【レビュー】怪獣8号 11【感想】

1.『あらすじ』

9号が作り出した5体の識別クラス怪獣が東方師団エリアに集結。防衛隊の主力を抹殺するため設計された識別怪獣に、苦戦を強いられる各隊長。その脅威は、東雲小隊長にも…。一方カフカは、戦いの前キコルと一つの約束を交わす。それは…!? ──己の信念を貫く、第十一巻!!

引用:集英社

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 弱点を突く形で、各地に現れた識別クラスの怪獣たち。

 被害は拡大していき、どこか一点でも突破されれば、全体の崩壊へと繋がりかねない。

 その中で13号相手に、東雲しののめ小隊長は窮地きゅうちおちいる。

 圧倒的な力の差に、もはやこれまでかに思われた。

 だがその時、カフカの登場によって状況が変わる。

 怪獣8号となったカフカが、13号に挑むのだった。

 またカフカはキコルに連絡をとり、ある約束を口にする。

 それによってキコルも吹っ切れ、怪獣15号の精神攻撃から脱するのであった。

 更に他にも窮地であった、鳴海なるみにも変化が訪れる。

 11号相手に成す術がなかった鳴海だが、識別兵器の新たな力を覚醒させた。

 そして一方的にやられていた保科ほしなも、この状況を打開するためにある武器を手にする。

 各地で発生した窮地であったが、こうして逆転の一手をそれぞれ手にしていくのであった。

 果たしてカフカたちは、迫りくる識別怪獣たちを倒すことができるのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻はそれぞれの弱点を突く形で用意された識別怪獣に対して、戦いの中で成長して逆転していく展開になっています。

 各地に現れた識別怪獣により、窮地に陥りました。

 しかしカフカさんの参戦を切っ掛けに、状況が変わり始めます。

 キコルちゃんや鳴海さん達が戦いの中で成長して、攻勢に出ました。

 保科さんも次の手を用意しており、次巻で決着が付きそうな感じです。

 それと窮地に陥ってから、成長して逆転勝利を収めるのは王道ですね。

 私も見ていてこれには、思わずワクワクしてしまいました。

 しかしカフカさんの出番は本来違ったので、これがどのような影響を与えるかですね。

 9号の相手をするときに、消耗していたらそれだけで不利でしょう。

 他の仲間たちも識別怪獣との戦いで、怪我や疲労状態です。

 加えて9号が他にも隠し玉を持っていた場合、かなりヤバイですね。

 けれどもここでカフカさんが現れなければ、状況は今以上に不味かったでしょう。

 下手をすれば、負けていた可能性もあります。

 なので、この時点での参戦は仕方がないですね。

 この逆転劇からどうなっていくのか、続きが非常に気になります。

 また識別怪獣には、目覚めていない能力があることが分かりました。

 それを識別兵器になった状態で、鳴海さんが覚醒させた感じです。

 そう考えるともしかしたら、怪獣8号にも何か隠された力があるかもしれません。

 これは覚醒する時が、今から楽しみですね。

 そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。

 カフカさんの参戦から一気に逆転しだす今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:怪獣8号 11
  • 著者:松本直也
  • 発売日:2023年12月4日
  • 定価:572円(税込)
  • 発行:集英社
  • レーベル:ジャンプコミックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 怪獣8号 1 (ジャンプコミックス)

  • 怪獣8号 2 (ジャンプコミックス)

  • 怪獣8号 3 (ジャンプコミックス)

 


 

【著者:松本直也の別作品】

  • ポチクロ 1 (ジャンプコミックス)

  • ねこわっぱ! 1 (ジャンプコミックス)

 


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