1.『あらすじ』
イケメン死すべし! モブから始まる、乙女ゲー風異世界ファンタジー!!
「結婚するなら、ミレーヌさんを選びますね」
ラーシェル神聖王国が周辺諸国と手を組みホルファート王国を包囲した。
武力を背景にラーシェルが提示する和平の条件。
それはリオンの持つ全てのロストアイテムを他国へ割譲せよというもの。そんな王国の窮地に王妃ミレーヌが一計を案じる。
ラーシェルとの前線にリオンを配置し彼の国を抑え込み、
その間に他国との交渉を進めよというのだ。しかし、ミレーヌにはどこか余裕がない。
複雑な思いを抱えながらもリオンは、
前線――フレーザー侯爵領に向かうのだが……。引用:GC NOVELS
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公リオン・フォウ・バルトファルトはあまりにも活躍しすぎてしまった。
その結果周辺諸国から警戒され、ラーシェル神聖王国が周辺諸国と手を組み、ホルファート王国を包囲してしまう。
圧倒的な強さで叩き潰しても良かったのだが、その場合超大国であるヴォルデノワ神聖魔法帝国に危険視される可能性が高かった。
超大国である帝国を敵に回すことは、リオンであっても無謀である。
そんな最中、王妃ミレーヌがこの戦争の行く末を考え、リオンをラーシュルとの国境にあるフレーザー侯爵領へと連れてきた。
しかしミレーヌを信じてついてきたリオンであるが、その作戦にリオンは納得ができない。
仲間たちも戦争をなるべく穏便に済ませるために奔走し始めた。
そしてリオンを見極めるため、とある人物もやってくる。
果たしてリオンは、ミレーヌを説得するかとができるのだろうか。
またラーシェル神聖王国の対処方法を見つけることができるのか、リオンの苦難は続く。
2-2.『感想』
この巻のヒロインは誰かと聞かれれば、王妃ミレーヌさんでしょう。
ミレーヌさんはもちろん人妻で、子供はリオン君と同い年です。
しかし、そんな年の子供がいるとは思えないほど、ミレーヌさんは美人ですね。
リオン君に迫られて、ミレーヌさんも満更ではないようです。
そこにこの巻での窮地を突破する糸口がありそうですね。
ミレーヌさんとの対立は読んでいて心苦しいので、リオン君の口説く力が試されます。
それはそうと、モブセカのアニメ二期が決まったそうですね! おめでとうございます!
今から放送される日が楽しみです。
また、今回11巻と同時に、通称マリエルートと言われている『あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です 1』が同時発売されます。
私はもちろん読みました。
そして読み終わった後に、この巻11を読んでいて、とあるマリエちゃんのセリフが気になりました。
それがこちら――
『まぁ、兄妹で恋愛感情とか私も無理だけどね。糞兄貴を異性として見られないし、そもそも魅力とかないし。兄貴を選ぶくらいなら、私はずっと一人でいいわ』
――というセリフです。
私は思いました「いや、マリエルートでリオン君に惚れてたやん!」と。
まあ、本編とマリエルートは違うのですが、私はそう思ってしまいました。
話が少し脱線してしまいましたね。
マリエルートといえば、この11巻の読者アンケートにも、もちろんマリエルートがありました。
今回のマリエルートは過去編のようで、大変興味深かったです。とても続きが気になりました。
もちろん、次の本編12巻も楽しみです。
あれが復活したということは、そろそろ物語にも終わりが近づいてきましたね。
web版のころから大好きで読んでいたので、なんとなくそれを察してしまいます。
しかし、書籍版では加筆修正が多いので、今後の展開がどうなるのかは未知数でしょう。
今後の展開も、目が離せませんね。
乙女ゲーの世界にモブとして転生したはずが、様々な問題に巻き込まれつつも人妻王妃様を口説く今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 11
- 著者:三嶋与夢
- イラスト:孟達
- 初版発行:2022年12月28日
- 定価:1,320円 (本体1,200円+税10%)
- 発行:マイクロマガジン社
- レーベル:GC NOVELS
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です 1 (GCノベルズ)
- 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1 (GCノベルズ)
- 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 01(ドラゴンコミックスエイジ)
【著者:三嶋与夢の別作品】
- 俺は星間国家の悪徳領主! 1 (ガルドコミックス)
- 俺は星間国家の悪徳領主! 1 (オーバーラップ文庫)
- あたしは星間国家の英雄騎士!1 (オーバーラップ文庫)
- セブンス 1 (ヒーロー文庫)
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