【レビュー】うしろの席のぎゃるに好かれてしまった。 もう俺はダメかもしれない。【感想】

1.『あらすじ』

何の接点も無い彼女に好かれた…だけで、俺の学園生活が激変!?

 うしろの席の同級生で、学校有数の美少女ギャル・結崎志乃。

勉強ばかりで、友達が一人もいない日々を過ごす俺が、彼女を助けたのは、ほんの気まぐれにすぎなかった。
そのはずが――

「放課後が待ち遠しかった! ……ね、ちゅーして?」

 その出来事をきっかけに、俺は志乃と付き合うことになった。
学校が終われば一緒に過ごして、お互いの趣味に付き合って、頻繁にお泊まりして……
彼女は優しく、いつも俺にべったり。

 さらにクラスメイトに注目されるようになって、俺の見た目を改造してくれたり、俺の周りも騒がしく。
一人の時より、落ち着かないんだが……ま、こんな学校生活も悪くはないか。

引用:ファンタジア文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 主人公藤原三代ふじわらさんだいは、学校の帰り道で偶然、クラスメイトで後ろの席のギャルである結崎志乃ゆいざきしのに出会う。

 どうやら側溝のドブに足を突っ込んでしまい、制服が汚れてしまったようだった。加えて、付着した臭いも気にしていたようである。

 これからバイトなのだという志乃は、家に帰るのにもここから一時間半かかるとのことで、大変困っていた。

 それを聞いた三代は特に下心もなく、善意で住んでいる自宅マンションのシャワーを貸すことを提案する。

 意外にもその提案を受け入れた志乃は、三代の自宅マンションへと共に向かうのだった。

 ちなみに、この時二人は同じクラスだったのにも関わらず、お互いに初めての会話である。

 またこの偶然の出来事から、二人の関係は怒涛の勢いで縮まっていく。

 学校有数の美少女ギャルで、他校からも知名度がある志乃と、勉強だけが取り柄の陰キャボッチの三代。

 この二人の恋物語が、こうして始まった。

2-2.『感想』

 全く接点のない二人が、偶然の出会いで関係が発展していく恋愛物語です。

 ヒロインの志乃ちゃんは美少女であり、芸能スカウトが来るほどでした。

 当然、狙っている男子生徒もたくさんいます。

 なので、陰キャボッチの三代君は、そもそも住む世界が違うので、逆に下心が出なかったようですね。

 側溝のドブに片足を突っ込んで困っている志乃ちゃんを、善意で助けてシャワーを貸しました。

 ですが翌日、そのお礼を教室内で言われてしまい、周囲のクラスメイト達は勘違いしてしまいます。

 一躍時の人となった三代君。

 それから、少しずつ距離が縮まっていき、担任の女性教師のアドバイスや、志乃ちゃんの妹でマセている美希ちゃんの後押しがあり、二人は急接近します。

 後半からは、一気に二人のラブラブ度が増していきました。

 今後どのように二人が関係を深めていくのか、実に楽しみですね。

 偶然にも下心無く助けたギャルに好かれてしまう物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:うしろの席のぎゃるに好かれてしまった。 もう俺はダメかもしれない。
  • 著者:陸奥こはる
  • イラスト:緋月ひぐれ
  • 初版発行:2022年6月17日
  • 定価:748円(本体680円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:ファンタジア文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • うしろの席のぎゃるに好かれてしまった。2 もう俺はダメかもしれない。 (ファンタジア文庫)

 


 

【著者:陸奥こはるの別作品】

  • 家が燃えて人生どうでも良くなったから、残ったなけなしの金でダークエルフの奴隷を買った。 (カドカワBOOKS)
  • 家が燃えて人生どうでも良くなったから、残ったなけなしの金でダークエルフの奴隷を買った。 (1) (角川コミックス・エース)

 


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