1.『あらすじ』
王女、聖女、魔王、暗殺者、みんなヤンデレ信者になっちゃった!?
剣と魔法の世界アタラシア。
そこに転生した1人の少年カナタは
前世からの憧れだった配信活動を始める。数多くの娯楽はあれど、
そのようなモノが存在しなかった世界で
カナタの配信は注目を集め、
少しずつ世界を変えていくことに――引用:KADOKAWA
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
異世界転生した主人公のカナタは、ハイシンという名を使って配信活動をしていた。
その配信を視聴するのには、端末と呼ばれる機械のような物を利用する必要がある。
だが元々端末自体には、不特定多数に情報を発信する機能は備わっていなかった。
しかしそれもカナタが無限の魔力を持っていたことにより、問題は解決する。
当時のカナタが無限の魔力を使って、疑似的な配信サイトを作り上げたのだ。
なお他の人間がこれを行おうとすれば、数分で魔力が尽きるようである。
こうしてカナタは前世で憧れていた配信者となり、異世界の人々と配信を通じて交流を深めていく。
またコメント欄や投げ銭機能などもあるので、それもまた人々を熱中させる要因となった。
コメントに書かれた内容をカナタが答え、時には解決していく。
それによって視聴者の中には、カナタの信者になる者も現れていった。
投げ銭で毎日大金を送ることはもちろんのこと、カナタに殺害予告めいたことを仄めかす盗賊には、総出で襲撃するなどかなり過激である。
またカナタの信者になる者の中には王女や聖女、魔王に暗殺者などとても多種多様であった。
下手に権力や実力があるだけに、ヤンデレ信者となった彼女たちに正体がバレてしまえば一大事である。
だがそのことに全く気が付いていないカナタは、ふとしたことでヤンデレ信者たちに正体を少しずつ見破られていくのであった。
果たしてカナタは、ヤンデレ信者から身を守ることはできるのであろうか。
2-2.『感想』
この漫画は異世界転生した主人公が無限の魔力を使いただ一人の配信者として活動をした結果、ヤンデレ信者を量産してしまうストーリーになっています。
主人公のカナタ君は、異世界転生したことで無限の魔力を手に入れました。
その魔力を使い前世の憧れだった配信者になるため、独自のネットワークを構築します。
ちなみにこの世界には端末と呼ばれる、簡単なコミュニケーションができる機会のようなものがあるみたいですね。
それを使って、動画配信を定期的にしているみたいです。
ちなみに放送時の名前はカナタではなく、”ハイシン”という名前で活動しているようでした。
加えて放送はほぼ音声のみであり、たまに手を映したりしているようです。
異世界ではこうした生放送は無いので、たちまちカナタ君は人気を獲得していきました。
またこういった配信は、魔力の関係で他の人には真似できません。
なので配信活動は、まさにカナタ君の独占市場ですね。
投げ銭だけで、普通に遊んで暮らしていけるほどの人気です。
好きなことで大金を稼げるとは、うらやましい限りですね。
しかしここまで見ると順風満帆ですが、次第に状況にも変化が生まれました。
視聴者の中にヤンデレ信者が発生したことで、暗雲が立ち込めます。
カナタ君を神のように崇める彼女たちの依存性が、ヤバい感じでした。
一見普通の美少女なのですが、カナタ君の配信が始まると作画が崩壊するほど興奮し始めます。
これには読んでいて、つい笑ってしまいましたね。(笑)
その彼女たちですが、少しずつハイシン君の正体がカナタ君だと気づき始めます。
この巻ではまだ事件は起きていませんが、今後の巻では複数のヤンデレ信者に正体がバレる気がしますね。
その時、いろんな意味で悲劇が起きそうで怖いです。
今は楽しく配信をしているカナタ君ですが、ヤンデレ信者の存在に気が付いたときにはどうなってしまうのでしょう。
ある意味、ヤンデレ信者に追い詰め始めてからが読みどころですね。(笑)
カナタ君には強く生きてほしいですが、読者としてはヤンデレ信者が暴走するシーンが見たいです。
次巻以降の展開に、今後も目が離せませんね。
異世界で配信者になった主人公がヤンデレ信者を量産してしまう物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:異世界で配信活動をしたら大量のヤンデレ信者を生み出してしまった件(1)
- 原作:みょん
- 漫画:伊予嶺つく
- 発売日:2023年7月10日
- 定価:748円 (本体680円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:角川コミックス・エース
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
【原作:みょんの別作品】
- 男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる? (角川スニーカー文庫)
- エロゲのヒロインを寝取る男に転生したが、俺は絶対に寝取らない (角川スニーカー文庫)
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