【レビュー】義理の妹と結婚します1【感想】

1.『あらすじ』

ハリボテギャル義妹×率直すぎる男子=予想外のニヤニヤ展開!?

父が再婚した。義妹ができた。一目惚れした。
だから俺・松原タクローは、初顔合わせの場でこう宣言したんだ。

「俺は彼女を──近衛トーコさんを、性的な目で見ます」と。

だがなぜか、義妹からみた俺の第一印象は最悪らしく、同居生活は好感度-∞から始まることに。
しかも俺は、ちょっとばかりおっちょこちょいな性質で――

「どこが“ちょっと”ですか!毎日のように押し倒したり、胸を触ったり、下着を見たり!」

すまん妹よ。わざとじゃないんだ。
【契約】も交わしたし、もう少し俺という男を見極める時間をくれないか――
主人公に振り回されてヒロインが赤面しまくる!
ニヤニヤが止まらない、義妹ラブ100%ラブコメ登場!

引用:MF文庫J

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 父親の再婚により、義理の妹ができた主人公の松原まつばらタクロー。

 その義理の妹である近衛このえトーコは同い年であり、誕生日も同じ4月1日だった。

 しかし生まれた時間が数時間早かったことにより、タクローが兄になる。

 また義理の妹であるトーコはギャルのような見た目であり、顔合わせの日にタクローは一目ぼれしてしまう。

 そして両親含めての顔合わせ時に、『俺はあなたの娘さんを――トーコさんを性的な目で見ます』ということを義理の母に言ってしまった。

 当然トーコにドン引きされてしまうタクロー。

 好感度マイナスから始まった生活が、スタートする。

 だがおっちょこちょいであったタクローは、ことあるごとに問題を起こしてしまう。

 ラッキースケベによる押し倒しや胸へ接触、下着を見てしまうなどを連発してしまった。

 それによってトーコのタクローへの好感度はだだ下がりだ。

 けれども真面目で誠実なタクローと過ごしていく内に、トーコの気持ちに少しずつ変化が生まれていく。

 果たしてタクローは、タイトル通り義理の妹トーコと結婚することができるのであろうか。

2-2.『感想』

 この小説は義理の妹に一目ぼれして、将来的に結婚するかもしれない物語です。

 タイトル通りであれば、義理の妹トーコちゃんと結婚するのがこのストーリの終着点ですね。

 しかし出会いの第一印象は最悪になってしまい、トーコちゃんからの好感度はとても低いどころかマイナスのスタートでした。

 顔合わせ時に性的に見ていると言われたり、ラッキースケベで押し倒しからの胸揉みなどされてしまえば、仕方ないですね。(^-^;

 これだけ聞くとタクロー君がスケベだと思われてしまいますが、彼は誠実であり嘘が付けないドジっ子タイプなのでしょう。

 血のつながらない同い年の美少女が同じ家にいれば、性的に見ないのはありえないと考えたようです。

 確かに男子高校生であれば、意識しないのは難しいですよね。

 なので事前にそれを義理の母に言ってしまったわけです。

 ちなみにトーコちゃんと父親もそれを聞いてました。

 義理母と父親はそれを聞いて笑い、好意的にとらえます。

 ですがトーコちゃんはそうではなかったようですね。

 更に連発するラッキースケベを受ければ、警戒するのもうなずけます。

 ここから惚れさせて結婚まで持っていくのは、至難の業でしょう。

 いったいどのようにして、トーコちゃんの好感度を上げていくのか見ものです。

 今巻では親の結婚からトーコちゃんとの生活を経て、高校の新学期スタートまで書かれていました。

 トーコちゃん以外にも親友やお嬢様キャラのライバルもいるようでして、どちらもキャラが濃いです。

 次巻から本格的に物語が始まる感じですね。

 タイトル通りトーコちゃんと結婚するのか、実はそれはミスリードで別のヒロインと結婚するのか、今後の展開に目が離せません。

 義理の妹になった同い年のギャルに一目ぼれしていずれ結婚するかもしれない物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:義理の妹と結婚します
  • 著者:鈴木大輔
  • イラスト:遺伝子ひな
  • 発売日:2023年2月25日
  • 定価:704円(本体640円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:MF文庫J

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 義理の妹と結婚します2 (MF文庫J)

 


 

【著者:鈴木大輔の別作品】

  • ラブコメ・イン・ザ・ダーク (MF文庫J)
  • 育ちざかりの教え子がやけにエモい (ガガガ文庫)
  • お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ (MF文庫J)

 


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