1.『あらすじ』
「涼太先輩。私を妹だと思って、可愛がってくださいっ!」
ここ最近、俺はひなたに猛烈に甘えられている。つられた晶も、いつも以上に距離感が近く、なぜか月森さんまで加わり!?
きっかけは、上田兄妹の大喧嘩にあった。光惺が突然家を出ていき、ひなたがまさかの激おこ!そんな2人を仲裁するため、演劇部部長・西山が起死回生の……いや、ロクでもない作戦を立てたのだ。
「涼太先輩との仲を見せつけて、あの兄を嫉妬させるんです!」
結果、ひなたが大暴走! 彼女を心配しつつも、「僕にかまえー」オーラ全開の晶。
そんな彼女に俺・光惺・ひなたの3人の過去を話すことに……
今回は晶やひなたの意外で可愛い姿がたくさん!引用:ファンタジア文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
光惺が突然家を出たことに、妹のひなたは大慌て。
涼太が何とかとりなして、晶も含めて四人で話し合うことに。
どうやら光惺は別の場所に一人で住むことにしたようであり、親にも了承済みとのこと。
そして実は、芸能界への復帰を目指しているという。
加えて晶の父である健の所属している事務所、メテオスタープロモーションと契約したらしい。
そのことにも驚きだが、勝手に出ていったことに、ひなたは激怒する。
しかし光惺はわざと煽るような言動をして、ひなたを怒らせてしまう。
その後二人の関係を改善させるために、演劇部部長である西山がある作戦を実行に移す。
通称ドキチュー大作戦となったそれは、思わぬ結果をもたらすのであった。
また上田兄妹の過去も明らかになり、新たな事件も発生する。
果たして上田兄妹は、兄弟仲を改善することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は、上田兄妹にスポットが当たる展開になっています。
突然家を出ていってしまった光惺君に、妹のひなたちゃんは心配でなりませんでした。
常にそっけない態度の光惺君との仲を取り持つため、涼太君や演劇部員などが一肌脱ぎます。
また光惺君の芸能界への復帰や、ひなたちゃんと晶ちゃんの芸能オーディションも行われました。
卒業シーズンも迎え、二年生編も終わります。
そして光惺君の過去も明らかになり、なぜ芸能界を辞めたのか、妹ひなたちゃんへの気持ちなども判明しました。
今巻での涼太君と晶ちゃんは、完全サポートという感じですね。
この小説のもう一つの兄妹の物語が、今巻で描かれました。
しかし上田兄妹は血が繋がっているので、涼太君と晶ちゃんとは違いますね。
ですが後半を見る限り……今後どうなるのか、とても気になります。
そして次巻からは涼太君も三年生になり、晶ちゃんたちも芸能界に入っていく感じですね。
涼太君も、マネージャーとして頑張るようでした。
なので次の7巻からは、新シリーズという訳ですね。
芸能界に入り二人の関係がどのように変化していくのか、楽しみと不安な感情が渦巻きます。
他にも結菜ちゃんとの関係も、どうなっていくのでしょうか。
どちらにしても次巻以降分かることなので、素直に発売を待つことにします。
そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
上田兄妹の過去や現在の関係に変化が生まれる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:じつは義妹でした。6 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~
- 著者:白井ムク
- イラスト:千種みのり
- 発売日:2023年11月17日
- 定価:814円(本体740円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:ファンタジア文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- じつは義妹でした。 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~ (富士見ファンタジア文庫)
- じつは義妹でした。2 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~ (ファンタジア文庫)
- じつは義妹でした。3 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~ (ファンタジア文庫)
- じつは義妹でした。~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~ 1 (ドラゴンコミックスエイジ)
【著者:白井ムクの別作品】
- 双子まとめて『カノジョ』にしない? (ファンタジア文庫)
- 俺がピエロでなにが悪い! (講談社ラノベ文庫)
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