1.『あらすじ』
そらのおとしもの、プランダラの水無月すうがおくるドタバタコメディ開幕!
築70年、家賃5,000円。風呂場、洗面所、キッチン、トイレ全てが共同。片田舎の激安アパート“ダメ荘”に住む茶山優五の元に、天使・ハムエルがご降臨! 誰も彼もがもうダメそうな共同生活が始まる!!引用:KADOKAWA
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公の茶山優五は、碧江町で暮らす一人の駄目人間である。
優五は高校中退の20歳でほぼ無職であり、家賃5,000円の通称ダメ壮で暮らしていた。
なお築70年、風呂・洗面・台所・トイレが共同の激安アパートである。
しかしそんなある日のこと、優五が仏壇で拝んでいると驚くべきことが発生した。
優五の目の前の仏壇から、天使が出てきたのである。
自身をハムエルと名乗った天使の少女は、どうやら優五が就職できるように導くために来たらしい。
だが肝心の優五はそれを拒否して、ハムエルを何かと理由を付けては部屋から叩きだすのであった。
けれども諦められないハムエルは、様々な妥協の結果として優五と同棲することを選択する。
それからハムエルは地上での生活の中で優五とはもちろんのこと、ダメ壮や町に住む住民とも交流を深めながら、少しずつ生活に慣れていく。
また碧江町に存在する悪の秘密結社や、伝説の魔法少女も登場し始めた。
少し変わったこの町での生活の中で、果たしてハムエルは優五を就職させることができるのであろうか。
2-2.『感想』
この漫画はほぼ無職の主人公を導くために天使がやって来て、結果的に同棲を始めるストーリーになっています。
主人公の優五さんは激安アパート通称ダメ壮に住む20歳の青年であり、ほぼ働いていませんでした。
そんな優五さんの元に来たのがこれまたダメ天使のハムエルちゃん、通称ハム子ちゃんですね。
口が達者な優五さんは働くように促すハム子ちゃんを言いくるめて、最終的には同棲に持ち込みます。
けれども、そこに卑猥な気持ちはありません。
なにやら優五さんには、そのように思う暗い過去があるようですね。
こうして同棲がスタートするのですが、当然ほぼ無職の優五さんの部屋に食べ物はほとんどありません。
代わりに作中には六本足というモザイクだらけの食材が登場するのですが、読んでいてつい笑ってしまいました。
栄養があるとはいえ、私も食べたくはありません……。(^-^;
またベッドも当然一つしかないので、一緒に寝ることになります。
ですが、意識しているのはハム子ちゃんだけのようですね。
これは、ハム子ちゃんが優五さんに惚れていく感じでしょうか?
今後の展開には期待ができますね。
それはそうとハム子ちゃんの服装は、作者様の他作品でもある『そらのおとしもの』を彷彿とさせます。
もしかして『そらのおとしもの』のキャラクターが、何らかの形で登場したりするのでしょうか?
他の過去作でも『そらのおとしもの』のキャラクターが登場した作品はあるので、これは可能性が0ではありませんね。
あとは何やらいずれ大事件が起きることが示唆されているので、今後の展開にも目が離せません。
またどちらにしても今巻の最後には、とあるキャラクターの秘密が明かされる良いところで終わっているので続きが非常に気になりますね。
次巻の発売が今から楽しみです。
ほぼ無職のダメ人間の元にダメ天使がやって来て同棲を始める物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:優良物件もうダメ荘 ~風呂、トイレと天使は共同です~ (1)
- 著者:水無月すう
- 発売日:2023年6月26日
- 定価:748円 (本体680円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:角川コミックス・エース
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
【著者:水無月すうの別作品】
- プランダラ (1) (カドカワコミックス・エース)
- そらのおとしもの (1) (角川コミックス・エース)
- 私の救世主さま (1) (角川コミックス・エース)
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