1.『あらすじ』
「俺ガイル」もう一つの物語
冷たい木枯らしの吹くクリスマス。
ささやかながらも暖かなパーティーの後、結衣は自身の心にもある”想い”が灯っていることに気付く。
届かない祈りも、叶わない願いもきっとある。でも、欲しいものがある。
本当は、嘘でもいい。
たとえ、まちがっていても、正しくなくても、その手を握っていたいーー。
数多の人が欲しいものを願う夜。願いの数だけ、想いの数だけ語られない物語がある--。
だから、これは、由比ヶ浜結衣の物語。引用:小学館
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
クリスマスのある日、由比ヶ浜結衣は自分の本当の気持ちを理解した。
そう、由比ヶ浜結衣は、比企谷八幡のことを好きなのである。
由比ヶ浜がそれを自覚した翌日、比企谷は外出中に偶然にも、由比ヶ浜に加えて、雪ノ下雪乃と出会う。
せっかくということなので行動を共にする三人は、喫茶店で折本かおりと遭遇した。
比企谷は過去、中学時代に折本へ告白していたこともあり、気まずい。
しかし、対して折本はそんなことを気にせず、積極的だ。
二人の関係に由比ヶ浜と雪ノ下は気になってしまう。
だが関係性について、二人が比企谷に追及することは無かった。
そうしてその日の夜、由比ヶ浜は比企谷に電話をかけて、大晦日の初詣に誘う。
もちろん、雪ノ下も一緒だ。
比企谷は由比ヶ浜の申し込みを承諾して、三人は当日初詣に行った。
そこで由比ヶ浜は比企谷に雪ノ下の誕生日が近いことを伝え、二人で買いに行くことに。
翌日二人で買い物を順調に進めるが、そこで奇しくも雪ノ下の姉である雪ノ下陽乃に出会ってしまう。
そこで比企谷は陽乃と二人きりになったとき、遠回しに由比ヶ浜と雪ノ下、どちらを選んだか訊かれる。
比企谷はそれに対して答えられるはずもなく、つい答えを誤魔化してしまった。
果たして比企谷は、いずれその答えを見つけることができるのであろうか。
2-2.『感想』
この本は、俺ガイルのもう一つの物語、由比ヶ浜ちゃんがメインヒロインのお話になります。
いわゆる、由比ヶ浜ちゃんルートですね。
俺ガイルの本編は完結していますが、再び始まりました。
個人的にとても嬉しいです。
この巻ではまだ、本格的に由比ヶ浜ちゃんのルートに入っていませんので、次巻以降から物語は進みそうですね。
しかし、この巻が発売されたのは2021年の9月なので、次巻が出るのか気になる方も当然いらっしゃると思います。
ですが、安心してください。
第2巻は2023年2月に発売されます! 当然、私は購入しますよ!
本編完結後も、まだまだ俺ガイルは終わりませんね。
それはそうと、やはり読んでいると渡航先生の文章が独特でとても勉強になります。
文章だけで、この人が書いていると分かるのは流石としか言いようがありません。
私もこんな個性のある文章が書けるようになりたいと思いました。
俺ガイルの由比ヶ浜ちゃんルートに興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結 1
- 著者:渡航
- イラスト:ぽんかん8
- 初版発行:2021年9月17日
- 定価:726円(税込)
- 発行:小学館
- レーベル:GAGAGA文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結 (2)
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー: 雪乃side (1) (ガガガ文庫)
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic 1 (サンデーGXコミックス)
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄言録-(1) (ビッグガンガンコミックス)
【著者:渡航の別作品】
- GETUP!GETLIVE!
- クオリディア・コード (ダッシュエックス文庫)
- どうでもいい 世界なんて: ークオリディア・コードー (ガガガ文庫)
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