【レビュー】物語の黒幕に転生して2 ~進化する魔剣とゲーム知識ですべてをねじ伏せる~【感想】

1.『あらすじ』

運命の出会いが新たな伝説を生む!? 大人気Webファンタジー第2弾!!

世界的な人気を誇るゲーム『七英雄の伝説』の世界に転生したレン。
村を離れた彼は聖女リシアとその父であるクラウゼル男爵の言葉もあって、
しばらく町にある男爵の屋敷で過ごすことを決める。
男爵家の仕事をしながらギルドで冒険者としても腕を振るい、リシアとともに充実した日々を送っていたが――。
そんな中、男爵家に力を貸すためリシアに見送られ、レンはある場所へ向かう。
そこで彼を待っていたのは思いもよらぬ少女との出会い。彼女は物語の大きなカギを握る人物と関係があり……?
「俺の剣はこういうときのためにありますから。なので──」
レンの物語は、さらに大きく動き出す──!

引用:電撃文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 レン・アシュトンの活躍により、七英雄の伝説の物語は別物へと変わっていく。

 七英雄の伝説Ⅰのラスボスでもあったユリシス・イグナート、その娘であるフィオナ・イグナートの命が助かった。

 本来物語ではフィオナが亡くなることが発端となり、ユリシスがラスボス化するはずであったが、それもくつがえる。

 そして死亡するはずであったフィオナは、物語の舞台である帝国士官学院の試験を受けるのであった。

 変わってクラウゼルではそんなことなどつゆ知らず、レンは聖女リシアの実家でしばらくお世話になることに。

 傷の具合も良くなり、冒険者として活動もし始める。

 新たな魔剣を手に入れ、稼いだ金銭を魔道具に変えて実家へと送る日々が続く。

 そんなある日、バルドル山脈のとりでから救援要請の狼煙のろしが上がる。

 レンが依頼を受けて向かってみれば、そこには帝国士官学院の試験を受けている学生たちと共に、間接的に命を助けた少女フィオナ・イグナートの姿があった。

 このレンとフィオナの出会いにより、物語はまた本来のものから変化していく。

 そしてバルドル山脈では新たな事件までもが発生し、フィオナの身に危険が迫る。

 果たしてレンは、この事件を解決してフィオナを救うことができるのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻では、新たなヒロインフィオナちゃんが登場します。

 本来亡くなるはずであった彼女ですが、レン君が狩ったシーフウルフェンの素材により一命をとりとめました。

 それにより恩義を感じているようであり、既に好感度はかなりものでしょう。

 しかし今巻で好感度が更に爆上がりします。

 これはリシアちゃんも油断していると、レン君をとられてしまいますね。

 ですが、リシアちゃんも負けてはいません。

 レン君にお守りを手渡したり、誕生日会ではつい読んでいてニヤニヤしてしまうような素晴らしいイベントがありました。

 二人のヒロインがどのようにレン君と関わっていくか、今後も楽しみです。

 また冒険者としても活動し始めたレン君は、どんどん成果を上げていきました。

 魔剣の力で魔物を倒しまくり、それを冒険者ギルドで提出すれば周囲は驚きます。

 既にリシアちゃんのことで有名になっており、英雄と呼ばれているので目立つことは仕方ないと割り切っているようですね。

 それはそうと、今回も新たな魔剣が増えました。

 どんな魔剣が出てくるのかと、毎回楽しみで仕方がありません。

 また後半では驚くべき存在と戦うことになりました。

 新たな情報がどんどん出てくるので、世界観が広がりますね。

 次巻は一体どのような展開が待ち受けているのかと、今からワクワクが止まりません。

 新ヒロインが登場と恐るべき敵が現れる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:物語の黒幕に転生して2 ~進化する魔剣とゲーム知識ですべてをねじ伏せる~
  • 著者:結城涼
  • イラスト:なかむら
  • 発売日:2023年3月17日
  • 定価:1,485円(本体1,350円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:電撃の新文芸

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 物語の黒幕に転生して ~進化する魔剣とゲーム知識ですべてをねじ伏せる~ (電撃の新文芸)
  • 物語の黒幕に転生して (1) (角川コミックス・エース)

 


 

【著者:結城涼の別作品】

  • 魔石グルメ 1 魔物の力を食べたオレは最強! (ドラゴンコミックスエイジ)
  • 魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強! (カドカワBOOKS)

 


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