1.『あらすじ』
潜む悪意と迫る脅威――。対峙した先で聖者は過去を陵駕する。
天界からセントゴダートに戻ってきたラセル達。そこで待っていたのは、魔物が溢れ出る大きな谷――魔峡谷だった。ギルドの指揮のもと迎撃の仕組みが整った頃、ラセルはエマの依頼で谷を挟んだ隣国、バート帝国の調査に向かうことに。
しかし、帝国へ入るには居住実績がある人物の同行が必要だという。故郷アドリアに住むヴィクトリアが帝国出身だと判明し道は開けるが、同時に明かされたのは彼女に刻まれた傷と痛ましい記憶だった――。シャーロットという規律の存在しない帝国。力に支配された国でラセルは聖者としての在り方を見つけ出す。
有り余る魔力で最強に至る英雄譚、救済の第六幕。引用:OVER LAP
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
王都セントゴダートに戻ってきたラセルたちは、そこで魔物が溢れ出す魔峡谷ができたことを知る。
王国と帝国の間にできたそこからは、定期的に魔物が出現するようだった。
ラセルたちは日々魔峡谷に赴いては、魔物を狩っていく。
そんな日々が続いたある日、探していたケイティがバート帝国にいることをギルドマスターのエマから教えられる。
ラセルたちは当然、ケイティを見つけ出すために帝国に行くことになった。
しかし魔峡谷の影響からか、帝国に入るには過去に帝国に住んでいた人物を連れていく必要がある。
結果としてラセルたちは、故郷アドリアに住むヴィクトリアにお願いすることになった。
そして無事に帝国に辿り着くと、闘技場やカジノで新たな出会いや問題に直面する。
またヴィクトリアの暗い過去も、明らかになってくのであった。
果たしてラセルたちは、帝国でこの問題を無事に解決することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は魔物が溢れ出てくる魔峡谷が発生したり、ケイティさんを見つけるため帝国へ行くことになる展開になっています。
天界から戻ってきたラセルさんたちですが、王国と帝国の間に魔峡谷ができてしまいました。
そこから魔物が溢れ出てくるので、対処に追われます。
また帝国に探していたケイティさんがいることが判明したため、仲間と共に帝国へと行くことになりました。
しかし帝国に入るには、過去に帝国で暮らしていた人物が必要なようです。
なのでラセルさんたちは、故郷アドリアに住むヴィクトリアさんを頼ることになりました。
ヴィクトリアさんは剣の達人でして、剣の勝負ではラセルさんでも敵いません。
これまでその強さの理由は謎でしたが、今巻でそれが判明しました。
加えて、ヴィクトリアさんの暗い過去も知ることなります。
これには、ヴィクトリアさんの強さにも納得ですね。
そして帝国に行くと、王国では禁止されている闘技場がありました。
他にもカジノがあり、奴隷も存在しています。
まさに、力こそ正義といったような国ですね。
格差が激しいので、心優しいラセルさんには思うところがあるようです。
そんな帝国でケイティさんを探している途中で、様々な問題に巻き込まれていく感じですね。
あとは久々にイヴちゃんとも再開して、パーティがより華やかになりました。
ラセルさんが男一人の状態でして、他に美女や美少女が合計六人のハーレムパーティです。
実にうらやましいですね。(笑)
まあ、実際にはある意味大変そうですが。(^-^;
今後ラセルさんとヒロインたちの関係がどうなるのか、目が離せませんね。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
バート帝国にて闘技場やカジノを巡り事件へと発展していく今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:黒鳶の聖者 6 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~
- 著者:まさみティー
- イラスト:イコモチ
- 発売日:2023年8月25日
- 定価:847円(税込)
- 発行:オーバーラップ
- レーベル:オーバーラップ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 黒鳶の聖者 1 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~ (オーバーラップ文庫)
- 黒鳶の聖者 2 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~ (オーバーラップ文庫)
- 黒鳶の聖者 3 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~ (オーバーラップ文庫)
- 黒鳶の聖者 1 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~ (ガルドコミックス)
【著者:まさみティーの別作品】
- 勇者の村の村人は魔族の女に懐かれる
- きゅうけいさんは休憩したい!~最強魔族に転生したけど人類の味方です~ 1 (Rentaコミックス)
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