1.『あらすじ』
ゾンビ増殖でブラックな人生変わった!
汚部屋でゾンビ映画を観て「会社に比べりゃ天国だよな」とつぶやく男・天道輝(24)は、かなりのブラック企業に入社して3年目。憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、いよいよ正常の向こう側に踏み込んでいた。ある朝、管理人が住民を「食べて」いるのを皮切りに、街ではゾンビが増殖開始。迫る死者たちに追われる輝が感じたのは……
『今際の国のアリス』麻生羽呂と『ハレルヤオーバードライブ!』高田康太郎による初の強力タッグ。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が「こんな”ゾンビもの”を待っていた。読むべし!!」と激推しする、前代未聞の青春ゾンビ活劇、ロケットスタート!!引用:小学館
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公の天動輝は、ブラック企業に勤める24歳の会社員である。
就職当初はやる気と希望に満ち溢れていたが、三年の月日が経ちまるでゾンビのようになってしまった。
加えて上司には日々いびられ、好きになった女性社員の鳳沙織は社長の愛人である。
ニュースでブラック企業のことが放送されていても、『ブラック企業は大変だなぁ』とどこか他人事だった。
このままではいずれ過労死も見えてきていたが、ある日大事件が起きる。
輝が外に出ると、周囲にはゾンビがあふれかえっていた。
普通ならば恐怖と絶望でパニックになるが、輝は違う。
これで会社に行く必要がなくなったと、歓喜するのであった。
ブラック企業からある意味解放された輝は、三年分の掃除をしたり、朝からビールを飲み始める。
だがふと冷蔵庫を見れば、食料が無いことに気が付く。
そこでコンビニへと出かけるのだが、偶然にも飲み物コーナーで美少女と出会う。
輝は美少女にラインの交換を申し出るが、当然断られてしまった。
更に自転車を盗まれる始末。
しかし代わりに近くに停めてあったバイクを手に入れて、輝は無事に帰宅を果たす。
そして自宅に戻ったとき、輝は自分がいずれゾンビになるだろうと考えた。
なので、『ゾンビになるまでにしたい100のこと』というリストを作る。
こうしてゾンビがあふれた世界で、輝はブラック企業からの呪縛から解放され、自由に生きるのであった。
2-2.『感想』
この漫画はブラック企業に勤める主人公が、ゾンビがあふれた世界で自由に生きるストーリーになっています。
主人公の輝さんは絵に描いたようなブラック企業で働いており、過労死一歩手前の状態でした。
しかしどういう訳か世の中にゾンビがあふれたことで、会社に行く必要がなくなります。
すると打って変わって、輝さんは歓喜して自由に行動し始めました。
ブラック企業で働きすぎて、精神がある意味凄いことになっているみたいですね。
ゾンビに対して恐怖や絶望は特になく、死すらもある意味恐れていません。
こういう世界では、どこか狂っていた方が生き延びやすそうですね。
それと輝さんは自分もいずれ遅かれ早かれ死ぬことは理解しているのか、『ゾンビになるまでにしたい100のこと』というリストを作りました。
気になるリストの内容は、好きな人に告白するや朝からビールを飲む、最愛の女性と出会うなど、多岐に渡ります。
輝さんはやりたいことを書き足していっては、一つずつリストを熟していきました。
そしてコンビニでは、ヒロインの女の子である三日月閑ちゃんも登場します。
まあ、今巻では拒絶されて自転車を盗まれただけですが。(笑)
今後の巻で、どのような関係に発展していくのか楽しみですね。
それと友人の竜崎憲一郎さんとも出会い、輝さんは二人で面白おかしく過ごし始めました。
ゾンビものは基本的にホラー作品ですが、この作品はホラーコメディといった感じですね。
このゾンビがあふれた世界で、輝さんが何をするのか今後とも目が離せません。
ゾンビがあふれた世界になったことでブラック企業から解放された主人公が、自由に生きていく物語です。
よろしければ、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ (1)
- 原作:麻生羽呂
- 作画:高田康太郎
- 発売日:2019年3月19日
- 定価:715円(税込)
- 発行:小学館
- レーベル:サンデーGXコミックス
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ (2) (サンデーGXコミックス)
- ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ (3) (サンデーGXコミックス)
【原作:麻生羽呂の別作品】
- 今際の国のアリス RETRY (1) (少年サンデーコミックス)
- 野湯ガール (1) (ビッグコミックス)
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