1.『あらすじ』
蘇った赤龍アスヴァルとの死闘から数か月。
レンはあることをきっかけに、
これまで遠ざけていたはずの帝都へリシアとともに向かう。
そこで待っていたのは、
バルドル山脈で別れた少女フィオナ・イグナートとの運命的な再会。
さらにはレオメル中に名を轟かす人物たちとの出会いだった。
「俺にこの剣の才能があるんですか?」
帝国最高の騎士団の牙城に招かれ、彼らと剣を交える苛烈な訓練の末、
レンはさらに新たな力と、特別な剣技を得る。
そして、魔剣にもかつてない変化が訪れ――引用:電撃文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
バルドル山脈での事件が終わり、安息の日々を過ごしているレン。
休暇を貰い、実家へと里帰りすることに。
すると実家の村近くの滝つぼで、運命的にも〇〇が見つかるのであった。
対してリシアもエレンディルに行くことになり、そこで物語の主人公とヒロインに出会う。
奇しくもそれは物語通りであり、友好を深めた。
その後今度はリシアの護衛を兼ねて、レンは帝都へと行くことになる。
帝都ではパーティが行われており、残念ながらレンは参加していない。
しかしそこでリシアはフィオナと出会ったしまう。
お互いにレンのことを想っており、宣戦布告と言わんばかりに互いにレンに対する想いを宣言するのだった。
また時が経ち、レンも帝都でユリシス・イグナート侯爵と遭遇する。
しばらく語らった後、レンはユリシスから剛剣技の総本山である獅子聖庁の紹介状を渡された。
これによりレンは剛剣技を習得するために、獅子聖庁へと足を運び始める。
だがレンが新た力を付け始めたころ、帝都で暗躍する者たちが動き出す。
レンはいつの間にかそれに巻き込まれ、最終的には第三皇子であるラディウスとも関わっていくのであった。
果たしてレンは、帝都で起きる事件を無事に解決することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は帝都へと行きそこで新たな剣技を習い、次第に事件にも巻き込まれていく展開になっています。
リシアちゃんの護衛として帝都にやって来たレン君は、ユリシスさんから獅子聖庁の紹介状を渡されました。
そこで剛剣技を覚えることになったレン君は、どんどん強くなっていきます。
またリシアちゃんもフィオナちゃんと出会い、ライバル宣言してしまいました。
どちらもレン君のことが大好きであり、自分こそが相応しいと牽制した感じですね。
ですがだからといって険悪という訳ではなく、逆に仲は良好です。
二人は良き友人でもあり、良き恋のライバルになりました。
またククルちゃんという小動物が生まれて、新しく家族になっています。
以前手に入れた卵が孵った感じですね。
狐のような、猫のような見た目の白いふわふわちゃんです。
私もククルちゃんをもふもふしたいですね。
他にはとうとう物語の主人公とヒロインが登場しました。
物語の運命には抗えないのか、レン君とリシアちゃんは二人と出会ってしまいます。
けれども本来の出会いとは少し違うようで、今後そうした歪が大きくなっていきそうですね。
加えてユリシスさんが悪堕ちしなかったので、代わりの者たちが暗躍し始めました。
レン君はそれに巻き込まれていく感じですね。
そして次巻からはなんと、学院編が始まります。
ある意味ここまでがプロローグであり、学院編からようやくスタートといった感じですね。
物語の主人公やヒロインたちとの絡みも増えると思われるので、実に楽しみです。
加えてレン君が次にどんな魔剣を手にするのか、こちらにも目が離せません。
次巻も引き続き、読んでいこうと思います。
帝都で新たな出会いと剣技を習いながら事件に巻き込まれていく今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:物語の黒幕に転生して3 ~進化する魔剣とゲーム知識ですべてをねじ伏せる~
- 著者:結城涼
- イラスト:なかむら
- 発売日:2023年8月17日
- 定価:1,485円(本体1,350円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:電撃の新文芸
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 物語の黒幕に転生して ~進化する魔剣とゲーム知識ですべてをねじ伏せる~ (電撃の新文芸)
- 物語の黒幕に転生して2 ~進化する魔剣とゲーム知識ですべてをねじ伏せる~ (電撃の新文芸)
- 物語の黒幕に転生して (1) (角川コミックス・エース)
【著者:結城涼の別作品】
- 魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! (カドカワBOOKS)
- 魔石グルメ 1 魔物の力を食べたオレは最強! (ドラゴンコミックスエイジ)
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