【レビュー】怪獣8号 side B 1【感想】

1.『あらすじ』

『怪獣8号』本編では描かれなかった防衛隊員達の姿を描いたノベルズをコミカライズ! 

 攻撃の主流が銃器になる中、刀とともに生きてきた保科宗四郎は刀を手放せず、防衛隊から去ることもできずにいた。

 そんな中、第3部隊隊長・亜白ミナに出会い──!?

引用:集英社

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 防衛隊の保科宗四郎ほしなそうしろうは、刀の扱いに長けた人物だった。

 しかし怪獣との戦いでは、現状銃器が主流である。

 なので刀の時代が終わったことを告げられ、指南役になる事を勧められた。

 だがそれを断り、宗四郎は防衛隊であり続ける。

 するとそんな時、第3部隊の隊長亜白あしろミナの部隊に誘われるのだった。

 そこで宗四郎は当初刀剣を使うのが自身だけであり、肩身が狭く感じてしまう。

 けれども活躍していくことで、認められていくのだった。

 後半では四ノ宮キコルの視点に変わり、専用武器の話が持ち上がる。

 そしてキコルは、専用武器を試すことになるのだった。

 果たしてキコルの専用武器とは、どれほどの威力を持つのであろうか。

2-2.『感想』

 この作品は怪獣8号のスピンオフとなっており、防衛隊員たちの活躍が描かれています。

 本編ではあまり見られない、キャラクターたちの過去などが明らかになりました。

 今巻では保科さんが第3部隊に所属するまでの流れや、銃器を扱えないことへの葛藤がメインに描写されています。

 他にもキコルちゃんに専用武器が与えられて、それを実際に試してみるエピソードがある感じですね。

 どちらもファンであれば、知って損はない内容でした。

 特に保科さんの過去は、読めてよかったです。

 本編では刀の達人で、凄い人物ですよね。

 ですがその過去には、様々な葛藤があったようです。

 現代では銃器がメインであり、刀剣は時代遅れ扱いのようでした。

 なので保科さんはその時、周囲からあまり評価されていない感じです。

 しかしそこに亜白さんが現れて、保科さんが第3部隊に誘われました。

 それにより、保科さんの人生が大きく変わる展開になります。

 こうしたキャラクターの過去が深堀されるのは、良いですね。

 ちょうど本編で保科さんが活躍していたので、より楽しめました。

 よく見れば本編12巻とこのsideB1巻の表紙は、どちらも保科さんですね。

 この二冊で、保科さんのファンが増えそうです。

 私もファンになりました。

 アニメでの活躍も楽しみですね。

 そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。

 保科さんの過去が明らかになる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:怪獣8号 side B 1
  • 原作:松本直也
  • 原作:安藤敬而
  • 漫画:肥田野健太郎
  • 発売日:2024年4月4日
  • 定価:572円(税込)
  • 発行:集英社
  • レーベル:ジャンプコミックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 怪獣8号 1 (ジャンプコミックス)

  • 怪獣8号 2 (ジャンプコミックス)

  • 怪獣8号 3 (ジャンプコミックス)

 


 

【著者:松本直也の別作品】

  • ポチクロ 1 (ジャンプコミックス)

  • ねこわっぱ! 1 (ジャンプコミックス)

 


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