1.『あらすじ』
召喚されたのは、ゲームで命も国境線も……貞操も(?)決まる世界!?
ニートでヒキコモリ、だがネット上では都市伝説とまで囁かれる天才ゲーマー兄妹・空と白。世界を「クソゲー」と呼ぶ二人は、ある日“神”を名乗る少年に異世界へ召喚される。そこは神により戦争が禁じられ、全てがゲームで決まる世界だった――そう、国境線さえも。二人のダメ人間は、異世界で人類の救世主となりえるのか?引用:MF文庫J
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
あらゆるゲームで頂点に立つ、『 』というゲーマーがいた。
半ば都市伝説と化していた『 』であるが、実際に存在している人物である。
兄『空』十八歳。
妹『白』十一歳。
この二人を合わせたのが、『 』という都市伝説級のゲーマーの正体だった。
共に引きこもりでゲーム廃人。人間関係には難がある。
この日も部屋から出ずに四徹でゲームをしていた。
そんな時、一通のメールが兄妹に届く。
内容はネットチェスの挑戦状であり、一興かと受けてみれば、二人で力を合わせてギリギリ勝利を掴むというレベルであった。
本来チェスの勝利後は、普通にそのままお終いである。
しかし、そうはならなかった。
この勝利は、異世界ディスボードへと誘われるきっかけとなる。
そう、対戦相手は人間ではなく、異世界の神だったのだ。
空と白は、こうして異世界に飛ばされる。
すべてがゲームで決まる世界。人命、国境、何もかもがだ。
そこで十六種族十六位。最弱種である人類種の国にやってくる二人。
図られたようなタイミングで発生する新国王を決めるゲーム。
空と白、『 』は、その争いに巻き込まれていくのだった。
2-2.『感想』
いやはや、ノーゲームノーライフは凄い作品ですね。
全てがゲームで決まる世界。私なら数回のゲームで全てを失いそうです。
『 』である空と白、二人の天才がゲームに勝利していく姿は痛快ですね。
それと、妹の白ちゃんが可愛いかったです。挿絵も素晴らしい。
ヒロインのステフちゃんも、かわいそ可愛いかったです。
そして肝心の王様を決めるゲームでは、『 』としての力を十分に発揮しました。
相手は人類種では作れない魔法を込めたゲームを使ってきます。
非常に厳しい戦いになりますが、心理戦、扇動、裏切り、何でも使って戦いました。
大変面白く、気が付けば読み終えてしまうこと間違いなしですね。
素晴らしい挿絵ですが、こちらも著者と同じ榎宮祐先生ということに驚きました。
著者とイラストの両方を兼任するライトノベル作家の先生は、意外と少ないです。
なので、このノーゲームノーライフは、そんな数少ないライトノベルの一冊という訳ですね。
大変だとは思いますが、榎宮祐先生には是非頑張っていただきたい。
ゲームが全てを決める異世界で他国と争うファンタジー作品に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです
- 著者:榎宮祐
- イラスト:榎宮祐
- 初版発行:2012年06月29日
- 定価:704円(本体640円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:MF文庫J
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- ノーゲーム・ノーライフ 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
- ノーゲーム・ノーライフ、です! (1) (MFコミックス アライブシリーズ)
- ノーゲーム・ノーライフ 第二章 東部連合編 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
- ノーゲーム・ノーライフ プラクティカルウォーゲーム (MF文庫J)
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