【レビュー】異修羅I 新魔王戦争【感想】

1.『あらすじ』

全員が最強、全員が英雄、一人だけが勇者。本物を決める闘争が今、始まる。

魔王が殺された後の世界。
そこには魔王さえも殺しうる修羅達が残った。
一目で相手の殺し方を見出す異世界の剣豪、音すら置き去りにする神速の槍兵、
伝説の武器を三本の腕で同時に扱う鳥竜の冒険者、一言で全てを実現する全能の詞術士、
不可知でありながら即死を司る天使の暗殺者……
ありとあらゆる種族、能力の頂点を極めた修羅達はさらなる強敵を、“本物の勇者”という栄光を求め、新たな闘争の火種を生み出す。
全員が最強、全員が英雄、一人だけが勇者。“本物”を決める激闘が今、幕を開ける――。

引用:電撃文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 本物の魔王により、世界は恐怖に支配されていた。

 それにより争っていた三王国も統合することになり、黄都になる。

 だがそんな本物の魔王も、いつの間にか勇者に倒されて平和がやってきた。

 しかし本物の魔王と勇者の生存はおろか、死体すらも発見できない。

 けれども自称勇者は、ひっきりなしにやって来る。

 そこで本物の勇者を決める、試合が行われることが決まった。

 各地より強者が集められて、準備が進んでいく。

 だがそんなとき、リチア新公国を治める魔王自称者タレンとの争いが発生する。

 リチア新公国も強者を集めており、先制攻撃を仕掛けてくるのであった。

 強者と強者がぶつかる争いは、果たしてどのような結末を引き起こすのであろうか。

2-2.『感想』

 この小説は本物の勇者を決めるため、各地から英雄たちが集まってくる物語になっています。

 また勇者を決める前に、リチア新公国との争いも発生しました。

 どの人物も最強であり、誰が勝ってもおかしくありません。

 加えて群像劇になっており、一人一人スポットが当たります。

 それにより、様々なキャラクターに対して感情移入してしまいました。

 今巻はキャラクターの紹介と、リチア新公国との争いがメインですね。

 次巻から本格的に、勇者を決める戦いが始まるかもしれません。

 ちなみに現状では長年鍛えた超人よりも、不可視の即死攻撃や、言葉によって何でも実現してしまうようなチート能力者の方が強い印象ですね。

 これらの人物たちとどのように戦っていくのか、非常に気になります。

 それとこの小説で最初に出てきたソウジロウさんには、何となく生き残ってほしいですね。

 どちらかいえば超人系なので、特殊系との戦いが楽しみです。

 加えて今巻でもそんな英雄が、何人か死亡しました。

 次巻以降誰が生き残っていくのか、こちらも要チェックですね。

 あとは一般人枠のユノちゃんには、強く生きてほしいです。

 でも何だかんだで、最後まで生き残る気がしました。(笑)

 目標が達成されないうちは、きっと大丈夫でしょう。

 そういう訳で、引き続きこの作品を読んでいこうと思います。

 本物の勇者を決めるために英雄たちが集う物語に興味があるかは、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:異修羅I 新魔王戦争
  • 著者:珪素
  • イラスト:クレタ
  • 発売日:2019年9月17日
  • 定価:1,430円(本体1,300円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:電撃の新文芸

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 異修羅II 殺界微塵嵐 (電撃の新文芸)

  • 異修羅III 絶息無声禍 (電撃の新文芸)

  • 異修羅 新魔王戦争(1) (KCデラックス)

 


 

【著者:珪素の別作品】

  • 超世界転生エグゾドライブ01 ‐激闘! 異世界全日本大会編‐〈上〉 (電撃の新文芸)

  • 超世界転生エグゾドライブ -激闘! 異世界全日本大会編- 1 (マッグガーデンコミックス Beat’sシリーズ)

 


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