1.『あらすじ』
ハロウィンパーティーの翌日。雪菜に続いて瑠衣もが恵太に告白したことで、同じくリュグのモデルメンバーである澪や絢花の気持ちにも変化が生じていた。澪は改めて恵太の優しさに触れてドキドキしたり、絢花は幼馴染の関係から一歩踏み出そうとしてみたり……それぞれが自分の心と向き合っていく。そんな中、リュグの創設者である恵太の父親が突然帰国し、「一ヶ月後までに俺を満足させる下着を作れなければ、リュグは取り潰す」と一方的に宣言。ランジェリーデザイナーとしての恵太に最大の試練が訪れる! 恵太が大切にするブランドの運命、そして盛り上がる恋の行方は――?
引用:MF文庫J
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
瑠衣が恵太に告白したことにより、被服準備室は甘い雰囲気になっていた。
これまでツンツンしていたのが嘘のように、瑠衣は恵太にデレデレし始める。
それを見てリュグのモデルでもある三人は、どこか面白くない。
特に告白を先にしていた雪菜は、即座に対抗心を燃やす。
そん中で、澪も次第に自分の気持ちに気が付き始める。
だが甘い雰囲気も、恵太の父親である太一が帰国したことで状況が変わり始めた。
なんと一ヶ月以内に太一を満足させる下着を作れなければ、リュグを取り潰すと宣言されてしまう。
恵太は当然リュグを守るために、下着作りに奔走する。
だが自室が何故か太一に占領されてしまったので、恵太は幼馴染である絢花の家へと転がり込む。
そこで絢花と少しエッチなハプニングを発生させつつも、恵太は下着作りに頭を悩ませるのであった。
果たして恵太は、父親が納得する下着を作ることができるのであろうか。
またヒロインの中から、いったい誰を選ぶことになるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻はこれで最終巻となっており、リュグを守るために父親が納得する下着を作る展開になっています。
恵太君は元々高校三年生になるまでに、父親の太一さんを納得させる下着を作るのが目標でした。
しかしそれが前倒しになってしまい、一ヶ月以内に作れなければリュグを潰すと言われてしまいます。
もちろん恵太君は太一さんを認めさせるために頑張りますが、実はそもそも取り潰すのは決定事項の様でした。
なのでいくら自信作の下着を作っても、無駄という訳ですね。
最初は一体どうなるのかと、ハラハラしてしまいました。
詳しいことは言いませんが、最終的には素晴らしいものができた感じです。
あれには、納得せざるを得ませんよね。
それと今巻が最終巻とのことで、少々驚きました。
個人的にはこの倍くらい、刊行されてても良いと思います。
賞で恵太君を上回る下着のデザインをした謎の人物の伏線とか、ヒロインたちの恵太君を巡る戦いがもっと見たかったですね。
展開も結構早足でした。
しかし最終的に重要な部分は全て丸く収まったと思うので、良かったです。
王道といえば、王道の展開でしたね。
選ばれたのも、あの子でしたし。
それはそうと、下着をメインに取り扱ったラブコメは他に見たことがありません。
この作品で、パタンナーという職業を知りました。
下着はデザイナーだけではダメなのですね。
ちなみに個人的な推しは、泉ちゃんでした。(笑)
終盤いつの間にかフェードアウトしていったのが、少し悲しいです。
あとは乙葉ちゃんも個人的には好きですね。
成人しているけどロリな感じが、とても素晴らしいです。
魅力的なキャラクターが多かっただけに、これで終わってしまうのが少し残念ですね。
けれどもきれいに終わっていたので、納得はしています。
今後の花間燈先生の次回作を楽しみに待っていますね。
一ヶ月以内に父親が納得する下着を作れなければ会社を潰されてしまう最終巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:ランジェリーガールをお気に召すまま5
- 著者:花間燈
- イラスト:sune
- 発売日:2023年6月23日
- 定価:726円(本体660円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:MF文庫J
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- ランジェリーガールをお気に召すまま (MF文庫J)
- ランジェリーガールをお気に召すまま2 (MF文庫J)
- ランジェリーガールをお気に召すまま3 (MF文庫J)
- ランジェリーガールをお気に召すまま4 (MF文庫J)
【著者:花間燈の別作品】
- 可愛ければ変態でも好きになってくれますか? (MF文庫J)
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