【レビュー】俺は星間国家の悪徳領主!6【感想】

1.『あらすじ』

激突! 一閃流VS一閃流!?
善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。
彼は差し向けられた刺客から第三皇子クレオを守り抜き、第二皇子ライナスとの政争に勝利する。
しかし政敵である第一皇子カルヴァンの策略により、帝国へ侵攻してきた連合王国との戦争を押し付けられてしまうのだった。
帝国の内と外に敵を抱えた状況へと陥るリアムだが、危機はそれだけにとどまらず――
「はじめまして、兄弟子」「お前を殺して、俺が師匠の一閃流を受け継ぐ!」
一閃流を名乗る二人組が命を狙ってきて……!?
悪徳領主が目標なのに剣の道も邁進する勘違い領地経営譚、第6幕!!

引用:オーバーラップ文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 主人公、リアム・セラ・バンフィールドは、第三皇子クレオ・ノーア・アルバレイトの後ろ盾である。

 次の皇帝を決める争いの中で、第二皇子ライナスを撃破したことにより、第一皇子カルヴァンに目をつけられてしまう。

 そんな折に、ライナスと密約を交わしていた連合王国が、ライナスの死亡をきっかけに戦争を仕掛けてきた。

 更にこの戦争の総大将をカルヴァンの策略により押し付けられたクレオ。

 それにより勝っても負けてもカルヴァンに有利な展開に持っていかれてしまう。

 また裏では案内人が暗躍し始め、リアムを不幸にするために、今回はあえてリアムに幸運を運び始める。

 しかしそれが上手く絡み合ってしまい、労働者不足を補うために移民を欲しがったリアムを手助けすれば、受け入れた移民が原因で民主化のデモが発生し始めた。

 そして不運は続き、リアムの使う一閃流の妹弟子二人が現れ、リアムの命を狙い始める。

 果たして、リアムはこの困難な状況を乗り切ることはできるのだろうか。

2-2.『感想』

 今回は、戦争・民主化デモ・妹弟子の襲撃と、様々な展開が発生しました。

 いつもリアム君を不幸にするために暗躍している案内人が、今回あえてリアム君に幸運を運でいます。

 一見それは良いことのように思えますが、幸運にすると何故かリアム君が不幸になりました。

 それを見て大歓喜する案内人。

 カルヴァンさんをピンチにすれば、それを逆手にとってクレオ君が戦争の総大将にされてしまいました。

 民主化のデモも、幸運が反転した結果ですね。

 更に、妹弟子二人が襲撃してきます。

 見た目はとても可愛らしい二人ですが、クセが強そうですね。

 果たして、リアム君は二対一でどう戦うのでしょうか?

 初の一閃流どうしの戦いなので、見どころです。

 またこの巻では、珍しく機動騎士にほとんどリアム君が乗りませんでした。

 その代わり、一閃流の凄さが際立ちます。

 戦艦を一閃で斬ってしまうのは、流石としか言いようがありません。

 リアム君は生身でも人外になってきましたね。

 他にも裏ではエイラちゃんが、クルト君をTS化させた違法薬物を根絶させています。

 個人的にクルト君がTSする前巻の話は好きだったので、今後TSクルト君が再出場するのか、少し不安ですね。

 また出てきてほしいなぁ。TSクルト君。

 星間国家で悪徳領主になるSFファンタジーに興味がある方は、この機会に是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:俺は星間国家の悪徳領主!⑥
  • 著者:三嶋与夢
  • イラスト:高峰ナダレ
  • 初版発行:2022年12月25日
  • 定価:792円(税込)
  • 発行:オーバーラップ
  • レーベル:オーバーラップ文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 俺は星間国家の悪徳領主! 1 (ガルドコミックス)
  • 俺は星間国家の悪徳領主! 1 (オーバーラップ文庫)
  • あたしは星間国家の英雄騎士!1 (オーバーラップ文庫)

 


 

【著者:三嶋与夢の別作品】

  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1 (GCノベルズ)
  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 01(ドラゴンコミックスエイジ)
  • セブンス 1 (ヒーロー文庫)

 


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