす出会いは、新たな火種の影!?

『黄金の木の葉号』出航から数日後。
慣れない船旅も乗り越え、ついにたどり着いた北大陸の港町ポモージエ。

北大陸では珍しく「信仰の自由」を認めている町だというが、
滞在中に『教会』の関係者である傭兵と司祭に出会い――!?

新天地がもたらす出会いは、新たな火種の影!?
【未知への乗船篇】ついに北大陸へ上陸!

引用:KADOKAWA

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 黄金の木の葉号に乗り、南大陸を出航した善治郎。

 途中の島でルクレツィアと距離感を縮めながら、長い航海を続ける。

 そしてとうとう北大陸西部の国、ズウォタ・ヴォルノシチ貴族制共和国に辿り着く。

 また船を停泊させた港町の名前は、ポモージェという。

 この国は信仰の自由を認めており、北大陸で幅を利かせる協会の影響が他よりも大きくない。

 なので精霊信仰を掲げるウップサーラ王国にとっても、居心地の良い国である。

 北大陸の南部ではなく西部に停泊したのは、これが理由であった。

 そんな港町の高級宿に、善治郎はしばらく滞在することになる。

 するとそこで、傭兵部隊を率いるヤンという人物と出会う。

 どうやらこのヤンという人物の雇い主は、教会の司祭のようである。

 加えてその人物の名前も、同じくヤンであった。

 更にその後、そのヤン司祭に聞かせなければ大変なことになると言う少年が現れる。

 その少年の名前すらも、ヤンといった。

 そんな三人のヤンが顔を合わせたとき、物語が動き出す。

 果たしてこの港町に忍び寄る大事件の幕開けに、善治郎はどう対処していくのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻は北大陸の港町に辿り着いた善治郎さんが、三人のヤンさんに出会って事件に巻き込まれる展開です。

 長い船旅を乗り切った善治郎さんは、北大陸西部の港町に滞在することになりました。

 そこで傭兵を率いるヤンさんに出会い、その雇い主であるヤン司祭について話を聞きます。

 ですがその後ヤンと名乗る少年が現れて、ヤン司祭への面会を求めました。

 善治郎さんはその面会の切っ掛けを作るために、ヤン司祭と顔を合わせます。

 ヤン司祭は教会でも珍しく、中立の立場の者でした。

 どうやら協会は、使徒派と勇者派で対立しているらしいです。

 またその派閥の中には、過激な別の派閥があるみたいでした。

 事件を引き起こすのが過激派というのは、よくありますよね。

 ヤン少年はその重要な情報を、わざわざ遠くからヤン司祭に伝えるためにやってきたみたいです。

 次巻ではその問題に立ち向かうために、善治郎さんも巻き込まれて解決の糸口を探す感じでしょうか?

 それとも大きな戦いにこのまま発展してしまうのか、次の20巻が今から待ち遠しいですね。

 善治郎さんがウップサーラ王国辿り着くのは、もう少しかかりそうです。

 それはそうと、この作品もとうとうアニメ化が決まりましたね!

 おめでとうございます!

 だいぶ前からアニメ化するのではないかと思っていたので、予想が当たりました。

 いつ放送するのかはまだ分かりませんが、放送される日が楽しみですね。

 そういう訳でアニメを待ちながら、引き続きこの作品を読んでいこうと思います。

 北大陸西部に辿り着いた善治郎さんの前に三人のヤンさんが現れる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:理想のヒモ生活 (19)
  • 原作:渡辺恒彦
  • 漫画:日月ネコ
  • キャラクター原案: 文倉十
  • 発売日:2024年2月2日
  • 定価:748円 (本体680円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:角川コミックス・エース

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 理想のヒモ生活 (1) (角川コミックス・エース)

  • 理想のヒモ生活 (2) (角川コミックス・エース)

  • 理想のヒモ生活 (3) (角川コミックス・エース)

  • 理想のヒモ生活 1 (ヒーロー文庫)

 


 

【著者:渡辺恒彦の別作品】

  • キミもまた、偽恋(オタク)だとしても。1〈上〉 (オーバーラップ文庫)

  • キミもまた、偽恋(オタク)だとしても。1〈下〉 (オーバーラップ文庫)

 

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