1.『あらすじ』
王国解放戦から3年が経った。筆頭公爵に叙せられた涼は、王都とロンドの森を行き来しつつ悠々自適の錬金術&農業三昧の日々を楽しんでいた。しかし貴族となれば厄介事と無縁ではいられない。遠く西方諸国へと向かう外交使節団に加わることに。しかも帝国の代表は先代皇帝・ルパート6世――つい3年前に敵として戦った男だった! お互いに腹の内を探りつつの旅路。いくつもの国を越えて、ようやく西方諸国最東端の街・ロプノールに辿り着いたが、街は真紅に染まり、住民は一人残らず消え去ってしまっていて……? 眠りから醒めたヴァンパイア達、”堕天”の謎、新たな悪魔の存在。かつての敵とともに、西方諸国にうごめく魑魅魍魎から使節団を守り抜け! 最強水魔法使いの気ままな冒険譚、第二部開幕!
引用:TOブックスオンライン
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
ナイトレイ王国の筆頭公爵になった涼。
ロンド公爵として、三年の月日が経過した。
そんなある日、王城から緊急の呼び出しがかかる。
駆けつけてみれば、アベルが危篤の状態だった。
しかし水魔法を駆使することで、何とかアベルを救うことに成功する。
その後アベル王の状態を確認するために、デブヒ帝国から使節団がやって来た。
案の定、復活したアベルに驚く使節団。
だが驚いているだけではなく、今回の表の目的を口にする。
どうやら、西方諸国へと向かう外交使節団の加わってほしいとのこと。
結果として、西方諸国にはこちらよりも進んだゴーレムがいることを知った涼が、喜んで行くことになった。
けれども外交使節団には、帝国の先代皇帝・ルパート6世や、連合の一つから先王ロベルト・ピルドなどが参加する。
油断ならない人物たちと共に、涼は西方諸国へと旅立つ。
そこで道中様々な事件に巻き込まれ、ヴァンパイアの公爵まで現れるのであった。
果たして涼は、無事に西方諸国に辿り着けるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻はデブヒ帝国やハンダルー諸国連合と共に、西方諸国まで外交使節団として向かう展開になっています。
涼さんがロンド公爵となってから、三年の月日が経過しました。
独自のゴーレムを作り出し、ロンドの森で農業や錬金術を楽しむ充実した日々を送っているようです。
しかしある日王城に行けば、デブヒ帝国から西方諸国へ行かないかという誘いを受けました。
どうやら、西方諸国で第百代教皇の就任式があるみたいです。
また西方諸国は、中央諸国よりもゴーレムのレベルも高いようでした。
ゴーレムに目が無い涼さんは、当然行くことを決めるわけですね。
そして道中では様々な問題が発生して、多くの伏線が張られていきました。
これは、今後大きな事件を呼びそうですね。
今巻では西方諸国の入り口に、なんとかたどり着くまでといった感じです。
次巻からが、本格的な西方諸国の始まりという感じですね。
新たな強敵も出てきて、涼さんも手を焼き始めました。
第二部では、簡単に無双という訳にはいかなそうですね。
それはそうと、第一部で敵だった帝国の先代皇帝・ルパート6世さんと旅路を共にするのは、いろんな意味ですごいです。
案の定、涼さんは勧誘されていました。(笑)
勧誘文句が魔王みたいだったので、これにはつい笑ってしまいます。
敵ですが、何だか憎めない人物ですね。
やはり元皇帝だったので、カリスマ性もあります。
ですが、元とついている通り、今巻で皇帝の座から降りていました。
息子に皇帝の座を譲ったみたいですね。
これには、読んでいて驚きました。
この人がデブヒ帝国の皇帝であった方が、強敵感がしますね。
まあ交代したからこそ、今回外交使節団として来たわけなんですが。
西方諸国もそうなのですが、デブヒ帝国の今後の動向にも目が離せませんね。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
西方諸国に外交使節団として向かい様々な事件に巻き込まれていく今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:水属性の魔法使い 第二部 西方諸国編Ⅰ
- 著者:久宝忠
- イラスト:天野英
- 発売日:2023年10月20日
- 定価:1,399円(税込)
- 発行:TOブックス
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編I
- 水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編II
- 水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編III
- 水属性の魔法使い@COMIC 第1巻 (コロナ・コミックス)
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