1.『あらすじ』
憧れの悪代官プレイ!?
善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。
彼の行方不明中に起こった領内の混乱も収束し、リアムは首都星での修行を再開していた。そんな中、案内人は新たな策を巡らせており――
「忌々しいリアム――お前の吐き気を催す感謝の気持ちとももうすぐお別れだ」
軍事国家「グドワール覇王国」が帝国へ宣戦布告! 今回は参戦しないはずのリアムも、何者かの思惑で前線近くの惑星に代官として派遣されることに。
行方不明事件の反省から、天城達に出撃を禁止されたリアムだけど……?
悪徳領主が目標だから「悪代官」にも憧れちゃう勘違い領地経営譚、第8幕!!引用:OVERLAP
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
首都星で修行を再開したリアム。
あと四年も続ければ長かった修行期間も終わり、一人前の貴族になれる。
なのでリアムは、もうすぐ自由になれると浮かれていた。
だがそんなリアムとは対照的に、クレオは不満を溜めている。
面会に来る者が何人も、リアムへの口利きを願ったからだ。
しかしそんな時クレオの母親が現れて、実家のラングラン家を重用するように言ってくる。
クレオはこのままではリアムの力が大きくなりすぎると思い、その言葉に乗ってしまう。
そして結果として、リアムは辺境の星に代官として飛ばされるのだった。
加えて近くでは、カルヴァン率いる帝国とグドーワール覇王国が戦争をしている。
名目上はその後方支援として、リアムは代官になったのだ。
普通ならこの実質の左遷に憤慨してもおかしくないが、リアムは逆に喜んだ。
なぜなら悪代官にも、憧れていたからである。
そうして自称悪代官として活動していたのだが、案内人とその同等の存在であるグドーワールの力によって、戦争へと巻き込まれるのであった。
果たしてリアムは、グドーワール覇王国との戦争を無事に乗り切ることができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は代官として辺境に飛ばされたリアム君が、自称悪代官として活躍する展開です。
またグドーワール覇王国との戦争に巻き込まれて、強敵と戦うことになる感じですね。
今巻では新たな新型機にも乗って、大暴れします。
もちろん最後はアヴィドに搭乗して、規格外の力を発揮しました。
他にも派閥の問題にも巻き込まれるのですが、原因の一つはクレオ君の暗躍ですね。
どうやらリアム君のお飾りであることに、不満があるみたいです。
恩はありますが、将来に備えて色々し始めました。
これが後々どうなるのか、とても気になりますね。
それと今巻では、TSしたクルト君こと、リーリエちゃんが再登場しました。
わずかな時間リアム君と会えることを知ったクルト君が、わざわざ女の子になって接触します。
ますます状態が悪化しているようで、恋心はもはや隠せませんね。
正体がバレる日は、果たして来るのでしょうか。(笑)
個人的にTSしたクルト君はとても好きなので、今後も登場して欲しいですね。
あと今巻でとうとう、憧れの悪代官になったリアム君。
しかしいつも通り、勘違いから崇拝され始めます。(笑)
既にその星は以前の持ち主の手によって、搾取できる状態ではありませんでした。
なのでまずは状態を改善することから始めた結果、崇められた感じですね。(笑)
この勘違いの部分が、毎回面白いです。
他にも覇王国という、某修羅の国の宇宙版の国と戦争しました。
本来はカルヴァンが戦争を指揮しているので、リアム君が直接出ることはありません。
しかし案内人とその同等の存在であるグドーワールにより、導かれてしまいます。
覇王国には最強の王太子がおり、リアム君の元までたどり着く感じですね。
そして一対一の戦いになり、激戦を繰り広げます。
イベント盛りだくさんだったので、今巻も読みごたえのある一冊でした。
次巻がどうなるのか、続きを読めるのが今から待ち遠しいです。
そう言う訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
辺境の星で悪代官なりながら覇王国との戦争に巻き込まれる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:俺は星間国家の悪徳領主!⑧
- 著者:三嶋与夢
- イラスト:高峰ナダレ
- 発売日:2024年1月25日
- 定価: 924円(税込)
- 発行:オーバーラップ
- レーベル:オーバーラップ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 俺は星間国家の悪徳領主! 1 (オーバーラップ文庫)
- 俺は星間国家の悪徳領主! 1 (ガルドコミックス)
- あたしは星間国家の英雄騎士!① (オーバーラップ文庫)
【著者:三嶋与夢の別作品】
- 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1 (GCノベルズ)
- あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です 1 (乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です マリエルート)
- セブンス 1 (ヒーロー文庫)
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