1.『あらすじ』
ユニークスキル≪紙使い≫を雑魚スキルだと断定され、【聖剣の団】を追放された冒険者ヤクモ。しかし、ダンジョン攻略中に仲間をかばった影響で、もう一つのユニークスキル≪魔力極大≫が覚醒! ソロで強大なモンスターを瞬殺してしまう。そんなヤクモは、心機一転ソロでギルドの依頼を受けることに。こなす道中、美少女錬金術師アルミーネがモンスターに襲撃されている所に遭遇。覚醒した力で助けたところ、彼女から自身のパーティーに入らないかと勧誘されて!? 世界で唯一ユニークスキルを二つ持つ男の爽快バトルファンタジー開幕!
引用:双葉社
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公のヤクモは、『紙使い』というユニークスキルを所持していた。
また聖剣の団という、数十人からなる集団に加入している。
その中で新人だったヤクモだったが、直接戦闘能力が低いことで追放されてしまう。
更にユニークスキルである『紙使い』は、雑魚スキルだと喧伝されてしまった。
それによりどこの団も入ることができず、パーティすら加入できない。
結果としてヤクモは、ソロで活動し始める。
だがその途中、聖剣の団を追放される理由になった怪我で、次第に頭痛がひどくなっていく。
そして気が付けば、ヤクモは幼い頃に消失していた第二のユニークスキル、『魔力極大』が蘇る。
するとこれまで魔力が足りないためにサポートがメインだった『紙使い』が、真価を発揮し始めた。
そして錬金術師のアルミーネを偶然助けたことにより、ヤクモはパーティに誘われる。
新たな仲間たちと共に、ヤクモは紙使いとして活躍し始めるのであった。
果たしてヤクモを追放した聖剣の団の騎士団がこれを知ったとき、どうなるのであろうか。
2-2.『感想』
この小説は雑魚スキルと言われて追放されたヤクモ君が、二つ目のユニークスキルを使えるようになったことで真の仲間に出会う物語です。
聖剣の団に加入していたヤクモ君は、紙使いというユニークが役に立たないことを理由に、追放されてしまいました。
しかしその後怪我が原因で幼い頃に消失したユニークスキル、魔力極大が復活することで状況が変わります。
紙使いは魔力消費が激しくサポートしかできませんでしたが、魔力極大によって様々なことができるようになりました。
例えば数百もの紙を短剣に変えて放ったり、階段やトラップを作り出すなど自由自在です。
基礎魔力も魔力極大により、1800から700万以上になりました。
なので魔力切れも、中々起きません。
それとユニークスキルは本来、複数持つことはないようでした。
どうやらこれは、ヤクモ君の出生に何かしらの秘密があるみたいです。
次巻以降、そちらも次第に判明していくでしょう。
またヒロインのアルミーネちゃんや、ピルンちゃんが可愛いですね。
アルミーネちゃんがメインヒロインで、ピルンちゃんはサブヒロイン候補でしょうか。
ピルンちゃんは元気いっぱいのムービーメーカーで、恋愛とはまだ無縁な感じですね。
あとは仲間で猫人族のキナコさんも、ある意味愛らしい見た目でした。
ちなみにこちらは見た目二足歩行の茶トラ猫であり、中身はダンディな男性です。
キナコさんはキャラも立っており、仲間の中で一番の実力者のようでした。
現状はヤクモ君を含めて、この四人でパーティを組んでいます。
バランスが良く、雰囲気も最高ですね。
追放した聖剣の団は、愚かとしか言いようがありません。
いずれざまぁ展開が訪れることを、切に期待します。
まぁ、今巻でも悲惨なことになっていますけど。(笑)
そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
追放された紙使いが二つ目のユニークスキルと真の仲間に出会う物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:「雑魚スキル」と追放された紙使い、真の力が覚醒し世界最強に ~世界で僕だけユニークスキルを2つ持ってたので真の仲間と成り上がる~
- 著者:桑野和明
- イラスト:福きつね
- 発売日:2023年8月30日
- 定価:1,430円 (本体1,300円)
- 発行:双葉社
- レーベル:Mノベルス
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
【著者:桑野和明の別作品】
- 異世界カード無双 魔神殺しのFランク冒険者 (Kラノベブックス)
- 神楽坂0丁目-あやかし学校の先生になりました (双葉文庫)
- 京都の甘味処は神様専用です (双葉文庫)
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