【レビュー】怪獣8号 9【感想】

1.『あらすじ』

史上初、6号の適合者となり訓練する市川レノ。そしてカフカは、保科から隊式格闘術を教わり、努力を続けていた。さらに防衛隊は、9号災害を予測し、各部隊の準備を進める。一方、鳴海はキコルに母の形見・識別怪獣兵器4号を使えるよう指示を出す。──次世代が動き出す、第九巻!!

引用:集英社

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 主人公日比野ひびのカフカは、保科宗四郎ほしなそうしろうから隊式格闘術を教わっており自主練習を繰り返していた。

 そんなカフカの元に、四ノ宮しのみやキコルがやってくる。

 手には没収されていたカフカの端末があり、長谷川副隊長から渡すように言われたとのことだった。

 そうして端末を受け取ったカフカは、これにより仲間との連絡が再び可能になる。

 しかし、自分が怪獣8号だということがバレている現状、カフカは連絡するのが怖かった。

 だがカフカの葛藤とは裏腹に、端末に着信音が鳴り響く。

 戦々恐々とした気持ちの中、結果的に仲間からの連絡に出たことにより、カフカは仲間の本当の気持ちを知るのだった。

 そしてそんな最中、日本中では怪獣9号の災害予兆が現れ始める。

 日本各地で様々な怪獣が現れるものの、被害らしい被害を出さずに消える事件が多発した。

 またそれからしばらくして、今度は怪獣が一切出現しない日々が続いていく。

 嵐の前の静けさに日本防衛隊は戦力を蓄え、仲間たちは新たな識別怪獣兵器ナンバーズに身体を慣らしてそのときを待った。

 そして、怪獣9号が動き出す。

 日本の様々な重要地点に、怪獣たちが出現した。

 果たして日本防衛隊とカフカは、この事態を乗り越えることができるのであろうか。 

2-2.『感想』

 今巻は怪獣9号の災害に対して準備するのと、災害が始まり日本防衛隊が現地に移動して戦うまでの流れになっています。

 いやはや、本当に嵐の前の静けさという感じでして、次の巻以降怒涛の展開が予想できますね。

 カフカさんは今巻でまだ現地までの移動はしていませんが、怪獣8号に変身する姿が今から楽しみです。

 また仲間たちも識別怪獣兵器ナンバーズという強力な装備を手に入れているので、戦いに絶望感はありません。

 苦戦はしそうですが、それ以上の希望がありますね。

 ちなみにレノさん、キコルちゃん、保科さんがそれぞれ識別怪獣兵器ナンバーズ保持しています。

 キコルちゃんと保科さんは今巻で識別怪獣兵器ナンバーズのお披露目があり、とてもカッコよかったです。

 特にキコルちゃんは前に使っていた人物が母親であり、父親は9号にやられているので、この戦いにおける気持ちは人一倍強いようでした。

 その甲斐あって、識別怪獣兵器ナンバーズを身につけたキコルちゃんは序盤から隊長並みの力を発揮します。

 これは今後の成長面も含めて、大いに期待できますね。

 また保科さんの識別怪獣兵器ナンバーズは、元になった怪獣10号が今でも生きている状態です。

 なので身につけていても会話が可能であり、お互いの意思を合わせることで解放戦力を高めることができるようでした。

 お互いの思考が一致していればとても強そうですが、しかし簡単にはいきません。

 手薄なところから攻めたい保科さんと、真正面から特攻したい10号で意見が分かれてしまいます。

 考えが違うため、必然的に解放戦力が低下していきました。

 結局今回は保科さんが10号に合わせることにしましたが、いずれこの問題はどうにかしたほうがよさそうですね。

 9号の災害に備えて力を蓄え本番に臨む日本防衛隊に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:怪獣8号 9
  • 著者:松本直也
  • 初版発行:2023年3月3日
  • 定価:572円(税込)
  • 発行:集英社
  • レーベル:ジャンプコミックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 怪獣8号 1 (ジャンプコミックス)
  • 怪獣8号 2 (ジャンプコミックス)
  • 怪獣8号 3 (ジャンプコミックス)

 


 

【著者:松本直也の別作品】

  • ポチクロ 1 (ジャンプコミックス)
  • ねこわっぱ! 1 (ジャンプコミックス)

 


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