【レビュー】リビルドワールドVII 超人【感想】

1.『あらすじ』

更なる強さを求め、アキラは新たな都市へ向かう! 待望の新章、開幕!!

 建国主義者討伐戦の死闘を経て、アキラはついにランク50に到達した。
 ハンターとして新たな一歩を踏み出すアキラの下に、キバヤシの紹介でクガマヤマ都市職員の若き才媛・ヒカルが現れる。
 ヒカルの勧めで都市間輸送車両の護衛依頼を受けたアキラは、新たな都市ツェゲルトへ向かう。
 しかし、初めて訪れる東側領域は全長数十メートルを超える巨虫群との激戦など、驚きと予想外の事態の連続で――!?
 更なる強さを求め、アキラの新たな戦いが始まる!!
 読者を熱狂させる大人気SFバトルアクション、書籍版オリジナル展開で贈る待望の新章がついに開幕!!

引用:電撃文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 ユミナを殺し、カツヤを倒したことで無事に生き延びたアキラは、病室で目が覚めた。 

 そこで見舞いに来たシズカに抱きしめられることで、ユミナを殺してしまったことの悲しさを受けいれる。

 アキラは大切な人を失うことの悲しさを知った。

 そして激しい戦闘により両手を失ったアキラは、人工培養によって新たな両手を作ることになる。

 ちなみに費用は、クガマヤマ都市が負担してくれるようだった。

 そうして翌日、アキラの病室にキバヤシがやってくる。

 相変わらずの無理無茶無謀に大喜びのキバヤシは、アキラが眠っている間に起きた出来事を説明した。

 またその後にはイナベも現れて、とある内容を話しアキラと実質的な協力関係になる。

 それから時が経ち、培養していた両手が完成して無事に手術で取り戻したアキラは、自宅へと帰還するのであった。

 これで肉体的には復活を果たしたが、装備を前の戦いでアキラは失っている。

 なのでいつも通りシズカの元へ行くのだが、どうやらアキラが活躍しすぎたせいで、様々な企業から自社の武器を使わないかとの営業が凄いらしい。

 交渉が複雑になりすぎて対処に困ったアキラは、キバヤシに相談することにした。

 そうしてキバヤシの指定した場所に向かうと、そこにはキバヤシはおらず、一人の少女がアキラを迎える。

 クガマヤマ都市広域経営部のヒカルと名乗る少女は、どうやらキバヤシの代わりのようであった。

 途中様々なことがあったが、最終的にアキラの担当となったヒカル。

 年若い少女でありながら都市の職員になるだけあって、とても優秀だった。

 アキラの代わり交渉を受け持ち、依頼を斡旋する。

 そうしてアキラは、後にヒカル同伴で都市間輸送車両の護衛依頼を受けるのだが、そこで巨虫類ジャイアントバグズや謎の襲撃者、超人との戦いに巻き込まれていくのであった。

2-2.『感想』

 新章開幕で新たなヒロインのヒカルちゃんと出会い、更なる強敵たちのいる東部へとアキラ君は行向かいます。

 新ヒロインのヒカルちゃんは優秀な都市の職員でして、挿絵のどや顔がとても可愛かったですね。

 アキラ君と抱き合うシーンや下着姿の挿絵など、この巻で存在感を出していきます。

 ですが個人的にヒロインといえば、前巻での衝撃が今でも忘れらません。

 ユミナちゃんはが亡くなったことが、とても悲しいです。

 ユミナちゃんにはカツヤ君がいたのでヒロインとは少し違うのですが、それでも生きていてほしかったですね。

 またアキラ君もユミナちゃんの死によって、考えに変化が生まれます。

 これまでは自分自身を弱いと思っていたアキラ君ですが、強いユミナちゃんに勝ったのだから自分が弱いはずはないと思うようになりました。

 また自分が弱いと思われたせいでユミナちゃんの死に繋がったと考え、アキラ君は客観的に強く思われるようにハンターランクを上げることにしたようです。

 そのためにヒカルちゃんの力を借りて、装備の交渉や依頼の斡旋をしてもらう訳ですね。

 ちなみにアキラ君のハンターランクは、前巻の活躍もあって50になりました。

 これは、クガマヤマ都市上位のランクです。

 しかしアキラ君が今巻で東へと向かえば、ハンターランク50は下の方でした。

 この世界では東に行くほど敵が強くなっていくので、必然的に東には強いハンターが集まるということです。

 まだまだアキラ君には伸びしろがあるようなので、どんどん強くなってもらいたいですね。

 新ヒロイン登場!東の街への護衛依頼で事件に巻き込まれて超人と戦うことになった今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:リビルドワールドVII 超人
  • 著者:ナフセ
  • イラスト:吟
  • 世界観イラスト:わいっしゅ
  • メカニックデザイン:cell
  • 初版発行:2023年1月16日
  • 定価:1,485円(本体1,350円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:電撃の新文芸

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • リビルドワールドI〈上〉 誘う亡霊 (電撃の新文芸)
  • リビルドワールドI〈下〉 無理無茶無謀 (電撃の新文芸)
  • リビルドワールド 1 (電撃コミックスNEXT)

 


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